カテゴリ:実は美味しいイギリス料理
ベイクドビーンズとフィッシュアンドチップスに続き、英国ブランチの3品目。
これも以前から「美味しそう!」と思って作る機会を伺っていたものです。 ◆フィッシャーマンズ・パイ イギリス料理で「パイ」と言うと、日本では一般的なパイ皮を使うものではなく、深めの耐熱容器に中身を敷き詰め、表面をまろやかなマッシュポテトで覆ってオーブンで焼いたお料理を指すことが多いです(かなり重めのパイ生地「ショートクラスト・ペイストリー」を使ったものもあります)。 だいぶ前にチャレンジした「コテージ・パイ」や「キドニー・パイ」(キドニーパイは、どうやらパイ皮を使ったものとポテトで覆うもの、両方のバージョンがあるみたいです。金時豆を使う場合はポテト、腎臓を使う場合はパイ皮を使っていることが多いような・・・。味的にもその方がバランス良さそうですものね)等がその代表格ですが、今日はその名のとおりお魚を使ったもの。 ほうれん草・ゆで卵の上にホワイトソースとほぐしたお魚、そしてミルク入りのなめらかなマッシュポテトにチェダーチーズを振って焼いてあります。いひ、材料の組み合わせを聞いただけで美味しそうじゃないですか? しかも、「美味しそうだなぁ」と思ったのは、ホワイトソースを魚のだしでのばし、魚の風味を効かせていること。ホワイトソースってそのままでもなめらかで美味しいですが、しっかりだしを効かせるとすごく美味しくなりますよね。現地では燻製の鱈を使うそうで、そのだしはきっと美味しいんだろうな~と妄想。今回は塩だらを使いましたが、燻製風味が欲しくてスモークサーモンも混ぜてみました。これ正解!スモークの風味が加わることで、味のベースがしっかりした感じです。 こういう、一見中身の見えないお料理って、「えいっ!」とパイ部分にナイフやスプーンを入れる際に盛り上がりますよね。ダンナさんも「これ何?キドニーパイ系のもの??」と興味津々。スプーンを入れて「あっ、魚だ」と嬉しそうでした。「このソース、魚の味が効いてて美味しいね~」とお気に召した様子。私もこれかなり気に入りました。鱈や鮭の美味しい冬場にぴったりのお料理です。是非お試しあれ! ≪魚のだしが効いたホワイトソースが美味しい!イギリス風「フィッシャーマンズ・パイ」≫レシピ:約2人分 1) ほうれん草1/2束は茹でるかレンジでチンしてざく切りにし、耐熱皿に敷く。その上にスライスしたゆで卵を置く。じゃがいも大1個(小さめなら1個半ぐらい)は茹でるかレンジでチンして皮をむき、マッシュして牛乳50~80cc程度を様子を見ながら混ぜ、なめらかなマッシュポテトにする(マッシュポテトは冷めると扱いにくいので、ラップをして冷めないようにしてください)。 2) 具の準備。深めのフライパンまたは小鍋に牛乳220ccをわかし、塩だら2切れ(鮭でも美味しいです)とスモークサーモン少々を入れて弱火で蓋をして加熱。魚に熱が通ったら取り出して皮・骨を取り除いて大きめにほぐし、小麦粉大さじ1.5をまぶして再びミルクの中へ。バター・塩コショウ・タイム・ナツメグ各少々を加え、ダマにならないよう混ぜながらミルクの量が半分以下になるまで煮詰めてホワイトソースを作る。 3) 2)の魚入りホワイトソースを1)のほうれん草・ゆで卵の上にかけ、その上にマッシュポテトをまんべんなく平らに広げてチェダーチーズ適量をかけ、フォークで縦横に筋目の模様をつけて200度に熱したオーブンで軽く焦げ目がつくまで、15分程度焼いたらできあがり! ★市販のホワイトソースを使う場合は、2)の工程で魚に軽く白ワインを振ってレンジで蒸し、出てきた水分を温めたホワイトソースに加えてのばすとよりお手軽にできます。 ★海老や蟹などの甲殻類を加えても美味しくできそうです(或いはかにかまでもいいかも!)。チーズはマッシュポテトの上からではなく、ポテトに混ぜ込んでもいいかなと思いました。 うーん、やっぱり美味しく作るとちゃんと美味しいですね、イギリス料理どういう訳か私が「イギリス料理作りたいな~、食べたいな~」と思うのは冬場が多いのですが、寒そうなイメージが影響しているのでしょうか。行ってみたいなぁイギリス、できればあまり寒くない時期に(笑) ここ数日、首都圏でも雪が降って寒~いので、外の景色ともぴったりだったフィッシャーマンズパイ。寒いうちにぜひ作ってみてください。 うん、今日もとっても美味しかった!ごちそうさまでした ↑ ↑ ↑ 3種類のランキングに参加しています。 順位が上がると、より多くの方々にご覧頂くチャンスが広がります! 本日もポチッと応援、お願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.14 08:46:40
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