|
テーマ:歴史なんでも(780)
カテゴリ:歴史散歩
既にお話ししたと思いますが、フランス文学専攻を希望していたため、二年生の春学期はフランス語とラテン語を履修。
次の学期(秋学期)もラテン語とフランス語を履修し、それとは別に「文学の世界」という基礎科目も履修しました。 履修単位はごく平均的な12単位。 春学期が16単位だったことを思うと、1科目履修科目を減らしたことになります。 実はこれには理由がありました。 ICUの交換留学制度を使った留学を狙っていたからです。 その制度を利用するためには、成績平均値(GPA)でB(3・00)でなければ応募できません。 前学期のように16単位も科目を履修したら、ちょっと間違えるとGPA3・00を下回る可能性がありました。 そこで履修単位を減らして、時間に余裕を持たせてAを取りにいったわけです。 しかし、この戦略はうまく行きませんでした。 履修科目数を減らしたからといって、成績がよくなるとは限らないからですね。 この学期は、フランス語がB、[文学の世界]もB、前学期はAだったラテン語もBを取ってしまいました。 GPA3・00は余裕でクリアしましたが、思惑は大外れです。 同時に、三年生時における交換留学生に応募しましたが、面接で落ちてしまいました。 ちょっとまだ、目的が定まっていませんでしたね。 そうした失敗を教訓にして、1978年度の冬学期は攻めに転じます。 再び16単位に近い15単位を履修。 フランス語のほかに、専門科目である「英詩・散文」と「フランス文学史」、それに基礎科目である「西洋音楽史」を履修しました。 結果は大当り。 「フランス文学史」と「西洋音楽史」でA、フランス語と「英詩・散文」はBと、入学以来最高のGPAとなる3・40を取りました。 特に私が気に入っていたのは、「西洋音楽史」でした。 この科目は、17世紀の初期バロック音楽から古典派音楽、ロマン派音楽、新古典主義音楽といった近代音楽への流れを学ぶ内容ですが、授業時間中の半分は音楽を聴かせてくれるんですね。 その音楽にずいぶん癒されました。 私にとっては至福の時間です。 それでも音楽的な素養があるわけではなかったので、リスニング試験を含め、まさかAが取れるとは思ってもいませんでした。 音楽家の前世でもあったんでしょうかね。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.16 18:07:19
コメント(0) | コメントを書く
[歴史散歩] カテゴリの最新記事
|
|