カテゴリ:アニメ・漫画
17年前の今日、日本人は自国メーカー初優勝の快挙に沸いていた。
そう、ル・マン24時間耐久レースでマツダ787B(この車の色は何となく仮面ライダーアマゾンを彷彿させる)が奇跡の優勝を遂げた日だ。あの日のアマゾン…いや、マツダ787Bにサムライ魂を感じたのは、おそらく私だけではあるまい。 といってもドライバーは全員外国人だったけど サムライ魂といえば、やはり彼等―泣く子も黙る新選組でしょう! 新選組は幕末の京都で活躍した会津藩お抱えの軍事組織(人斬り集団)で、彼等の滅びの美学は多くの日本人の琴線にグリグリと触れてくる。 新選組関連の書籍を積み上げると月まで届くんじゃね!? といわれるくらい、あるわあるわ…。代表的なものに、子母澤寛さんの「新選組始末記」、司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」などがある。 今回紹介する三宅乱丈さんの漫画「秘密の新選組」は、子母澤さんや司馬さんの名作と並べて語っても決して遜色のない面白さ 新選組なんて興味ねぇや!と言われる方に特にお薦めしたい。尤も新選組を知ってから読むと、格段に面白さが増すのだけれど。 新選組には秘密があった。 飲めば、男の中に眠るホールモーンが目を覚まし、 男の乳首を乳房にしてしまうという秘密の薬。 ひょんなことからその薬を飲んでしまった新選組幹部! その効き目は4、5日のはずだったが、なぜか6日経っても乳房は消えないまま―!! 焦るトシ(土方)、のん気なカッちゃん(近藤)、 怒る原田、乙女全開の藤堂、悲劇に襲われる沖田…。 トンデモない秘密を抱えてしまった 新選組の明日はどうなる!? 近藤さんのイタズラで薬を飲んでしまった新選組幹部たちが、オッパイの秘密を隠すために大暴走してしまう―という話なのだが、無駄に史実に忠実なところが素晴らしい。 当の本人・近藤さんは何も変わらないが、土方さんはいつもヒステリー気味だし、藤堂さんは乙女度が暴走してアニキな永倉さんに胸キュン、沖田さんに至ってはある不幸な事件をきっかけに徐々に狂気じみていく始末 残る一人、原田さんはというと、短気なところは変わらないが、元々美男だったこともあって、本人には全くその気がないものの色香漂う美人に この原田さんの美人っぷりに斉藤さんは心を鷲掴みにされてしまう。 そして、そんな幹部の暴走に不信感を募らせる山南さん…。 隔月刊のマンガ・エロティクス・エフという雑誌に連載されているため、コミックスは年1冊発刊というスローペース。1年365日のうち、364日は“早く新刊出ないかしらん”状態だ。 嗚呼、夏に発刊されるであろう4巻が待ち遠しい。一体この先どうなっていることやら!? この漫画を特にお薦めしたい方 ・原田左之助ファン…(今のところ)左之助だけは美形だし、見せ場もたっぷり♪ ・永倉新八ファン…藤堂さんの重すぎる愛に辟易しつつも、頼れる兄貴分。但し巨乳好き。 お薦め出来る方 ・斉藤一ファン…左之助の艶姿に悶々としている姿が結構いじらしい…(^^ゞ ・近藤勇ファン…オッパイが生えようと何ら気にすることもない、豪快さが魅力。 ・山南敬助ファン…唯一の常識人!? 土方さんとの対立がそろそろ表面化しそう。 ・井上源三郎ファン(いるのか?)…おまけまんが「極意の源さん」ぐらいしか出番なし。 あまり読まない方がいい方 ・土方歳三ファン…ヒステリー過剰で、よく泣く。どうやら近藤さんに惚れているらしい…。 ・藤堂平助ファン…ついには女装してしまうほどに乙女度上昇。貧乳が悩み(><) 絶対に読んではいけない方 ・沖田総司ファン…ちゃんとヒラメ顔に描かれている上、狂気じみててコワいほど 沖田さん=夭折の美剣士という従来のイメージは微塵もない。ホンマに気の毒。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.24 05:05:45
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