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国立国際美術館の「エッセンシャル・ペインティング」展のプレビュウに出かけた。
今のイメージ絵画を代表する欧米の13人の画家の個展が集まったような展覧会。 そこに特定の様式や流行を見つけることは出来ない。ひとりひとりの画家が「絵画の 終焉」をいかにして回避するかという問題に真剣に取り組んでいる。 現代美術は世界中にひろまって、さまざまな文化の土壌に「現代美術」という同じ種 をまいた。同じ種が土壌の違いによってどんな具合に成長したのか。海外の影響を受 けた表現ではなく、自らの土壌を掘り下げた表現でなければならないと再認識するこ とができる。 プレビュウのあと、ギャラリー風で開かれている中村一美展のオープニングをのぞい た。中村は日本の今の絵画を牽引する画家である。彼は「エッセンシャル・ペインティ ング」展に何人かの日本人作家を加えたらもっと面白くなったのではと発言した。 しかし、「エッセンシャル・ペインティング」展の企画者は、日本には「ペインティ ング」はないと考えているらしい。ならば、「ペインティング」でなくてもよい。 「ペインティング」ではない「ペインティング」を集めればとても面白い展覧会にな るだろうなと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年10月03日 00時37分36秒
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