中国、防空識別圏に戦闘機 設定撤回求めるなら「まず日本から」
AFP BB NEWS 11月29日(金)07時10分の配信です。中国、防空識別圏に戦闘機 設定撤回求めるなら「まず日本から」 中国・北京の中国航空工業集団公司前に展示されている中国国産のJ10戦闘機(2013年11月28日撮影)。(c)AFP/Mark RALSTON【11月29日 AFP】中国空軍は28日、同国が尖閣諸島(中国名:釣魚島)を含む東シナ海の空域に設定した防空識別圏(ADIZ)に複数の戦闘機と早期警戒機1機を出動させたと発表した。 ・・・続きはこちらから私見です。防空識別圏の設定の是非を問われ世界中から批難されている中国ですが、28日尖閣諸島の自国の識別圏内と主張している空域に戦闘機複数と早期警戒機1機を投入した事を発表しました。日本を含めアメリカなどの主要国が中国の防空識別圏内を予告なしに、通過している事実に対応した措置と思われます。唯、この騒動を習金平国家主席が完全に把握しているかは、疑問の残るところです。中国軍のトップが独自の判断で早期警戒機の投入を決めた可能性も否定できません。識別圏に関してはかなり周到に習国家主席も関わっていたものと報道されています。今回の日本の抗議に対し中国側は44年前に日本が先に防空識別圏を勝手に設けたので撤回しろと抗議して来ました。日本が撤回すれば「44年後に中国も考える」と喧嘩を売るような返事を返して来ました。44年前の1969年の中国は、発展途上国で国民を飢えさせロシアからミグ21戦闘機を買い取りパクリで(一応ライセンス生産)J-7(殲撃七型)を制作していた時代です。珍宝島事件(ダマンスキー島事件)に際してはJ-6などとともに戦線へ投入されましたが、同地域では数機のJ-7がソ連空軍のMiG-23との空中戦で一方的に撃墜されたほか9K32地対空ミサイルの攻撃によって落とされていた時代です。当時の中国には、防空識別圏などと言う概念など無かったでしょうし、海域を領土の延長と考える様になったのはつい最近の事です。2012年にようやく中古の航空母艦「遼寧」を海に浮かべる様な国です。※中国の航空母艦中国の訓練船「遼寧」は、ウクライナでスクラップとして2,000万ドルで売却する予定の船を買い取り改造したものです。その為、船にはエンジンが積まれていませんでした。中国は蒸気タービンエンジンや、さらに進んだガスタービンエンジンを国産する能力が無く、結局、船舶用ディーゼルエンジンを積んだといいます。戦闘には全く不向きで訓練船として活用する事しかできません。それでも、空母は空母です。ヒゲでした。