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yukie_yo

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June 15, 2008
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カテゴリ:時事
しばらく時事問題を書いていなかったので、久しぶりに北朝鮮問題を取り上げよう。

北朝鮮が拉致問題について再調査を約束した。これは、いきなり言ったわけではなく、去年からストップしていた日朝国交樹立交渉の一環で出てきた話。まあ、そもそもそういう交渉が政府間で行われる予定ということは、既に何かしらの進展がありそうな気配があったことを物語る。

で、拉致問題を再調査する約束をしただけでなく、よど号の実行犯の引渡しも協力するという返事まで返ってきた。

北朝鮮に何があったの?という疑問は当然わくが、二つの要因が考えられる。

1)米朝交渉が順調
北朝鮮は、何だかんだといいながら、ヨンビョン核施設を使用不能に、全ての核プログラムの申告をするなど、六カ国協議の合意内容を着々と実行してきた。なので、当然ながらバトンはアメリカ側に渡されて、申告書を精査する一方、テロ支援国家というレッテルをはがす番となっている。もちろん、北朝鮮がそんな程度で信用できるか?という議員もまだいるので、すんなりリストからはずされるとは思わないが、(当然のことながら、議会では政府に決定を遅らせたり、否定するような法案を通すことが可能である)政府側からの働きかけはある。

通常、大事なことは選挙が終わるまでは進まないのが常識なのだが、みんな選挙にかまけて山済みにしたまま放っておいた法案たちを一気に11-2月にかけてばしばし通すことがあったりする。テロ支援国家リスト案件もひそかにもぐりこませる?という手もあるので、気は抜けない。例えば、他にも現在イラクと基地設置、地位協定について協議中で、年内にも締結したいなんていっている。こんなことは次期政権が決めるべき事項ではあるが、今のうちにやっちまえという政権の読みがある。さらに、マケインが大統領になれば、こういうのはそのままOKということになりかねない。

さらに、申告内容がOKとなると、日米とも国交正常化をすることとなっているので、日本も自動的に正常化交渉のテーブルにつかざるを得ない。さらに、この米朝間の交渉中、アメリカのクリス・ヒルが日本の顔を立てて、日本の拉致問題も何とかしなさいよ、といったということなので、そうしたことも絡んで(そして、食糧援助もお願いしないといけないし、親分の中国も最近は日本と仲いいしね)、日朝間の国交正常化に向けて、まず北朝鮮がそろそろ日本に交渉を始めようよと呼びかけている。

2)食料不足
今年も、食糧難の北朝鮮。さらに、世界的に食料価格が上がっているだけに、食料難はさらにひどくなろう。となれば、いくばくかでも拉致問題を進展させて日本から支援をもらおう計画だろう。

以上2点が絡み合って、こうした動きになったものと思われる。

さらに、北朝鮮との国交正常化交渉が再開されることになった頃、既にアメリカ側からも北朝鮮が拉致問題に前向きになるだろうという話は耳打ちされてたろう。それに、少なくてもブッシュ政権では北朝鮮で強硬姿勢はなかろうし、当分北朝鮮と対話モードになるだろう。なおかつ、福田首相なら、拉致問題をペットプロジェクトにしていた安倍首相と違い、北朝鮮に対してより柔軟な姿勢を打ち出せる。

だけど、いくら福田首相でもいきなり北朝鮮に譲歩するわけにも行かないので、北朝鮮から最初に動くということで話がついていたのだろう。その代わり、即万景峰号入港許可など一部経済制裁を解除するなどの譲歩内容も裏でナシがついていたと思われる。(最初に北朝鮮が動いたのは、援助目当てだろうな。。。)

なので、逆に逆読みすれば、今後アメリカも話がより一層進展しそうな勢いだ。アメリカはこのままだとすんなり申告内容はOK、テロ支援国家指定をはずし、国交正常化交渉に向かうつもりだとも思われる。ブッシュ政権下でここまで動けるかは微妙だけどね。

少なくても、北朝鮮はコンスタントに交渉に前向きのようだ。(ただ、マスコミがどういうトーンで書くかは別の話)既に核兵器は作ってしまったし、後はその過程に作った施設を援助と引き換えに売っていくだけの話だしね。





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Last updated  June 16, 2008 12:12:26 AM
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