2007年度上半期に読んだ中で、最も面白かった本~♪
僕が、2007年度上半期に読んだ中で、最も面白かった本は、「イン・ザ・プール」 奥田英朗 著 文藝春秋社 でした~ 自分ではそれほど気付いていなくても、周りからみるとかなり症状がひどく、「ちょっと、神経科に行って診てもらって来て!」と言われ、しぶしぶ向かう先は、伊良部総合病院地下にある神経科。「いらっしゃ~い!」 と甲高い声で迎える、伊良部一郎医者。その風貌は、顎の肉をたっぷんたっぷんさせ、有に百キロを超えているのではないかと思われる中年。しかし、訪れる患者のすべてが、 「こいつ、精神年齢は小学生だな!」 と思い、「二度と来るか!」と思うのですが、気が付くと伊良部の元へ通院している。~そして、見事治っちゃう~「イン・ザ・プール」 「勃ちっ放し」 「コンパニオン」 「フレンズ」 「いてもたっても」五編の連作短編集です。「勃ちっ放し」は、そうです あそこが、24時間「勃ちっ放し」になっちゃった男性のお話し~これも、精神的なことからそうなっちゃったんですねぇ~さて、伊良部医者はどうやって治していくんでしょう~でも、読んでいて、まったくの他人事ではないなと感じるところもありました。「勃ちっ放し」ってことじゃなくって(笑)高所恐怖症(僕、けっこうそうです)や、狭所恐怖症(これもちょっとそうかな)、家を出た後ガスを消したか気になってしょうがない、携帯依存症に、ブログ依存症,ミクシィ依存症…やばくなったら、伊良部先生のところに行かなくちゃマユミちゃん(伊良部神経科の看護婦さん,いい味出してます~)もいるしなぁ~(笑)伊良部シリーズは、現在三冊出ています~「イン・ザ・プール」を読んでお気に入りになられた方は、是非、「空中ブランコ」(直木賞受賞作),「町長選挙」とお読み下さい~全部面白いですよ~「イン・ザ・プール」は、文庫にもなっています他に、2007年度上半期に読んだ中で、面白かった本,良かった本は、「ビタミンF」 重松清 著、「心が変われば~山下智茂、松井秀喜を創った男」 松下茂典 著、「東京タワー~オカンとボクと時々オトン」 リリー・フランキー 著 でした。ちなみに、今読んでいる本は、「バッテリー」 あさのあつこ 著。