『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
There's a hole in the world Like a great black pit And it's filled with people Who are filled with shit And the vermin of the world Inhabit it... この世にはクソだらけの穴がある そこに住むのは虫ケラだけだ・・・2回目の鑑賞日記です。1回目は『陰陽師小箱』1月20日付けの日記に感想を書いています。よろしければ、読んで下さい。 それで、2回目の感想ですが。。(ネタバレ含んでいますので、未見の方は読まないでね♪)オープニング映像で映る地下の調理場。あの丸い排水溝のフタは。。そういう意味なんだ。オープニングから伏線引いてますね。トッドの唯一の友達「カミソリ」 You shall drip rubies, You'll soon drip precious Rubies... ルビーのしずくをながす 深紅の輝き ルビーのしずく・・・「My Friend's」のラストの一節だけど、この歌はジーンと胸に響きますね。。友達のカミソリはヒゲを剃らずに、トッドのためにお客の首を切り裂き深紅の血を流す。ルビーのような深紅の血を。理髪店のひび割れた鏡が、トッドの屈折した「怒り」「憎しみ」「哀しみ」「絶望」「復讐心」を。。ラベット夫人の歪んだ「愛情」「哀れみ」「野心」「不道徳心」を表しているみたいだった。15年間、離れ離れになっていた家族が揃う瞬間があった。だけど、3人のトライアングルは音を奏でることなく、線が結ばれる事なく。。無常にも一瞬の内に切れてしまった。誰一人、相手を認識することなく。 Hey, don't I know you, mister? どこかで出会ったかしら?哀しいなぁ。娘には「この顔を忘れろ」って言ってるし。。アンソニーとジョアナ。この二人に未来はあるのかな。ラストシーンは凄惨だけど、額に入った絵のようだった。真っ赤な血が鮮やか過ぎて、危険なほど綺麗だったな。ジョニーの演技力&歌唱力。ヘレナの恋する女と母性の間で揺れる表情。トビー少年の生き抜く強さ。ターピン判事の腐りきった悪人ぶり。また、見たくて映画館に行ってしまいそうです。。って、パイレーツはどうした~~!まだ特典ディスクが網羅出来てない~。いつか、必ず! パイレーツの日記も復活するぞ!(決意)