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テーマ:ヨーロッパ旅行(4187)
カテゴリ:歴史散歩
今回のイギリス巨石めぐりの旅は、飛行機からレンタカー、フェリー、宿の予約に至るまですべて自分たちでやりました。いわゆる個人旅行というやつですね。
英国までの往復チケットは、冬場は4~5万円台の格安チケットが出ているのですが、5月ごろから高くなり、6~7万円となります。でもよくよく調べてみると、燃料サーチャージやロンドンの空港利用税を加算すると10万円ぐらいになってしまいます。それならばと伴侶さんが探してくれたのですが、全日空の早割りでもすべて込みで一人10万円ぐらいで行ける(マイレージも1・5倍の特典付き)ことがわかったので、ANAのチケットを春先に予約・購入しました。 それにしても、10万円でイギリスに行けるようになるとは安くなったものです。私がイギリスに留学した30年前は、どんなに安いチケット(アエロフロートかキャセイパシフィック)でも往復17万~19万円はしました。物価上昇分を考慮すれば、3分の1か4分の1の運賃になった計算でしょうか。日本国内の旅行が高いせいからかもしれませんが、感覚的には海外旅行も国内旅行も料金的にはさほど差がなくなったように(むしろ国内旅行のほうがかなり割高に)感じられます。 往復チケットが確保できれば、次に必要なのはイギリス国内の足です。今回のテーマは古代巨石めぐり。イギリスの公共交通機関だけでは、とてもイギリス各地の巨石まで行き着けないことは過去の経験からもわかっていました。ということは、答えは一つしかありませんね。レンタカーです。 ハーツ、エイビスなど各社の料金を比較した結果、私はEUROPCARを選びました。コンパクトカーで、二週間の基本料金は309ポンド(4万5000円。)これにフルカバーの保険104ポンド(1万5000円)や税金、超過となる一日分料金などを足して全部で538ドル(8万円)でした。ただし、私はマニュアルを選びましたが、オートマだとさらに200ポンド加算され、ナビを入れると、さらに100ポンド以上余計にかかります。ナビのオプションは最後まで迷いましたが、私にはfurafuranさんという優秀なナビゲーター(いろいろな意味で)がおりましたので、あえて機械に頼らないことにしました。ナビに頼ると、機械とだけ対話して、地元の人に道を聞くという大事な作業がおろそかになるかもしれませんでしたしね。実際、勘を頼りに道に迷いながら巨石探しをするのは、そのときは大変でしたが、後になってからはいい思い出となっています(笑)。 あとは宿屋ですね。ロンドンに着いた日から二日間は、ロンドン郊外のリッチモンド・アポン・テムズというかって(といっても19世紀後半の話ですが)知った懐かしの場所の宿を手配しました。その後は英国に行ってから予約しようかと思ったのですが、伴侶さんの希望もあり、出発3日前になってから、全15泊分をすべて事前に予約する方針に転換しました。 RAC(英国王立自動車クラブ)のサイトで、目的地間のおよその走行時間を割り出し、巨石があるとみられる場所をすべて地図上で洗い出し、旅行ルートの策定にかかります。どんなに運転する場合でも一日5時間をなるべく超えないように策定したつもりでしたが、実際にイギリスで運転してみると、3時間のはずが道に迷って5時間になるなど、大幅な時間超過となることが頻繁に起こりました(笑)。それでも夏時間と10時ごろまで明るいイギリスの空に助けられて、ほぼ予定通りに策定ルートを走破いたしました。もちろん地図と格闘しながらナビをしてくれた伴侶さんと、親切に道を教えてくれた地元の人に感謝です。 しかもありがたいことに、訪れる巨石や遺跡では、必ずといっていいほど晴れるという奇跡のような体験もありました。朝から大雨でも目的地の巨石群に着いた前後一時間だけ晴れるというあまりのタイミングのよさに、イギリスの天気の神様(巨石の神様?)に感謝せずにはいられませんでした。 宿の予約も、BOOKING.COMの口コミ情報を頼りに評価が高くて料金の手ごろなものを選択。いずれも評価通りの宿屋ばかりでした。 こうしてすべて順調に、当初の予定をすべてこなすことができました。唯一の誤算だったのは、持って行った傘を一度も開かなかったということでしょうか(笑)。本当にありがとうございました。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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