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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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December 26, 2008
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カテゴリ:時事
しばらく前に土井あやこさんというワシントン在住の、半分引退したようなジャーナリストがワシントン・ポスト紙に日本のメディアはオバマに悲観的な意見ばっかり書いている、と意見コラムに書いた。

これが、どうもオバマチーム内で問題になったらしく、(というより、このチームの日本担当、何でも悲観的な話がでると反応したがるというべき?)チーム内のシーラ・スミスさんという外交評議委員会(フォーリン・アフェアーズ誌の出版元といった方が分かりやすいか?)の研究員が、いやいや、オバマは日本を大切にするよ、という趣旨の論文、その名も、Yes, we can, Japanという題を発表。

で、また土井さんがゴニョゴニョと反論、という一幕があった。

まあ、この一幕、どっちかというと、日本のメディアが犯人だ。なぜって、日本の中ではあまりオバマに対して悲観論がないにもかかわらず、どこからたきつけられたのか知らないが(個人的には某省庁あたりがが一生懸命自衛隊のアフガン派遣の地ならしのため、アメリカから強い外圧が来そうだと吹聴しているのではないか?と勘ぐっている)、悲観論を出しまくっている。おかげで、ワシントンで会う日本から来た日本人という日本人、みんな、オバマが大統領になったら、日本は無視されるんでしょ?とか終わりなんでしょ?とか聞いてくる。私も日本に来る前は日本人はみーんなオバマが嫌いなんだ、と思ってました。

帰ってみれば、全然違うじゃん。何でもっと素直に好意的な印象を伝えないのだろう、日本のメディアは?そんなに負けたマケインに媚売ってどうする?日本のメディアというプリズムを通すと、世界がゆがんで見える。おかしいなー。ちゃんと磨いてねー。

どちらかというと、アメリカ人の方が日本の知人に個別にいろいろ聞いているから、メディアがいうほど、状況は悪くはないと知っている。が、日本のメディアはそういう伝え方をしているという土井さんに、スミスが噛み付いた格好だ。

けど、ちょっと題名には、笑えました。ま、確かに日本担当者に言わせれば、緊密な日米関係を築けないなんてやる前から言われて、ムカッとしたことでしょう。シーラさん、来年1月から日本のメディアに対し目に物を見せてあげてください。

さて、私が勝手に勘ぐっている、オバマからくるんじゃないかと政・官界辺りが冷や冷やしている案件の筆頭に、アフガンでの日本の更なる貢献。

で、この間までアフガン勤務だった外務省の友人とご飯を食べたときの話。

一応、外務省の中でもアフガンの一箇所でもいいから日本からの資金を投入して、日本村を作ろう計画があったとか。でも、最後はゴニョゴニョとなって尻すぼみになったものらしい。

とっても、もったいないです。案外とってもいい案だと思われたのに。

なぜかというと、以前当ブログにも書いてましたが、今中国はパキスタンに相当援助をしていて、グワダル港湾施設を整え、新しく開港。当然、そこには海軍施設があるであろう(そういう報道もあります)。

が、中国が果たして石油だけにとどめおくか?といわれると、シーレーンを独自に中国海軍は守ろうと考えている(ブルーネイビーといいます)ことを考えると、ちょうど中間地点あたりに寄れる港ができたようなものである。単純に比較すれば、近くにアメリカ海軍にとっての戦略拠点である、ディエゴ・ガルシアがあるように。

さらに、グワダル港はシーレーンを頼らずに石油が中国まで運べるための布石に取れる。すでに、グワダルから中国の新疆までつながる高速道路が開通してる。さらには、石油パイプラインまで作ろう計画まである。(国境付近には山脈があるので、ものすごい効率の悪い話であるが)

そういう動きをされると、アメリカにとってはちょっと注意をしなければならない状況なわけ。まあ、日本にとってもですが。となると、アフガンに一箇所でも情報収集ができる場所があるというのは、日本にとって幸いなことであり、それをまたアメリカに対する外交カードに使えるかもしれません。

本来ならば、いろいろ考えて行動したっていいはず、、、なんですが、そういう戦略的に考えられる部署が外務省にどうもないので、せっかくのいい案件もゴニョゴニョで終わる。

チーン。





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Last updated  December 27, 2008 01:20:48 AM
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