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カテゴリ:アニメ
あらすじは公式HPから。
あかずの間の怪異の原因はモノノ怪「座敷童子」だった。 薬売りの男は退魔の剣を抜くために久代たちから座敷童子の真と理を得ようとする。 女将の口から、かつてこの宿屋が女郎屋であったこと、多くの女郎たちが「開かずの間」でやや子を堕ろしたことが語られる。 志乃とその胎内のややこを狙う座敷童子の理とは何か・・・?。 で、 志乃は座敷藁童子を退治することを否とする。 じぶんが一緒に生むと。 座敷童子は志乃から生まれでようとする、しかしそれでは志乃も子供も座敷童子の方に取り込まれてしまう。 志乃が出血する、お腹の子供の危険。 志乃は決断する、自分の子供の方を。 そこで笑う座敷童子。 薬売りは退魔の剣を使う。 えっと、分かりづらいです。 流れから行くと薬売りは退魔の剣を使ってるんだよね?、と思うのですが、どうにもそのシーンがないように見えて。 なので感想サイト様におじゃまさせて頂きました。 あの白い長髪に黄色い衣装の男は、薬売りの退魔の時の姿ですか。 前作の『化猫』見てないんで、分かりませんわ。 で、すっごく楽しみにしていたシーンなので、サクッと済ませないで、もっと見せて欲しかったわ。 宿は女郎屋でした。 前回、他の宿は明かりを落としている時間に、やけににぎやかだったんで、本当にただの宿?、と思っていたので、あれも志乃が聞き取ったものだったんですね。 妊娠すれば女郎の仕事は出来ない。 借金を抱えて、それでどうする?。 大人の事情の前に、「この人に決めた。」と選んだ子供の心は無残に壊されます。 座敷童子が本気出してから(?)のシーンは迫力ありました。 それだけにその後の志乃の子供が志乃に話しかけるシーンに、涙が出そうになります。 赤い細い布はへその緒。 その数でこの女郎屋でいかにたくさんの堕胎が行われてきたかが分かろうと言うものです。 そりゃとり付かれるでしょう。 こう言う象徴的な表現が上手いです。 例えば堕胎のシーンは出て来ないのですが、女の寝てる横の水が赤く染まって行く。 また子供達の上の墨絵のような炎の絵、とか。 このアニメ、物語に直接係っている登場人物以外は顔に目鼻口がなくて、花の絵があって、それが風車のようにクルクル回っているんですね。 先ず、ここが女郎屋であったことを描く、男と女にその表現がある。 その後で、全く同じシチュエーションで志乃と若旦那が出てくる。 若旦那は一応物語りに関係がある人物なんですが、この顔にも花がクルクルと回っている。 「愛しているよ、夫婦になろうと。」囁くその間クルクルと。 それで志乃は子供が出来たことを打ち明ける。 すると若旦那の顔の花がピタッと止まる。 これで若旦那の気持ちが分かってしまう。 そして志乃と若旦那の間のこと、若旦那の気持ちなど、この女郎屋で行われてることと一緒なんだと表している。 志乃はそれを座敷童子に見せ付けられている。 男の心は偽りにすぎなかった。 更に志乃の優しい心は、座敷童子も一緒に生んであげたいと思っている。 それでも、何があっても、自分の子供を生むことを一番の選択とする。 “理”は、子供を生むことを何よりも一番に思う母親の心、自分の母にもそうあって欲しかった座敷童子の願いと見ました。 それでですね。 私には最後の志乃、お腹がへこんでいるように見えるのですよ。 この話は志乃はハッピーエンドで良いんじゃないかと思うので、あの膨らんだお腹は、座敷童子の念のようなものも抱え込んでいた、それがなくなったと思いたい。 ↑自分でも相当こじ付け臭いと思うけどさ。 それ位、やっぱり志乃と子供は無事で良いじゃないと思うもので。 一方でですね、志乃は出血してるんですよね。 でも子供は生まれてないんですよね、「早く会いたい。」と言っているし。 なので子供は流れてしまって、志乃は気がふれてしまった、とも取れる。 後者はやるせなさも残りますが、そこがまさに“妖奇譚”と思いました。 次のエピソードは、もっと薬売りの退魔のシーンをプリーズ。 お願いしますよ、ホント。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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