歌詞の7割は、中学三年生の当時書いたそのままです~
『 初 恋 』 作詞・作曲 粕谷大児
1. 誰にでもある とってもちっちゃかった胸を しめつけられるようなそんな思い出
今から僕の"初恋"の時の話をしよう
あれは中学2年の春だった 僕が初めて君に出会ったのは
それまで僕は桜田淳子ちゃん以外の 女の子にはあまり興味はなかったけれど
君に会って淳子ちゃんだけが 女の子ではないんだと僕は思ったんだ
アーなんて君は素晴らしい!その時僕は“恋”というものを知った
♪~
2. それからというもの僕の頭の中は君でいっぱい 寝ても覚めても君の笑顔が浮かんでくる
新学期になって席がえをしたら 僕は運良く君のとなりになった
消しゴムや鉛筆が落ちると 取ってあげたり取ってもらったり
机と机の間なんかに落ちちゃったりすると 手と手がふれあっちゃったりして
もう授業なんて頭に入らなかった
♪~
3. 僕が淳子ちゃんやフォークソングに夢中になっている間
君はフィンガー5のアキラ君の大ファンで
休み時間になると女子のみんなと集まって ワーワーキャーキャー騒いでいたっけね
それを見ていた僕は少しジェラシーを感じて 勝手にアキラ君をライバルと決めつけて
親父のサングラスを借りてきて 君の前に登場しようかって本気で考えたものでした
バレンタインデーにちょっぴり期待をして 放課後僕は教室に残っていた
「粕谷君、これっ!」って君が恥ずかしそうに来るのをイメージして
校庭をドキドキしながら眺めていた その時声が
「粕谷 何やってんだ こんな真っ暗になるまで お前だけだぞ学校に残ってんのは」
見回りの先生だった
♪~
4. それから僕たちは3年生になって クラスが別々になっちゃって ちょっぴり悲しかった
だけど僕は一日だって君の事を 忘れたことはなかったんだよ
君はテニス部で「いくわよーっ!」 僕は剣道部「こて めん どお!」
高校に行っても君はテニス続けるって言ったよね 僕は剣道やめてしまったけれど
♪~
5. 卒業式の日に僕は君に心をうちあけた 君は嬉しそうに「ありがとう!」って言った
僕たちは春休みに遊園地にデートに行ったけど その日は運悪く遊園地の定休日だった
だけどとても楽しかった 誰もいない遊園地で 二人芝生にすわって
いろいろお話ししたっけ 僕はあの時“生きてる”って感じたな
♪~
6. 僕が生まれて初めて女の子に心をうちあけて
僕が生まれて初めて女の子と二人っきりでデートをして
生まれて初めて“失恋”というものを知った
♪~
誰にでもある とってもちっちゃかった胸を しめつけられるようなそんな思い出
これが大ちゃんの“初恋の唄”なんだ
あれから僕はいったいどれくらいの女の子に恋をして来たことでしょう...
そしていったいどれくらいの女の子にふられて来たことでしょう...
だけど何度ふられても傷つけられても裏切られてもメチャクチャにされたって
僕は女の子恋することをやめないのさ
だって男は女の子 愛するために生まれて来たんだもの
♪~
僕はこの曲をカセットテープに録音して、高校進学寸前に彼女を呼び出して渡しました。
僕と彼女の最後の会話~
大児 「高校に行ったら...」
彼女 「お互いの道を行きましょう!」
そう言うと彼女は、テニスで鍛えた脚力で猛然と自転車を漕いで去って行きました。
その後彼女とは一度も会っていません。
なかなか昨日の日記の『幼なじみ』~♪のようにはいきませんが、“青いレモンの味”というか、“甘酸っぱい”感じは当時を思い出すとたしかにあるかな~