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カテゴリ:雑考あれこれ
今日は久しぶりに仕事に関係のない本を読み終えた。最近日本でKYというのがはやっているそうなので、まずはいかなるものか、と読んでみた。
手に取ったときは、場の空気に飲まれすぎていいたいことをいえない場合もあるから、読めることに越したことはないけれど、あえて読むべきでないときもあるんじゃん?と思っていた。 が、ちゃんと受身体にならずに能動的に場の空気に参加して、タイミングよく空気をかえようという話もあるので、そこは安心。 まあ、いたって当たり前のことを書いてあります。もっとも、当たり前のことをちゃんと書いてある本はだいぶ少なくなった感はあるが。 コミュニケーションというのは、話し手と受け手があって初めて成立するもの。だから、相手の反応をちゃんと見ること、相手の置かれている状況も考慮すること。これは、話し手の話だけでなく、受け手になったときも同じこと。無反応の相手に話すのは非常に骨が折れるし、話し手も相手の反応にあわせて話をするから話が弾むというもの。 多分、前の会社でさんざんプレゼンをやらされたので、当たり前だなと思って読んだけど、そうでないと、結構ためになるかもしれない。 ただ、話し手の言葉の意味を決めるのは聞き手、とちょっと突き放した感がある言葉にはちょっとひっかかるかも。前の会社では、相手にちゃんと伝わるまでは話し手の責任、と教わる。説得を仕事とするだけに、勝手に思い描かれても困るのである。 もし一言で勘違いされたのなら、できるだけその場で解消する。というより、私のクライアント、何でもがんがん質問してたな。。。勘違いのしようのないまでに。 でも、勘違いされては困るの、という大事なところは何度でも強調するし、言葉変えて言い換えるし、まあまあ変な誤解はなかったはず。 私の話はさておき、人との話が苦手、とかおしゃべりなんだけど、みんなへの受けはいまいち、という人にはオススメしたい。きっと自分のあてはまる箇所があるはず。 ただ、ひとついただけないのが、男女の間の場の空気の最初のほうは、夫婦の会話。著者の実体験が透けて見えるんだけど、半分くらい家事をなかなかしない夫の側の苦しい弁護というか、愚痴に近い。仕事上の体験の話はいいんだけど、どうしてもプロとして接していないときは、いまいちだと思う。 著者の奥さんの反論もあわせて書かないと、フェアじゃないしね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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