【中国無差別殺傷】 ウイグル族が忽然と消えたホテル 事件に関与? 公安当局は執拗な捜索
MSN 産経ニュース 03月03日(日)18時52分の配信です。【中国無差別殺傷】ウイグル族が忽然と消えたホテル 事件に関与? 公安当局は執拗な捜索 昆明市内のウイグル族居住区で、宿泊していた多数のウイグル族が姿を消したホテル=3日、雲南省昆明市(川越一撮影)【昆明(中国雲南省)=川越一】中国雲南省の省都、昆明市の昆明駅で29人が死亡、143人が負傷した無差別殺傷事件で、公安当局は3日、いまだに逃走しているとみられる犯行グループ数人の行方を全力で追っている。特にウイグル族が多く居住する地域では、執拗(しつよう)な捜索が行われており、ウイグル族が忽然(こつぜん)と姿を消したホテルもある。 ・・・続きはこちらから私見です。同市西南部に位置する大樹営地区。建物が密集するその一画に、ウイグル族がよく利用している小さなホテルがあります。6階建てのホテルの2階と3階は通常、ウイグル族で埋まっているといいます。ホテルの話しでは「平均して20~30人のウイグル族が宿泊している。全員、長期滞在の人たちだ。でも事件の後、みんな荷物を部屋に残したまま、戻ってこなくなった」と話しました。2日夜には、40~50人の公安関係者がホテルを訪れ、部屋をくまなく捜索していったといいます。1日夜昆明駅で起きた無差別殺傷事件は、中国当局の調べで(偏見?)「新疆ウイグル地区の裂主義勢力による組織的な暴力テロ事件」と断定されました。共産党中央委員会第3回全体会議(3中全会)を控えた昨年10月末、北京の天安門前に車が突入し炎上する事件が起きました。当局は「ウイグル独立派組織が関与した組織的なテロ」と断定しました。今回は全人代に向けて各地で警備態勢を強化しているさなかに北京から遠く離れた雲南省昆明で発生しています。新疆ウイグル自治区からも遠距離ですし、組織的犯行ですが、ウイグル人に断定して良いものやら政府のいまのやり方に義憤を感じている少数民族は数あります。天安門での車両爆破事件があまりに大きく報道され、政府もこの手の事件が起きれば、犯人はまずウイグル人となってしまうのかもしれません。(犯行声明がありません。)政府からは素早い捜査と犯人の割り出しを求められ、犯人に仕立てやすいのでしょう・・・ヒゲでした。