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テーマ:歴史なんでも(780)
カテゴリ:歴史散歩
そもそも、がり勉とスポーツマンというのは両立しえないものなのです。
甲子園を目指すことは私の青春である一方、勉強も好きでしたから常に試験でいい点を取りたいと思うわけです。 しかも私は全教科すべてが面白いと思って勉強しますから、ほとんど好き嫌いがないんですね。 強いて挙げれば、歴史や化学などの暗記物が苦手といえば苦手です。 それでも4か5は取ってしまいますから、普通の学生からしてみれば苦手というほどでもありません。 得意な科目は英語と数学。授業中にほぼ完全に理解して覚えてしまいますから、試験直前にちょっと勉強するだけでそれほど苦も無く5をとっていました。 ですから、期末試験対策といえば、いかに歴史や化学などの暗記物の教科を効率よく覚えるか、ということに尽きます。 とても一夜漬けでは太刀打ちできないのが、私にとっては社会科系の科目だったわけです。 期末試験一週間前もそうでした。 野球部の練習を暗くなるまでやって、家に帰ったら夜遅くまで、社会科系の対策を練って勉強する毎日が続きました。 その時がやってきたのは、期末試験三日前くらいだったでしょうか。 守備練習のノックを受けているときに、何とその場に崩れ落ちてしまったんですね。 何があったのかと、皆は私の所に駆け寄ってきます。 私は、意識はありましたが、完全に立てなくなっていました。 体が悲鳴を上げて、言うことを聞かなくなったんですね。 こんなことは初めての体験でした。 すぐにグラウンドに救急車が呼ばれます。 救急車が到着したころには、私は既に元気になって立ち上がることもできたのですが、用心のため、その場で座ってじっとしていました。 このとき生まれて初めて、救急車で病院に運ばれるという経験をします。 診察の結果、過労との診断が下りました。 確かに期末試験前のがり勉による寝不足と、連日遅くまで行われる野球部の練習が重なって、心身共に疲れていました。 医者からは睡眠と食事をよくとるように言われます。 先輩やコーチ陣も大事にならずにホッとしたと思います。 彼らからは「勉強はほどほどにするように」と言われました。 もちろん、勉強を第一義に考える私には、そのようなアドバイスに従うつもりは毛頭ありませんでした。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.02.09 19:08:17
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