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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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January 14, 2008
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カテゴリ:時事
今日は久々に時事ネタを。

1)ブッシュ中東訪問
二、三日前ブッシュが中東を訪問したが、!と思ったのがワシントンポスト紙の記事。中東に着いた日はイスラエルに終日いたブッシュだが、その翌日パレスチナにほぼ一日滞在し、ガザ地区に行った、最初の米大統領となったとのこと。さらに、イスラエルは第三次中東戦争で占領した地域をパレスチナに返還すべき(正確には第三次中東戦争前に戻せといったそうだが、となると、シリア?もどさくさにまぎれて領土拡大したのも含まれてしまうので、側近があくまで主体はイスラエルと補足している。)といった。

以前「イスラエル・ロビー」の読書感想文を書いているときにも触れているかもしれないが、相当ブッシュはがんばってる。さすがにイラクをめちゃめちゃにして人気が最低レベルに落ちているので、名誉挽回というところではあるが、イスラエルロビーの強い国でよくぞここまでいったもの、とほめるべきである。ネオコンからは非難ごうごうだろうが。そうはいっても、イスラエルを十分に説得できるだけの力はなさそうだが。

そもそも、アメリカがイスラエルの味方といっている間はまともにイスラエル・パレスチナ問題で公平なる仲介者になることはできない。が、少しは中立に動かないとにっちもさっちもいかないし、イラクでどんどん米兵がテロの標的にされる。

ニュースをみての判断だから、形ばかりパフォーマンスをして、パレスチナ側から譲歩を引き出すためなのかもしれない。が、それでもそれさえも今までできなかった(イスラエルロビーに許されなかった)ことをしたというのは、一つの前進だとは思う。いくらイスラエルロビーがすばらしい選挙マシーンであろうとも、ユダヤ人口はアメリカの中で最大の民族グループではない。さすがに、いかにイスラエルロビー主導の中東政策がアメリカの国益を損ねているか、ようやくみんなが言い立て始めた+ブッシュ自身は再選しないので、それほどロビーに気を遣うことはない、という状況ができて初めて可能な話である。

とはいえ、この中東和平プロセス、ブッシュがレガシーを作りたいというだけの「善意」で中東外交をするのはこの1年ばかり。しかも、サブプライムで米経済がやばい、ということはブッシュ政権も認めたところ。世論調査では、既にイラクよりも経済の方が重要課題、とでているので、自然ブッシュの意識もイラク、中東よりは経済の方に向いてしまいそうだ。となると、どうしてもユダヤ人がひしめく財界とやりあう必要があり、せっかくのパフォーマンスも一時で終わってしまう可能性は大。

このままがんばってくれればいいんだけど。。。

2)台湾行政院選挙
台湾で国会に相当する、行政院で最大野党国民党躍進、与党民進党大敗北、となった。ひどくおおざっぱに言えば、陳政権は中国との対立路線。国連に台湾の名前で加盟したいといっていて、国民投票に問う、といっているくらい。方や、国民党は党首が中国にいって共産党と和睦しちゃったくらいだから、より中国と協調体制である。

そういう見方をすると、もういい加減対立路線はみんなついていかない、感情的にはそうだそうだ、というかもしれないけれど、現実問題既にあまりに両岸で経済関係が成立しているし、相当中国に投資してる。それをムダにさせる気か?ということになるのだろう。

一応、陳政権は国民投票をしても、法律的なしばりはない、と苦しい説明をしてる。が、与党の説明どおりにいくのか?そりゃ、国連に台湾の名前で加盟したいですか?と聞かれたら、大概Yesだ。けれど、じゃできるの?といわれれば、常任理事国に中国がいる以上通るはずもない。それでも、やらねばいかん、という危機感は台湾政府内に存在することだけは確か。中国がえげつなく、台湾が援助して承認してもらっている、中南米、アフリカに殴り込みをかけていて、台湾以上に援助を与え、中国との国交樹立を狙って揺さぶりをかけてる。また、国際機関でも、台湾の名前をChinese Taipeiなどと変えようと画策しちゃったり、と逐一癪に障ることをしてる。

が、それでも、それだけで潰れるか?と言われると、台湾は別に倒れるわけではない。現実的な対応をしてほしいと願うばかり。





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Last updated  January 15, 2008 02:02:49 AM
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