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カテゴリ:時事
久々にオバマの動きをば。
昨日ようやく経済刺激法案が議会を通過した。あまり中身を追いかけていないけれど、上院を通過できたものだ。 ご存知の通り、去年の選挙結果が完全にはいまだ出ていないが、フィリバスター(議事妨害)を否定できる60議席には、さすがの民主党もぎりぎり達していない。 ので、上院に残る共和党がオバマにいい格好させじとがんばる、いわばねじれ現象がおきる。 ただ、アメリカ議会の場合、もともと2党政治であり、ねじれ現象はしょっちゅうなので、いわば正常?な状態。なので、いかに野党と調整するか、が結構大事で、日本よりははるかに、両党から尊敬される議員とかがいる。(もちろん、日本でも料亭とかで自民も民主も議員レベルでは仲がいいんだろうけど、公にいえるか、いえないかが、大きく違う。) また、ホワイトハウス側の調整方法として、共和党員を閣僚に任命してしまう、という荒業がある。(オバマは3人任命)今回のオバマ政権の場合、正副大統領ともに上院出身なので、オバマは1期だけだが、バイデンの手腕に期待できそうだ。 そうして、議会に相当注力した結果、経済刺激法案が通過した。当然賛否両論はあるだろうけれど、11月から2月で成立した、速いほうだ。 日本はたかが定額給付金でどんだけもめてんだ? が、それでも、楽観はできない。どれだけ効果がでるか、次第だ。 もう一つ、ブッシュ政権と大きく違って、前進しそうなのが、外交分野。別に、ヒラリーがアジアに最初に訪問するから、どうのこうのではない。 幸い、イスラエルは国内選挙のおかげで、与党が短期勝利を勝手に宣言してオバマ就任前にとっとと帰ってしまったので、とりあえず緊急ではなくなった。 その一方で、改善の兆しが見えるのが、ロシアとイランの関係だ。イランとは、最初の公約通り、条件なしに直接対話の意向を示しているし、ロシアともヨーロッパのミサイル防衛を見直してもいい、と示唆した。 つなげてみれば、ロシアはイランのいわば、後ろ楯。だから、ロシアへは、ミサイル防衛を引っ込める代わりに、イランを支援するな、と読める。そうして、イランにはロシアという後ろ盾をなくした上で、アメリカと話し合えと、まあ外堀を埋めた感じ。当然、イラン側もここらが潮時だということになる。現大統領ではあまりに露骨に嫌米派だから、穏健派のハタミ元大統領が今年8月の選挙で出馬の意向を発表したので、CIAなどの支援をもらって選挙に勝てば、かなり関係は前進するだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 13, 2009 12:49:18 AM
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