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困ったモンだ

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2005年09月25日
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テーマ:L’Arc-en-Ciel(232)
カテゴリ:L'Arc
昨日に続き、本日もドームへ。
しかし、前日の興奮が祟って寝不足でかなりヘヴィーw

白い殻がまだ明るいうちに、ライブは始まる。
やがて、それがゆっくりと暮れ初めて行くのを、感慨深く眺めた。
時間は確実に流れて行く。
大地よ、廻るのを止めて、少しでも長く。

昨日のハイテンションをそのままに、今日もアップビートな演奏だった。
音が弾ける。観客がうねる。
hydeが2曲目のCaress of Venusで、倒れ込んでしまったのには驚いた。
まだ、幕は切って落されたばかりだ。
余りに、入れこみ過ぎているのではないか。
ふと、嫌な予感が胸に疼いた。
そんな筈は無い。
昨日、そして今の彼らの姿に、嘘は無い筈だ。
昨日が余りに凄過ぎたので、私は聊か神経過敏になってしまったようだ。
だが、そんな私の逡巡を吹き飛ばす勢いで、彼らは突っ走る。
hydeは言った。「祭りだ」と。
そうだ、これは祝祭の空間なのだ。
ありとあらゆる混沌を呑み込む、狂乱のカーニバル。
4人と、そして5万人の熱気と力の渦が、巨大なうねりとなる。

tetsuの、昨日と同じ繰り返しのMCが、会場の高揚を和らげる。
tetsuが笑う、5万人が笑う。
些細な事なんだけど、皆が笑うのって、何て気持ちが良いのだろう。
この喜びは、幾つもの山を乗りこてきたからこそ、感じられるのかもしれない。
少し落ちついた処で、しっとりとしたバラードが続く。
今日のforbitten lover、素晴らしかった。
身震いするほどの歌を、彼は生み出す。
あの小さな体全部を使って。
朗々と流れる声は、我々を物語の世界に誘う。
その瞬間、彼に神が光臨した。
声が、天に尽き抜ける。
私は、魂を奪われた。

だが、そんな忘我の時も、Get out from the shellで突き放される。
これもラルク。否、これぞラルクなのだ。
夢は夢のままに。
だが、それは破壊すべきもの。
神は地の底から響くような声に転じ、我々を誘惑し突き放す。
常に安住しようとはしない。
突き破り、次のステージに進み続ける事を、彼らは要求しているのかもしれない。
New World、そう、世界は新しく生まれ変わるのだから。

兎に角もう、何も考えずに踊る、酔いしれる。
理屈なんていらない。
今、ここには歌があるし、愛がある。
ラルクが4人いて、我々がいる。
それで良いじゃないか。
メドレーも、恒例のバナナ投げwも全て愛しい。
ユッキーのドラムの格好よさに、もう言葉も失った。
凄い、凄い、凄い。
ありきたりの言葉だが、それしか頭に浮かばない。
一寸口下手なyukihiroからの、あれは我々に対するI LOVE YOUなんだと思おう。
良いじゃん、そう思ったって。
だって、祝祭の時なんだから。

P'UNKの弾けっぷりも見事。
毀誉褒貶あるが、お祭りだもの。やっちゃえ、やっちゃえw
再び本編に立ち戻り、興奮は最高潮に達する。
この一体感は、なにものにも換え難い。
だが、祭りの終わりは近づく。
混沌は秩序に、祝祭は日常に、いつかは戻さなければならないのだ。
瞳の住人、そして虹。
ゆるやかに、我々は解放される。
虹で、揺れるサイリウムの光が、優しく「またね」と呟いているよう。
歌い終わったhydeは、神を天に返し、どこか放心した様に見えた。
tetsuが舞台に残る。
ファンとの絆を惜しむ様に、いつもより多くのバナナが投げ込まれる。
と、そこにyukihiroが。
多くを語らない男が、今日はただ「感動している」と言った。
その心を体現するように、舞台から、ゆっくりと我々を見回す。
分けてもらったバナナを投げ、満足げに引き上げていった。
その背中が、とても幸せそうに見えたのは、私だけではないはずだ。
「良いライブだったね」
彼の背中は、無言でそう語っていた。
「またね」
tetsuはいつものように、明るく手を振って去っていった。
私も、とても軽やかな気持ちで手を振り返した。
祝祭は去った。
でも、とても大切な何かを、我々の心に残して。


率直な意見を述べさせて貰えば、昨日の方が、出来はよかったかもと思う。
今日だって十二分に素晴らしい歌唱だったが、昨日は別格。
(いや、寧ろ、2日続けて保たれていた強靭な喉には、舌を巻いた)
だけど、無言の力みたいなものは、今日も感じる事が出来た。
絶対に、彼らは裏切らない。
一筋縄じゃいかないけど、一寸斜に構えてるけど、どこからどこまでが果てか判らないけど。
だけど、彼らは彼らの神様には、忠実にあるのだと信じている。
よしんば、それが世間に背を向けることになろうとも。
彼らがその道を進む限り、我々も彼らを信じ続けるだろう。
音楽と言う神に、彼らが捧げる贄は、我々。
そして、我々が神に捧げる贄は、彼ら4人。
互いを捧げあって、この祝祭の空間は閉じられた。

歌に酔いしれるのって、気持ち良いよね。
手を叩くのって、気持ち良いよね。
言葉に笑うのって、気持ち良いよね。
汗をかくのって、気持ち良いよね。
2日間、色んな感慨が去来したけど、全てが気持ち良く感じられた。

再び言おう。
このASIA LIVEは最高だった。
L'Arc~en~Cielと言う果実は、芳醇に熟し実った。
L'Arc~en~Cielと言う存在は、我々の魂に住む不死鳥になったのだ。

思い込み過ぎると言われても良い。
陶酔し過ぎると笑われても良い。
私は、今、とても幸せなのだから。






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最終更新日  2005年09月26日 01時56分15秒
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