|
カテゴリ:読書
「コワ~い不動産の話」と言っても幽霊とかの話ではありません(笑)
今回は最近読んだ本のお話です。 この「コワ~い不動産の話」と言うのが今回読んだ本のタイトルなのです。 大体このタイトルで中身は想像がつきますよね。 サブタイトルが「住宅情報誌が絶対に書けない話」とあるように、殆どが欠陥住宅などの住宅購入後のトラブルのお話になっています。 第一章が「コワ~い新築住宅の話」 第二章が「コワ~い中古住宅の話」 第三章が「コワ~い新築マンションの話」 第四章が「コワ~い中古マンションの話」 第五章が「コワ~いタワーマンションの話」 第六章が「コワ~い住宅ローンの話」 これだけ見れば、殆ど内容がわかってしまいそうですね。 よく、夕方のニュースなどで取材されているような住宅に関するトラブルに関することが色々と書かれています。 この本を読むと、住宅の購入を躊躇してしまいそうですね。 でも、この本に書いてあるようなトラブルはごく一部でしょうから、あまり気にすることはないとは思います。 ただ、一応、心に留めておいたほうがいいんでしょうね。 住宅を買うなんてことは、一般の人にとっては一生に一回あるかどうかですものね。 できれば失敗は避けたいところです。 さて、私がこの本の内容で一番気になった部分と言えばやはり税金の問題。 第五章の「コワ~いタワーマンションの話」の中に出てくる、「高い固定資産税が払えない」と言うくだりです。 固定資産税の計算上、木造の住宅などと異なり鉄骨鉄筋コンクリート造の高層マンションでは資産価値が高いので、それに伴って固定資産税も高額になってしまい、買った当時には計算に入れていなかった思わぬ納税を強いられる・・・と言うお話です。 というのも、固定資産税には「新築住宅の固定資産税の減額」の制度があり、新築から3年(耐火・準耐火建築物は5年)間、固定資産税が2分の1減額されます。つまり新築から3年後(または5年後)には固定資産税が約2倍になってしまうという事なのです。 これは大きいですよね。 この本の試算によれば、東京23区内の高級(高層)マンションでは、新築後40年間所有し続けると、トータルでマンション購入価格の約10%くらいの固定資産税を納めることになるそうです。 また、住宅購入時には「不動産取得税」もかかりますから、負担は大きいですよね。 不動産業者の「賃貸と同じ金額で月々の返済ができますよ」という甘い言葉に乗って住宅を購入し、購入後に「こんなはずじゃなかった」と思う方が結構いらっしゃるそうです。 住宅の購入は「夢のマイホーム」の実現ではありますが、高額な金額の支払いが発生しますから、くれぐれも慎重に考えた方がいいですね。 本書を読んで、改めてその思いを強くしました。 住宅の購入をお考えの方には、この本は特にお勧めだと思います。 さて、今日から私もゴールデンウイークに入ります。 これまで80日程毎日ブログを更新してきましたが、そろそろお休みを頂くことにしました。 またすぐに再開しますので、その時はまたよろしくお願いいたします。 ランキングに参加しています。できればポちっと♪お願いします。 ↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書] カテゴリの最新記事
|