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テーマ:最近観た映画。(39264)
カテゴリ:映画
もともとテレビを見る習慣があまりないので、トレンディドラマはさっぱり分からないし、あまり面白そうな番組を知らない。そのせいか、母親が好きな番組を一緒に見させられている。で、家には私と一緒に見るつもりで母親がビデオにとっておいたのが何本かあった。食事時にちょっと見たりして、ある程度は消化している。
で、その消化過程で見たのが、映画「博士が愛した数式」。ぜんぜん知らなかったが、母親いわく去年ベストセラーの小説を映画化したものだそうだ。 なかなか渋くていい映画だと思う。主演の寺尾聡もなかなかよかった。 何気に思うのが、自然科学を研究対象にしている人たちは、意外に世のなかに存在する自然の神秘を語るのがすきだと思う。この映画でも、数式で気持ちを表してみたり、愛とか無をあらわしてみたり。普通の人には受け止めきれない感情表現だが。。。 けれど、何となく気持ちは分かるような気がする。世の中の事象は、理屈で考えてもどうしても解決できない、解明できないことばかり。調べれば調べるほど分からないことが出てくる。なので、どうしてもその分からない謎の部分を神秘として表現する。分からないから分かりたくて謎に惹かれる。 本来それは、自然科学でも社会科学でも同じ結論に達するべきなのに、自然科学研究者の方が数式や方式に当てはめることができるか否か、の二者択一の世界だからだろうか、割りきりがいいという気はする。社会科学研究者の方が、なまじあいまいな部分が多いし、ぼかしたりできたりするので、解明できないかと粘りがちな気がする。 特に私の専門分野は、ゲーム理論が働くようでそうでもない。むしろ、理論が現実を後追いで追いかけているのが現実だ。まあ、だから面白くもあるんだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 22, 2007 12:26:24 AM
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