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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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August 1, 2007
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カテゴリ:雑考あれこれ
昨日の集まりで知り合いが一人で悩んでいたテーマが、「非西洋の近代化」。確かに悩み始めればきりがない。

が、今日は近代化とは?というところで考えてみよう。

いろいろ定義できるだろうが、知り合いは、「資本主義とリベラリズム」を挙げた。

私としては、そのほかに民主主義とまともに機能している国家(政府)の存在をつけるかも。

まず、資本主義。これは、20世紀の資本主義VS共産主義VSファシズムの戦いで唯一生き残っているのが、資本主義なので、まあいいだろう。

リベラリズムは、個人と社会との間で定義する自由の範囲という意味で、まああっていいだろう。実際には、社会道徳や個人の置かれる環境で可能な範囲は法律が定めるより狭くなるが、それでも政府による強制ではない、という点は大きいだろう。

ここで、経済、社会面を見てきて、政治面がないのは、違和感を感じてしまう。今のところ、民主主義がその他よりまし、という意味で入れていいと思う。王政、独裁にしろ、その王や独裁者が生きている間はいいが、死んだ後誰が後継者になるのか、リスクが非常に大きい。王子とか指名された人がいても、歴史をみればしょっちゅう殺されたりする。さらには、被統治者たちの言い分を反映するしくみが、往々にしてビルトインされていない。

そこへいくと、民主主義は、腐敗という問題はあるものの、常に次期リーダーたち、その予備軍が沢山いる。で、リーダーが変わるのが常態化している。なので、一人のリーダーがいなくなっても、その国の存続リスクを考える必要がない。(まあ、アフリカにありがちな形だけの選挙とか民主主義はのぞくとしよう)要は、いいリーダーなら長いことリーダーをさせてあげるし、悪くなったらとっとと取り替える、仕組み。これなら、被統治者の意見はある程度制度として反映されることが保証されることになる。

そしてまともに機能している政府。人間の安全保障的な観点からすれば、水や学校、病院などの生活インフラから安全性(内乱や政府による虐殺がないとか)、その他個人レベルではどうしようもない制度整備(戸籍とか住所とか法整備とか警察とか)がある程度ちゃんとしていること。現在あまりに多いFailed Statesを考えれば、入れてもいい項目だと思う。

では、最後になぜ近代化とは何かを考える意義があるのか?個人的には、近代化が人間社会の向上のステップの一つと思っているから。つまり、安定した社会造りの前提の整備段階だと思っているから。





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Last updated  August 2, 2007 12:29:51 AM
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