カテゴリ:懐かしい中国・台湾料理
先週末、土曜日とは思えぬほど閑散としていた横浜中華街で仕入れたブツを使った一品です^^;
以前里芋の菜飯をご紹介した際、改めて中国の菜飯(ツァイファン)に関する情報を集めたのですが、一般に中国で「菜飯」と言えば、塩漬け肉と青菜(主に青梗菜)を炊き込んだ上海風のものを指します。 ――が。塩漬け肉のも美味しいけど、私はよりチープな、腸詰を使ったヤツが好きなんです~!うぅ~たまらん!!この独特の色ツヤ、伝わりますか??(もっと色濃いんだけどな~^^;)↓ 中国の腸詰(大陸では「蝋腸」、香港や台湾では「香腸」と呼ばれています)って、独特なんですよ。ソーセージと言うよりサラミに近く、薄切りにして食べるものですが、香料(たぶん五香粉)や砂糖、紹興酒などをすり込んだ肉で作るので独特の香りと甘みがあるんです。これがダメな人はダメなので「腸詰の菜飯は好きじゃない」と言う人は私の周りにも結構いますが(日本人・中国人いずれもね^^;)、私は好きです!蝋腸(ラプチョン)。 そんな訳で今回は、この蝋腸(香腸)を使わないと現地っぽい味には仕上がりません。これまでご紹介してきた各国料理には、極力日本の一般家庭で手に入りやすい材料を使って来たつもりですが、これはお近くで買えない方も多いと思います。ごめんなさいm(_ _)m でも、とても美味しいものなので、是非一度現物をお求めになり、お試し頂けると嬉しく思います(この記事の末尾から通信販売で買えます)。――でなければ、豚肉に五香粉・砂糖・塩・コショウ・紹興酒またはブランデーをすり込んで、表面をしっかり焼き付けてから使えば、それらしい感じは味わえるかも^^; 作り方は至極簡単です。要は蝋腸頼みの一品ってことですね^^ 混ぜごはんで作る方法、炊き込んで作る方法、土鍋飯にする方法と各種ありますが、今回は最もごはんに蝋腸味がしみ込む炊き込み形式を採りました。土鍋飯(ポウツァイファンと言って、上海・香港の日常食です)もまたすごく美味しいので、別途ご紹介したいと思います^^ この蝋腸菜飯は家庭で食べられる他、ファストフード感覚で街でよく売られています。スーパーやデパートのフードコートでもよく見るし、お弁当屋さんにも必ずと言ってよいほど置いてあります。かなりメジャーなB級グルメです^^ 上海っ子の日常食、是非一度お試しください!! ≪上海のファストフード・蝋腸(中国サラミ)菜飯(ラプチョン・ツァイファン)≫レシピ:2人分 <材料> ・米 1.5合 ・蝋腸(中国ソーセージ) 60gぐらい ・青梗菜または小松菜 青梗菜なら2株、小松菜なら5~6束 ・塩、(お好みで)五香粉 各少々 (かけ醤油) ・濃口醤油(あれば中国・台湾のたまり醤油) 大さじ1.5 ・砂糖 大さじ1/2~1 (たまり醤油を使わない場合、若干多めにしてください) ・紹興酒 大さじ1 1) 米は洗ってざるにあけ、水気を切っておく。蝋腸は食べやすい長さに切る。青梗菜は2cmほどの長さに(小松菜を使う場合は3~4cm長さに)切っておく。 2) フライパンに蝋腸を入れて炒め(油多めがお好きな方は、ここでラードを使ってください。私は苦手なので、蝋腸から出る油だけで炒めました)、米も入れて一緒に炒める。 3) 2)を炊飯器に移し、通常の水加減で塩少々(お好みで五香粉も)を加えて普通に炊く。かけ醤油の材料は全部混ぜておく。 4) 炊き上がりの直前にラードまたはごま油少々で青菜を炒め、炊き上がったごはんに混ぜ合わせ、かけ醤油を回しかけてざっくり混ぜたらできあがり!青菜の色が変わらないうちに召し上がれ!^^ ★余計な水分を飛ばした方が美味しいので、4)でかけ醤油を回しかける際、再度炊飯スイッチを押して加熱すると美味しくできます。おこげができたら更に美味しい!^^(土鍋で炊く場合はおこげをわざと作ります) ★もっと簡単に作る場合は、普通に炊いた白飯に、青菜と蝋腸を炒めたものとかけ醤油を一気に混ぜ合わせて、混ぜごはんにしてもOKです(お弁当屋さんではこちらの方法を採っている場合が多い気がします)。 ★かけ醤油には、砂糖ではなく甜面醤を加えて甘みとコクを出しても美味しいです。こってりめがお好きな方には、こちらの方がオススメかな^^ ダンナさんの感想。 「これ、新婚旅行で中国行った時、空港で出た弁当の味だよな?ウマイ!!^0^」・・・よく覚えてるな~(中国ではよく飛行機が遅れますが、ツアーの場合は大体、こういう時にごはんに肉を煮たのと野菜をぶっかけたもの、或いは菜飯のような簡単なお弁当が配られます。そういう契約なのかな^^;)。ま、限りなく現地味に近かったということで、大成功ですね^^v ↓という訳で、独特の香りがたまらない蝋腸(香腸)!まずはお試しサイズでどうぞ^^ 台湾腸詰(ソーセージ) (250g) 台湾香腸 【腸詰 6本】 ↑ ↑ ↑ 3種類のランキングに参加しています。 順位が上がると、より多くの方々にご覧頂くチャンスが広がります^0^ 本日もポチッと応援、お願いいたします^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.05 16:44:59
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