『極北ラプソディ』 海堂尊
『極北ラプソディ』 海堂尊を読みました。極北クレイマーの続きです。海堂さんの本はほぼ読んでいるのですが、読む間隔があいてしまうためつながりのあるキャラクターもすっかり忘れてしまっていてシリーズとして最近は楽しめなくなってしまっていて少し残念です。ただ、医療の話もこういった本を読まないと触れることのない世界なので読むと少しでも問題を知ることができるので読むと世界が広がります。今回は、破綻した都市での病院の現実とドクターヘリを飛ばすことの大変さや現実みたいなものが主な内容でした。物語は今中先生が読者と比較的近い立場で(といってもお医者さんですが)世良先生や速水先生に疑問をぶつけるという感じで話が進んでいきます。最後に世良先生と看護師の花房さんとの恋愛話があって以前の流れをすっかり忘れてしまったので、そこを楽しめなくてちょっと残念でした。シリーズ物は忘れてしまうとそんなところがもったいないですね。次はいつもどうしようと思うのですが、また新刊が出たら読んでみたいと思いました。