けじめをつけました-該当サポーターの永久入場禁止処分
ガンバ大阪は、先日埼玉スタジアムで起きたサポーター同士の騒動に関わる問題で、きっぱりとけじめをつける姿勢を示しました。G-mailを読んでいるガンバサポーターの方なら既に昨日の内にご存知のことと思いますが、この件は何と、本日の朝日新聞の社会面(34面)にも以下の記事として載りました。もちろん、オフィシャルサイトでも発表されています。観客二人 永久入場禁止(朝日新聞)5/17浦和戦 サポーターグループ処分について そして「安全で快適なスタジアム」づくりを目指して(ガンバ大阪オフィシャル)オフィシャルサイトに掲載の内容はちょっと長いのですが、クラブとして示された毅然とした態度に心から賛同する意味も込めて、ここに掲載させて頂きます。5/17浦和戦にてスタジアムに試合を観戦に訪れたファンの皆様に対して、また直接被害に遭われたファンの方へ、今回の不祥事を改めて心よりお詫び申し上げます。Jリーグが掲げる「安全で快適なスタジアム」づくりにおいて、今回の浦和戦での不祥事は起こしてはならない事件であり、一般ファンの方が、サポーター同士の争いに巻き込まれ、被害を受けるということは言語道断、決してあってはならないことです。試合を楽しみに観戦に訪れたファンの方、そして社会全体に、Jリーグ観戦を「不安」と感じさせてしまったことについて、ガンバ大阪は全力で信頼回復に努めていきたいと思っております。今回Jリーグからの制裁については浦和レッズ、ガンバ大阪の当該チームだけではなく、Jリーグ各チームに対しての警鐘であり、今後絶対にこのようなことがあってはならないという意味から今回の制裁を真摯に受け止めております。ガンバ大阪として事件後より不祥事を起こしたサポーターグループと話し合いの場を持ち続け、水風船を相手チームサポーター席へ投げ込んだ実行者は、「BB sez TOKYO」というグループ名で活動を行っているガンバ大阪サポーターグループであり、グループに所属する実行者2名の永久入場禁止と「BB sez TOKYO」の解散に至りました。また、「Black and Blue Squad(通称:BB)」というグループ名のガンバ大阪サポーターグループについては、今回の不祥事の責任の一端を担う形で自主的に解散するという結論に達し、ガンバ大阪はこれを承諾致しました。クラブとして制裁金、そして該当者の永久入場禁止と該当グループの解散、登録サポーターグループの1つが自主解散という形で今回の不祥事については「けじめ」をつけさせていただきましたことを皆様にご報告させていただきます。今後の試合運営に関しましては、ホーム側の運営に任せるだけではなく、アウェーチームも自チームサポーターに対しての警備体制を整え、ホームチーム側と連携して進める必要があると感じております。今後のガンバ大阪のホームゲームでは、自主警備強化はもちろん、警察の協力を得ながらの試合運営を行い、ガンバ大阪の「目に見える行動」にてサポーターの皆様に告知し、様々なルールを認識して頂き、ご協力をお願いしたいと思っております。また、今後は「ガンバ大阪登録サポーター」制度を見直し、グループ全員の名簿の提出をはじめとした様々なルールを制定し、新たにスタートいたします。登録サポーターグループとのコミュニケーションを更に強化して図ることにより、彼らと一緒に、また一般ファンの皆様と共に「安全で快適なスタジアム」の実現に向けて歩んでまいりたいと思います。6月25日からはJリーグが再開されます。「安全で快適なスタジアム」づくりは、やはり観戦に来られるサポーターの皆様のご協力なくしては得られません。ぜひ、Jリーグ及びJリーグ各チーム、そしてガンバ大阪が掲げるスタジアムルールを守って頂き、入場時のスムーズな荷物チェックなどにもご協力を賜りますようお願い致します。「安全で快適なスタジアム」を目指して。一度失った信頼を回復することは簡単なことではありませんが、ガンバ大阪は全力で「安全で快適なスタジアム」づくりを心がけ、『スポーツ界の常識』は『世間の非常識』と言われないよう、ホーム・アウェーでの運営体制の改善、改革を実施し、ガンバ大阪がJリーグの先頭を切って率先して取り組んでいくことをお約束致します。