668632 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

我思う、ゆえに我あり

我思う、ゆえに我あり

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Profile

yukie_yo

yukie_yo

Category

Calendar

February 6, 2008
XML
カテゴリ:雑考あれこれ
今日はスーパーチューズデーの結果が出てきて、予想外にマケインが健闘して、ほぼ党指名確定の勢いだ。さらに意外なのは、ハッカビーまでも健闘して、二位であったはずのロムニーがかろうじて二位を保っているが、一時はハッカビーと接戦までいった。

ずっと共和党は割れに割れて、党大会でようやく統一候補が決まるんじゃ?といわれていたのに、何とまあ民主党よりも先に決まりそうとは。本当に選挙は水物です。当初、マケインは戦争、安保に強いというイメージで、ロムニーは経済に強いというイメージだから、スーパーチューズデーは正副大統領候補を決めるようなもの?と思っていたのだが、どうも、マケインとロムニーの間は非常に悪いらしくて、多分マケインがロムニーを副大統領候補としてチームを組むことはなさそう、とアメリカ人の友人はいう。

それにしても、オバマも大健闘。ビル・クリントン時代の選挙マシーンを控えて知名度No.1のヒラリーを向こうに回してすごい、の一言。ちなみに、在外投票もカウントされているようだが、日本にいるアメリカ人で民主党員はなぜかオバマファンが多い。83%はオバマに投票しているそうで、驚き入る。

まあ、それはおいておいて、今日の本題。

今日は大学院時代に知り合って今は私のいた古巣の半分くらい競合のところに行っている友人とご飯。何でも私の代の大学受験でいうところの、日東駒専レベルの大学で講師を一回やったそうで、いかにショックを受けたかを語ってくれた。

最近の大学生たちは、自分が分からないと、課題が難しすぎるからレベルを落としてくれ、とか、ネットで検索してもでてこないような課題はだすなといったり、高校時代からここは大事だから板書を写してとか言わないとノートに写しもせず、試験にでると、事前になぜ知らせなかった?とくってかかったりする、というちょっと?前までの大学生としてはありえない話を聞かされた。

なぜに全て自分の基準にさせようとするわけ?自分より上の基準に合わせようとする努力がかけらも見えないわけ?理解に苦しむ以外何者でもない。

X世代、宇宙人世代、とか昔はいったけど、ますます分からない世代がうまれているようだ。そんなに学校って甘やかしてるのかな?

そもそも姿勢がなってない。昔は昔で、多分どの世代も下の世代をそう評価してるんだろうけど。

けれど、考えさせない、詰め込み教育のなれの果て?というべきなのだろうか。全て、世のなか答えがどこか(しかも最近はネットらしい)にあって、ググればでてくると勘違いしてるそうだ。

大丈夫かなあ、そんなんで?ちょっと考えたら、わかりそうなもんじゃないか。例えば、卒業する前からどの会社、どの職業に就職するか?そんなの答えなんかない。あるのは、無数の選択肢と限りある時間。その制約の中で一番よさげなものを選び、第2、3候補を選んでいって、双方納得がいけば就職となる。ググって答えがでるはずもない。答えと偽ってでてくるとすれば、それは占い。

他にも、誰と結婚する?だって、どこの学校でも教えないじゃん。でも、人生のなかで大概は経験するであろうと思われるイベントである。どういう基準で?とかそんなのは、自分で経験をつむなり、何かしらの模索の後にでてくること。決してググってでるようなもんじゃない。

そんなのが、会社に入ってこられても、先輩や上司がいい迷惑だ。というより、考えられなかったら、人間を雇う意味がない。人間は、機械と違って、間違いはするわ、できるまでに時間がかかるわ、という欠点がある。特に単純作業で正確さやスピード処理を求めるのならば、人間よりも機械の方が安上がり。けれど、機械の泣き所は考えられないこと。臨機応変に対応を求めたり、創造的なことをさせるわけにはいかない。そこで、人間がでてくる幕がある。

なのに、分かろうとする努力なく、ただ自分に合わせろといい、かつ能力がなければ(新人の最初の頃なんて何やらせても大概失敗するから直属の上司は自分の仕事ができずにずっと新人のフォローしてるようなことになる、と社会人の新人になる前の皆さんは覚えておいていただこう)、説明するだけでも時間がかかって面倒だし、周りはかなりつらい。やる気があっても新人教育はつらいのに、そんなんじゃ、ますます使えないレッテルが貼られてしまう。

そうならないためには、考える習慣をつけること、他人のせいにする前に自分の側に落ち度がないのか、必ず立ち止まること。

以前、母校の高校で1年生に講演したことがあるが、そのときいったのは、他のしゃべることは全て忘れてもらってもかまわないが、次の3つだけは持って帰れ。
1.自分で選択すること
2.よくわからないときは、後の選択肢を狭めない選択肢を選ぶこと
(例えば、医者になりたいのかよく分からずに医学部にいかないこと。医者になる以外の選択肢を摘んでしまうから。)
3.一度自分で選択したら、責任は自分でとること

この選択するというのは、考えるプロセスが含まれる。自分にとって沢山ある選択肢の中からなにがいいのか考えなければならないから。他人にアドバイスをもらうのはいいが、必ず自分で決め、決めたら責任は自分にある。そう思えば、それなりに、選択に慎重になる。

頭は帽子をかぶるためにあるんじゃない、考えるためにある。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 7, 2008 02:59:41 AM
コメント(0) | コメントを書く
[雑考あれこれ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.