|
カテゴリ:ベジタリアンレシピ
こちら(南インド)のお米屋さんには “ ボイルドライス(茹でた米)” と”ローライス(生米)” があります。 見た目にはあまり変わらないお米に見えます。
どちらも炊いて食べてみましたが、お米の種類による味や食感、香りの違いは顕著でも、ボイルドライスと生米の違いはあまり体感できずにいました。 今、ケララの夫の実家でまさに生米がボイルドライスになるのを目撃したのでレポートします。 籾殻のまま保管してあったケララ赤米を、大きな鍋でしばらく煮て水を切って冷まし、屋上に広げて天日に干します。 閉じていた籾殻が少し破けて中の玄米(煮えた?)が見えます。 2、3日して完全に乾いたら脱穀所に持って行き精米してもらいます。 煮上がった籾殻を剥いて中のお米を食べてみると、煮えているようでした。 普通の白米は白っぽいのに対し、ボイルドライスは精米後より透明がかったように見えます。 なぜひと手間かけてゆでるのか? と調べてみましたら ボイルドライスは精米がしやすくなる、ということ つまり、機械を使わなくても手作業で脱穀がしやすくなるそうです。 また、栄養価が高い米になる、ということなんです。 これは、籾殻付きで高温加熱することで胚芽に含まれる水溶性のビタミン類がお米に移行するため、白米に精米したボイルドライスは玄米をまるごと食べる場合の80%もの栄養素を含むそうなのです! 《糠に含まれる栄養素が水分と熱で中に入り込む図 》wikipedia :parboiled rice より引用 白米の美味しさで、白米の消化の良さで、栄養素がとれる! そんな素敵なボイルドライスなんです! インドだけでなく、バングラデッシュやアフリカ、ヨーロッパでもボイルドライスを生産しているそうです。 ただ、ボイルドライスはパラパラに炊き上がるという性質があるため 日本食のようにモチモチの食感を求める炊き方には適さないようですね。。 インドでパンチャカルマを受けませんか? その他 ヨガ&アーユルベーダのワークショップ、セラピストコースもあります。 詳しくはインド流HPをご参照ください。お問い合わせはこちらからお気軽に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.12.25 18:48:12
コメント(0) | コメントを書く
[ベジタリアンレシピ] カテゴリの最新記事
|