ニーハオ中国

12月16日の金曜日、空気汚染赤色警報の予報が出され、
その日の夕方になって、
翌週の月、火、水曜日と学校、幼稚園が休校になるという
政府の通知がありました。

さぁ大変、つばめは夫と連絡をとりながら、
会社に在宅勤務願いを提出し、
3日間分の食料を買い込んで、体制を整えました。

そして月曜日、外はどんよりと曇って
ほんの少し先も霞んで見えない感じ。
空気清浄機をつけて部屋にこもります。

小学校は、「停課不停学（休校しても学習は止めない）」
という方針のもと、担任の先生から3日間分の
在宅学習のノルマ表が携帯のグループチャットにUPされます。

国語、書道はノートに書くものが多く、
算数と英語は携帯アプリに毎日宿題が送られてきます。
このほか、音楽、美術、体育までノルマがあって、
これをこなすために、学校と同じように
朝から時間を決めてスタートです。

つばめは昼御飯の準備だけしておいて、
仕事に取り掛かります。
が、子供の宿題タイムスケジュールを管理しながら
仕事をするのは、なかなか大変です。
少し仕事をしては、子供に呼ばれ、という感じで
そのうえ、ふたり目ちゃんがチビちゃんの宿題の邪魔をして
なかなか進みません。
つばめもイライラがつのり、
仕事の締め切りに追われてくるとともに
子供の不真面目な態度に切れて
大声でどなってしまいました。

子供たちは外へ一歩も出られず、
親はかまってくれず、
上の子は宿題に追われ、
下の子は遊び相手もいない状態でほうっておかれ、
かわいそうでした。

そんな3日間もやっと過ぎ、
木曜日には予定通り警報が解除され晴れて出勤、
これでやっと会社で落ち着いて仕事ができることに
ホッとしました。

実家の母からは、空気汚染を心配するメールが届き、
日本からマスクを送ろうかと言われましたが、
中国ののほうがもっと本格的なのが売ってるから
大丈夫と伝えておきました。

ほんと、この3日間の北京の空気は、
まさに「ワンプの星」という絵本をほうふつとさせるものでした。
人間は自分たちが環境をむちゃくちゃに汚染したせいで、
防毒ガス仕様のようなマスクをして息をしてるなんて、
何かのSFの世界の話のようですが、
これは現実の話です。

日本では北京の空気汚染のひどさが、
それは大きく報道されているのだろうと思いますが、
つばめなど、

「この空気吸って何年か早く死ぬとしても
　もうそれでいいじゃん」

と開き直っているので、たいして恐ろしいとも思いません。

ただ、未来ある子供が病気になってはかわいそうなので、
どのぐらい効果があるのかは分かりませんが、
強力そうなマスクなどつけさせて
少しでも防御してやりたいなとは思います。

↓こんなマスクを買ってみました。
　でも、幼稚園や学校の行き帰りだけマスクつけても、
　教室で汚い空気を吸っていれば、意味ないと思うんですけどね！

image1 posted by (C)つばめ