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カテゴリ:マンガ
『結界師』の最新刊、20巻を読みましたので、その感想です。
表紙は正守兄さん。 もう「主人公は誰?。」って感じですが。 扇一族の罠にはまり、夜行は更に被害者が。 一方、良守は奥久尼に呼ばれ、赴く。 奥久尼は良守に「知りたいのは真実。」と言う。 正守は扇一郎と決着をつける決意。 それを奥久尼から聞かされた良守は、正守の元へ行こうとする。 正守が裏で危ないこと、汚いことをする。 「あいつだけが背負うことねーだろうが!!。」 奥久尼は良守とは取引が出来ないと判断、良守が戦いの場にいけない様にする。 正守 vs 扇一郎。 部下も犠牲にする扇に、正守の怒りが更に燃える。 強大な力を持つ扇、戦う正守も消耗が激しい。 式神を使って扇を騙し、決着をつけるべく絶界をまとったままつっこむ正守。 しかし扇は身体を分裂させる。 落ちてきた肉塊、それは人の姿に変わる。 それは扇六郎、扇一郎は兄弟六人で作られた姿。 正守は六郎を殺さずに、救護班を呼ぶ。 一郎は、兄弟六人の身体を無茶に合せて一人となり、それでも扇の正統な跡取りになれなかった。 怪我の全てを六郎に押し付けて切り捨てた。 良守は奥久尼と手を組むことに。 良守は、正守が背負っているものを、自分もまた背負うのだと決意。 一方、正守も、良守に力を借りるのを良しとする。 表紙が全てを物語っているような展開。 本当に主人公は「正守兄さんよ!!」、と言いたくなるよな巻でした。 でも面白いんだよね、その方が。 良守の戦いはなかったですが、成長が見られた巻でもあります。 良守の存在が日陰者を生む、母も兄もそうだと、六郎に言われる。 けれど奥久尼が言うセリフの通り、良守は「恐ろしく純粋」なのですね。 その純粋さが、影を持っていた正守の頑なさを、少しずつ溶いて行ってるのだなぁと感じました。 アニメは、原作と違って、この“純粋さ”、“真っ直ぐさ”が良く表現出来てなかったんですよね。 原作では、無茶ばかりしてる良守ですが、素直に“純粋”と言う形容詞を受け入れられます。 正守 vs 扇一郎。 兄様、カッコ良い!!。 戦いの場面は、断然良守よりも正守の方が見ごたえがあるし、カッコ良いんだよね。 しかし決着つかず。 扇一郎のとんでもない正体が明らかに。 六郎を治療して助けることにした正守。 この後の一郎との戦いのキーパーソンになるのかな。 私は奥久尼が好きなんです。 今回も、バランスの取れたポジションにいる彼女らしいところが見られました。 夜行烏森支部の話も。 狭いマンションの一室ですが。 久しぶりに翡葉が出てきましたよ、何巻ぶりなんだ?。 でもたった一コマ、しかも押入れの上段にいる、そして機嫌が悪い。 もう少し登場して欲しいな、出来ればアニメ並のイケメンでお願いしたい。 おまけまんがが面白かったですよ。 正守が扇一郎との戦いから戻った後、副長・刃鳥がキレて仕事放棄した『刃鳥ストライキ編』。 正守が思いつく限りの謝罪の言葉を述べたシーンが見たかった!!。 それでも折れないみたいです、羽鳥。 夜行は女仕事が滞って大変。 皆から「土下座」とか、「プレゼント攻撃」とか、いっそ「後ろから抱きしめる」とか言われてますよ、兄様。 ・・・って言うか、自分達で少しはやりなさい!!。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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