皆様のご理解、ご協力を心よりお願い致します。皆様が万博に、そして各アウェー会場に安心してご来場いただけるよう、万全の体制にて皆様のご来場をお待ちしております。ガンバ大阪朝日新聞の記事によると、今後ガンバ大阪としては、上にあるようなホーム戦の警備強化の他、アウェー戦のガンバ大阪サポーター席に担当者を配置するそうです。言い方は悪いけれど、警備をホームチーム任せにせず自分達で自分達のサポーターを監視する、ということですね。情けない話だけれど、ああいうことがあった以上、それを再発させない、という最大の目標のためにとれる必要な措置であると思います。我々サポーターも、先日の騒動に関わったか関わらなかったかによらず、ああいう出来事があったことで否が応でもその動向を注目されてしまうサポーターの一員として、常に自分達がどう行動するかが注目されるのだという自覚を持たなくてはいけないと思います。私達が心から愛するチームが決断し、為そうと決めたことです。彼らが示したこの毅然とした態度と、クラブの貴重な1,000万円という資金を無駄にしないかどうかは、結局の所、当事者であるサポーターである我々の言動が左右するものです。逆に言えば、我々のとる行動が、クラブの誇りを守ることに繋がるということです。であれば、我々が為すべき事も自ずと決まってくるというものでしょう。私的な意見を述べさせて頂くなら、サポーター同士で挑発することも、挑発にのることも、愛するチームのためには何ら意味のないことだと思っています。ピッチの中でのみ勝負がつけば良いことであるものを、その戦いに乗じて相手を挑発したり、揶揄したりして得られるのは自己満足に他ならないと私は思っています。本当にガンバ大阪を愛しているのなら、相手をけなすのではなく、ひたすら自分のチームを応援すれば良い。私達の愛するチームには素晴らしいところがたくさんあるのだから、それを讃えて応援すれば充分で、何も、相手をけなす必要はないでしょう。土台、皮肉の効いた節度あるユーモアの範囲内でおさまるような野次って難しいし、どんな言葉も、相手が不快だと取ってしまえばそれで十分火種になる。そして、他人がどう解釈するかと言うことは、こちらは一切、コントロールできないところなのです。そう考えたら何にも出来なくなるって思うんだけれど、少なくとも、ああいうことがあった以上、そういう我慢が必要になることも致し方ない、と思います。ゴール裏で情熱を迸らせて応援する姿は、選手に勇気を与えられると自負しています。けれど、情熱的になることと、節度を見失うことがイコールになってはいけない。努力目標が出来たのですから、みんなで頑張りましょう☆さて、ガンバとしては毅然とした態度を示しました。先日も言いましたが、浦和側は我々のサポーターが所持していた器物を損壊した人物を特定するためにどれだけの努力をしてくれているのかな?該当者が見つからなければ、当然、球団が壊された物を弁償してくれるんですよね? しつこいようだけれど、他人の持ち物で壊して良いと法律で許可されているものなど一つもないのですからね。まさか、このまま何事も無かったかのように知らんぷりするつもりではないと信じています。さっき、浦和のオフィシャル見に行ってみたけれど、先日の騒動に関わる何らかの記事が書いてあるかどうか、結局見つけられませんでした...少なくとも、日常的に訪れていない人間には容易に見つけられないというのが現状のようです...。まぁ、我々は我々の出来るベストを尽くすのみですね。この事に限らずね、普段から私、結構思ってるんですよ。口であーだこーだ言うのなら何でも言えるけれど、結局人は為すことで評価されるものだろう、と。っていうか、口だけであーだーこーだ言ってるけれど態度が伴わない情けない大人が、今の世の中には多すぎる。嘆かわしい限りです。気持ちをぐっと引き締めて、このことに限らずきっちり恥ずかしくないような大人になれるように頑張ろうと、そんなことを改めて考えさせられた週末でした。簡単なコトじゃないけど頑張るぞ!