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2015.03.23
カテゴリ：2015年03月分
 AFP BB NEWS 2015年03月23日（月）07時03分の配信です。 リー・クアンユー氏が死去、シンガポール初代首相  都内のホテルで開かれた国際会議に出席したシンガポールの リー・クアンユー元首相（2011年5月26日撮影、資料写真）。 (c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA 【3月23日 AFP】（一部更新）シンガポール初代首相を務め、植民地 独立後のアジア諸国における偉人の一人であるリー・クアンユー（Lee Kuan Yew）氏が23日未明、入院先の病院で死去した。 91歳。 首相府が発表した。 ・・・続きはこちらから 私見です。 シンガポール首相府は「シンガポール初代首相リー・クアンユー氏の 逝去を深い悲しみをもってお伝えする。リー氏は午前3時18分 （日本時間同4時18分）、シンガポール総合病院で安らかに亡く なった」と発表しました。 91歳でした。 リー・クアンユー氏は、重度の肺炎のため2月5日からシンガポール 総合病院に入院しました。 感染症にかかり容体が悪化し人工呼吸器を装着され集中治療室（ICU） で抗生物質の投与を受けていましたが、最近になって危篤状態に陥って いました。 リー・クアンユー氏は1923年、当時の英植民地シンガポールで華人 （中国系客家の四世）家庭に生まれます。 第二次大戦中、シンガポールを占領した日本軍の報道部に約1年勤務し、 終戦とともに渡英し、ケンブリッジ大（法学）を首席で卒業しました。 シンガポール帰郷後は弁護士として活動し1954年に留学経験者の仲間を 中核として後に与党となる人民行動党（PAP）を結党し、書記長に選ばれ ます。 イギリス連邦シンガポール自治州の総選挙で1959年にPAPが勝利 すると、35歳で英連邦自治州首相に就任してから31年にわたり政権 を担当しました。 1963年、シンガポールのマレーシア連邦加入に伴い州政府首相となり、 1965年8月、マレーシアからの分離・独立で成立したシンガポール 共和国の初代首相に就任します。 1990年11月にゴー・チョクトン第1副首相（当時）に首相の座を禅譲 首相の座から退きます。 数年前に政治の表舞台からは退きましたが、2011年まで閣内にとどまり、 影響力を持ち続けました。 2004年に副首相兼財務相だったリー・シェンロン氏が首相になっても、 政権ナンバー3の顧問相として閣内にとどまり、影響力を維持しました。 リー・シェンロン現首相はリー・クアンユー氏の長男に当たります。 現在もシンガポールは、人民行動党（PAP）による一党支配体制が続いて います。 政権は長男のリー・シェンロン首相ら「第３世代」による集団指導体制に 移行していて、リー・クアンユー氏の死去による大きな混乱はないとみら れます。 リー元首相は、長期（約30年）にわたり権威主義的政治体制、いわゆる 「開発独裁」を体現しました。 独裁政権下ながらシンガポールの経済的繁栄を実現し、強引な政治手法が 批判される一方で、日本をしのぐ繁栄をもたらした功績は高く評価されて います。 晩年はアジアを代表する政治家として世界各国を飛び回り、米国や台頭 する中国についての持論も展開しました。 シンガポールの繁栄の基礎を築き、「建国の父」とも呼ばれたカリスマ 政治家の死去に、シンガポール国民は大きな衝撃を受けています。 一つの時代が終わりました、御冥福をお祈り致します。 ヒゲでした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2015.03.23 08:57:59
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