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2015.03.17
カテゴリ：2015年03月分
 AFP BB NEWS 2015年03月17日（火）16時28分の配信です。 収賄疑惑のタイ寺院、寄付金24億円を返還へ  タイ・バンコクのタンマガーイ寺院で行われた 万仏節の行事で、ろうそくを前に祈る仏教徒たち （2015年3月4日撮影、資料写真）。 (c)AFP/Nicolas ASFOURI 【3月17日 AFP】収賄疑惑の渦中にあるタイのタンマガーイ寺院 （Dhammakaya Temple）が16日、約2000万ドル（約24億円）の 寄付金を返還することを明らかにした。 ・・・続きはこちらから 私見です。 タンマガーイ寺院の万仏節の行事で、ろうそくを前に祈る仏教徒の 人達は、このろうそくの本当の教えが分からなかったのでしょうか。 御存じの方には正に釈迦に説法ですが、知ったかぶりに説明します。 御釈迦様とろうそくの逸話といいますと必ずこの話がでます。 古代インドでの事でした。 マガダ国の阿闍世（あじやせ）王が釈迦を請じて供養をしました。 釈迦が宮殿から祇園精舎への帰り道に王が万灯をともした時，貧乏な 一老女も灯明をかかげようと思い，わずかの銭を都合して一灯をともし ました。 その時一陣の風が吹きます。 王のあげた灯明は全て消えたのに対し、老女のろうそくだけが消え ず灯っていて釈迦の足元を照らしたと言います。 それから「長者の万灯より貧者の一灯」という言葉が生まれました。 現在の解釈では、自分の寄付を謙遜して使う場合もあります。 それを、極楽浄土も金次第と説法して金集めに励んだタンマガーイ 寺院は、タイ国民の逆鱗に触れても仕方のない事でしょう。 タイの仏教界はかなり腐敗していますが、世界中が「あっ」と驚いた のは、2013年7月タイからの報道でした。 あるYou Tubeの映像が波紋を広げていました。 映っているのはオレンジ色の袈裟をまとった３人の僧侶です。 しゃれたプライベートジェットに乗り、派手なサングラスにイヤホン 姿で革張りの座席には、ルイ・ヴィトンのバッグが置かれています。 禁欲に徹すべきとされる、タイの僧侶の問題行動が報じられるのは 初めてではありません。 薬物摂取や買春、高級外車に乗る姿がたびたび新聞をにぎわして います。 それでもこれ程、贅沢な様子がビデオで撮られたのはタイでも珍しい 事でした。 プライベートジェット機で移動する様子を撮影した動画がインター ネット上に流出し批判を浴びたタイ人僧侶はタイ東北部シーサケート県 のパーカンティタム寺のウィラポンスカポン僧（通称、住職ルアン・ プ・ネンカーム・チャティゴ）（34）です。 2013年7月13日にタイの仏教界から、強制還俗処分を受け僧籍を 失いました。 ルアン・プ・ネンカーム氏は、詐欺、15歳以下に対する性的暴行、脱税、 麻薬、自動車運転過失致死、資金洗浄などの容疑でタイ当局の取り調べを 受けています。 これまでの調べで、ルアン・プ・ネンカームとその家族は銀行口座に ２億バーツ以上の預金を持ち、ほぼ毎日、入金送金が行われていた事が 確認されています。 また、メルセデス・ベンツの乗用車22台、9500万バーツ相当を所有し、 さらに自動車35台を発注していました。 ルアン・プ・ネンカームとの間に、11歳になる子供を設けたとする 26歳の女性が名乗り出たことで、15歳以下の未成年者と性的関係を 持った疑いも強まっています。 ルアン・プ・ネンカームはプライベートジェット機の動画のほか、 サングラス姿でメルセデス・ベンツの乗用車に寄りかかる写真や 説法の最中に信者に空気清浄機を売り込む様子を撮影した動画など がネット上に流れ、スキャンダルになっていました。 タイ法務省特捜局はルアン・プ・ネンカームが、大仏や病院の 建設をうたい集めた多額の寄付金を私的に流用し、麻薬密売に 関与した疑いがあるとみています。 この事件が仏教界の自浄力を高めるかと思われましたが、逆だった 様です。 タイの仏教界は、この事件を自ら模倣し、肥え太って行きました。 御釈迦様の「長者の万灯より貧者の一灯」の教えはどこへ行って しまったのでしょう。 ヒゲでした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2015.03.17 20:29:36
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