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![]() この後、大阪はDC、あと地方にも行くみたい。 私は1月の「COCO」が終わって、チャンスがあったら、くらいに思っていたら、ERINAちゃんから、千秋楽ダブルブッキングしちゃったんでどう?と誘ってもらい、初見が東京千秋楽! 行ってきました 芝居の始まりの曲が「ロシブル」の呪文の曲に似てるなぁと思いながら(出だしだけね)、ロシアの寒さと暗さに一気に包まれるような。 マジメな奥さんのアンナが兄の住むモスクワに向かう列車の中で出会った青年将校ヴロンスキーに恋をして、いけないと思いながらひかれていって(文字で見ると、よくあるメロドラマだなぁ) やがて彼女はヴロンスキーの子を身ごもり8才の息子セリョージャを残して駆け落ち。 やがて娘が産まれるけど、セリョージャを夫・カレーニンの元に残してきたことが頭を離れず、カレーニンはアンナを苦しめるために決して親権を手放さず。 外に出れば人の噂話の餌食になるのでアンナは家に籠もりがち。娘の世話は使用人に任せっきり。 ヴロンスキーが生活のために奔走している様子にさえ疑念を抱くようになり。 耐えきれず、ペテルブルグに戻り、セリョージャに会わせて欲しいと頼むが、セリョージャにはママは死んだ、と教えたと知り、またショックを受ける。 カレーニンは戻ってくるなら受け入れる、と言うができるわけがないと家を離れ、絶望した彼女は列車に飛び込む。 はぁ、壮絶な。 でも今でも全然成立する話だった。 アンナはアサコちゃん。 すっかり女優さんでした。 が、肩が出るドレスを着ると…なんだかたくましい。 怒りを表現したりの場面になると、がぜん強さを発揮。 後半、自分で自分を追い詰め、精神的に弱くなっていくあたり、すごくよかった。 ママとしてセリョージャと向かい合っているときは、若い茶目っ気あるお母さん、だから、その変化がすごかった。 ヴロンスキーの伊礼くんがカテコで、瀬奈アンナは強いアンナ、一路アンナは怖いアンナと言って笑いを取っていましたが、ホントそんな感じ。 この壊れていくアンナに対照的なのがあすかちゃん演じるキティ。 彼女こそはじめはヴロンスキーに好意を持つんだけど、葛山さん演じる彼と暮らしたいのだと気づいて、安定を手に入れる。 まさにアンナと真逆の人生。 結構歌もあって、あすかちゃんの強みを発揮。 かわいかった。 山路さんからは、お稽古に入ってから、いつもいつも「私、大きいので」といくらか身をかがめるようにしてたけど、実は大きい女性が大好きです、と。 (タニちゃんも大きかったしなー) アサコちゃんは「もっと早くにそれを聞いていたら、お芝居も違ったかも知れない!」と。 山路さんのカレーニンが残されたセリョージャに聖書を暗記させようとする場面があるんだけど、そこが最大の泣きポイント!でした。 セリョージャを面倒な、くらいに思っていたんだろうけど、彼に一番よいことをと思った末にママは死んだのだと教え、勉強もさせ。 父子がつながっているんだと思わせる作りになっていて。 アサコちゃん、伊礼くん、山路さんの3人の場面=修羅場ですなーが緊張感あってよかったです。 曲もナマだし(だから11000円?)塩田先生だったし、満足です。 次は新潟公演だそうで。 雪の場面とかリアルに感じそうだなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月08日 09時23分03秒
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