よろず屋の猫

あらすじは公式HPから。

波留真理調査事務所に初めて訪れた人物は、諮問委員会のジェニー・円だった。
久島の紹介を受けてやってきたジェニーは、波留にブレインダウンした人工島の株主を救って欲しいと伝える。
ブレインダウンの原因究明と意識の救出という難解な依頼だったが、波留はこれを引き受ける。
そんな波留にバディとして指名されたミナモは、自分ができることを探し始める。

で、

株主はより強い刺激を求めて電脳アバターをつかっていることを、ミナモとソウタは突き止める。
メタルの海に潜る波留は株主・アバターを見つける。
しかし手を取った瞬間、余りにも強いアバターの感覚に、波留自身も取り込まれる。
波留を現実の世界に引き戻したのは、ミナモが呼びかける声だった。


うーん、個人の記憶を情報化したメタリアル・ネットワーク（メタル)が人間にもたらしてる恩恵とか、久島が目指してる世界がどう言う物なのかが今一分からないんで困っちゃうなぁ。
商業から発展して行ったと言うなら、今回のような娯楽ってこともあるので有り得るかもだけど、政府が研究所まで作ってる以上、きちんとしたビジョンがあると思うんだけど、それが分からなくて・・・。


今回のお話はより強く、より長いエクスタシーを求めて電脳世界に取り込まれてしまった男を救出するお話。
お金がいっぱいあると、こう言う世界にのめり込む人もいるんでしょうか、電脳じゃなければ、ミステリーなんかにも良くある話。
いつの世も、人間の欲望の行き着く先は一緒ってことかな。

本人は恐らくとっても満足している状態じゃないかと思ったりしますが、家族は放っておくわけにいきませんものね。

花街の情景。
治外法権って雰囲気でしたけど、管理されてる社会でも、こう言うところはしっかり残るんだってことに、人間のたくましさを見た気がしましたわ。
何だか返って安心しちゃいましたよ。

ソウタお兄ちゃんが良いなぁ。
お料理が上手で、ご飯作ってくれるって言うのが何より良い。(笑

ミナモが波留のところでアルバイトするのには反対のようですけど、それでもちゃんと協力してあげてましたものね。
ソウタは今回のような仕事をする人なのですね。

でもミナモのアルバイト。
仕事は学校がお休みの時だけってわけでもないと思うんだけど。
緊急の要件が入ったときが、学校のある日だったらどうするんだろう?。

アバターの感覚に取り込まれた波留。
裸の女性にまとわりつかれてました。
徐々に波留の体に茶色のモノが広がっていく様子は気持ちが悪い・・・。
皮膚病って感じでした、生理的に嫌悪感を抱く。

でも傍目から見ればそうなのかもと思うけど、取り付かれてる本人は強い刺激で陶酔してるんですよね?。
そう言う感じが全然出てなくて・・・。
あんまりエロティックじゃなかった気が・・・。
もうちょっと雰囲気を出しても良かったんじゃないかな。
裸を出せってことじゃなくて、演出で見せるとかして欲しかったです。

メタルで完全に管理されていながら、最後に波留を引き戻したのが、ミナモの声＝リアルであるってところが面白いです。

しばらくこんな感じの話が続くのかしら。
面白くないってわけじゃないんだけど、さりとて「面白い!!」って程でもなくて、何となくいつも淡々と見てます。