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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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May 20, 2008
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カテゴリ:時事
今日はちょっと旬をはずしたけれど中国の地震とミャンマーのサイクロン災害の話。災害の話そのものについてではなくて、PRの観点から見てみたい。

ミャンマーについては、アメリカの報道(NYタイムス、ワシントン・ポスト紙)を見る限り、米軍やUSAIDからの援助を一切受け付けないために、怒りが込められた報道がなされている。けれど、ミャンマーを日ごろ眼の敵にしていないベトナムなどの国からの援助が入ったということは報道されない。(これはアメリカ側の偏見)

これは、日ごろアメリカが尊大なため、自分がいくら相手を敵視していても、自分が話し合おうという姿勢を見せれば世界中のどこの人間でも交渉のテーブルにつくさという思い上がりが透けて見える。それが、ミャンマー政府にあっさり拒否されたものだから、怒り狂うのも、わからないでもない。が、ちょっとは反省しろよ、アメリカ。

それでも、米軍がなんと言っても世界中で機動力があるのもまた事実。二次災害が広がらないことを切に願うのみ。

ミャンマーの災害から数日後起きた中国四川省の大地震。こちらは異例の報道となった。普段なら災害を過小報道、あるいはまったく報道しないよう政府が指導するにもかかわらず、今回は一切政府からの規制がなく、外国人報道陣がじゃんじゃん入り込めた。

こんなことは、初めてである。さあ、なぜ?

政府からの規制がないのは、政府が忘れたからでもなんでもない。報道してくれと思ったからである。なぜ?普段中国は報道規制が厳しいため、基本的に質の高い(政治的)人権を尊重しない国を軽蔑する傾向のある欧米に、叩かれている。そこで、これを名誉挽回するためにこうした動きをしていると思われる。ここまでは、ワシントン・ポストにも載っている。

さらに、タイミングも絶妙だ。数日前にミャンマー政府が欧米援助を入れていないため、何と閉鎖的なと言われている。そこで、中国が逆に開放的になれば、限りなく対比ができる。いわば、ミャンマーを犠牲にして中国はいい子ぶっているともいえる。

さらには、中国にすれば、ちょっと前まではチベット問題で中国の印象はめちゃめちゃ悪くなっているわけで、北京オリンピックまであとちょっとというところで取り消されたのでは面目丸つぶれだ。

そこで、気持ちだが、名誉挽回策といえると思う。

けれど、人民解放軍を27万も動員しておきながら。。。まだまだ救出作業には慣れていないようだ。日本や台湾へ自衛隊を含め救助隊を要請したのも、現実解だと思う。ちなみに、アメリカには援助要請はされておらず、気持ち面白くないのか、ワシントン・ポストなどは今後仲良くしたいと考えている日本や台湾に戦略的に選択して援助を依頼していると邪推している。まあ、まったく否定できないにしろ、同じ地震国の日本を最初に頼りにするのが、当たり前だと思う。(最後の方には日本や台湾は地震が多いので、地震救出には経験が豊富だがと書いてもあるが)

これを期に、まだまだ開発の余地がある、道路などのインフラ整備、しっかりやってほしいもの。





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Last updated  May 20, 2008 03:17:32 PM
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