太陽光発電 1Hデータ 1時間データ 発電量解析
影 陰 電線 日影 日陰 影響 実績 定量化
太陽高度 太陽方位角
全天日射量 傾斜面日射量 日照時間 風速 湿度 気温
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前回、
隣家の建物の影の影響の定量化について、記載しました。
今回は同様の解析法により、電線の影響を評価したいと思います。
我が家の影の影響は以下の通りです。
[1]南東側2階建て
冬場の朝方はパネル全面が影になり、徐々に影がなくなる、
最後はパネル1枚に影が残る。
[2]南西側5階建て建物(少し離れている)
冬場の15:00頃にパネルに影ができる。
(これらは前回、記載しました)
[3]西側電線9本(南北方向に走っている)
冬場は太陽高度が低いため、影響が出るのが13:30頃からである。
発電指数:公称出力あたりの発電量/傾斜面日射量[kWh/kW/(MJ/m2)]
<グラフ上段>
発電指数の温度補正値vs太陽高度(2011/12/25~2012/12/24の1年間)
<グラフ下段>
発電指数の温度補正値:時系列データ(2011/12/25~2012/12/24の1年間)
データは日照時間1.0hの晴れの日でフィルタリングしています。
温度補正によりパネル推定温度を25℃に補正しています。
12:00~13:00は一年中、影になりませんので、ベンチマークのデータ
とみなすことができます。発電指数は一年中、一定の値:0.26程度
を示しております。
13:00~14:00は冬場のみ電線の影響が出ると思われますので、
冬場の指数低下が電線の影響と思われます。
14:00~16:00は一年中、電線の影響が出ると思われますので、
ベンチマークの点線からの低下分が電線の影響と思われます。
14:00~15:00 発電指数0.26⇒0.24に約8%程度低下
15:00~16:00 発電指数0.26⇒0.23に約12%程度低下
方位角と高度の図に影になる時期と時間を示しておきます。
全発電量に換算すれば2%程度になると思われます。
電線の影は一年中、発生していましたので、月別の
性能評価には現れず、定量化が難しかったのですが、
今回のデータ整理により、把握できたので、よかったです。
<前回記事>
(1)データ採取方法
(2)発電量の温度依存性
(3)温度依存性HITvsCIS対比
(4)隣家の影の影響を定量化
<本記事>
(5)電線の影の影響を定量化
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