ブルース・ハープ
僕が使っているブルース・ハープは、ドイツのホーナー社のものです。この会社は、世界中のブルース・ハープのシェアの8割を占める老舗中の老舗です。日本ではこの他に、トンボ社のブルース・ハープが有名です。長渕剛さんやゆずさんが愛用されています。ホーナー社のほうは、吉田拓郎さんやボブ・ディランが愛用しています。トンボ社のハープの音も良いですが、僕はホーナー社のハープの音のほうが好きです。大きな違いは、他の会社のブルース・ハープは中がプラスチックで出来ているのに対して、ホーナー社のブルース・ハープは“木”で出来ているということです。写真のは、ホーナー社のものです。ギターを弾く人のことを“ギタリスト”というように、ハーモニカを吹く人のことを“ハーピスト”といいます。ブルース・ハープの場合、“ブルース・ハーピスト”なんていいます。ブルース・ハープは穴が10個(10穴ハープ~ジュッケツハープという名前でも親しまれています)しかないので、半音がありません。半音は自分で作ります。路上でブルース・ハープのパフォーマンスをする時は、実際に吹いてお見せ(お聴かせ)するのですが、文章にすると“ピン”とこないと思いますので、今度『♪トーク・ボックス』で“大ちゃんのブルース・ハープ講座”なんてコーナーをやってみようかな!!かふぇ・バニラちゃんからも、「今度ブルース・ハープのドレミファソラシド教えて下さ~い!!」ってメッセージあったしな12のキー(ド,レ,ミ,ファ,ソ,ラ,シの全音7つと、間にある半音5つ~ミとファ,シとドの間には半音はありません~で合わせて12個)のキーのブルース・ハープを揃えれば、どんな曲でも吹けます弱点(!?)として、ハーモニカは強く吹き過ぎると壊れちゃいます。音が狂うんですね。しかし、壊れないように遠慮して吹くよりも、壊れてもオーディエンスに伝わるようにプレイヤーは吹いてしまいます。一曲で一個壊してしまう場合もあります。僕がライブで使っているブルース・ハープは、一個三千円ですので、壊れるとちょっと“痛い”です。♪You Can Become The Person You Want To Be.『Street Live』(1stアルバム)収録曲~Gのキー~だけでも今まで30個ぐらい買ったと思います。壊れると自分じゃ修理出来ないのと、修理に出すよりは買ったほうが安かったりします。中のリードと呼ばれるものだけを注文して取り替えれば少し安くつくのですが、取り寄せるのに時間がかかってライブに間に合いそうにない時は、やっぱり新しいのを買っちゃいます。10個しか穴がないこのブルース・ハープという楽器もとても“奥が深い”ので、これからも“日夜精進”して仲良く付き合っていこうと思っています~♪♪♪