668689 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

我思う、ゆえに我あり

我思う、ゆえに我あり

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Profile

yukie_yo

yukie_yo

Category

Calendar

June 6, 2009
XML
カテゴリ:時事
今朝、NYタイムスとワシントンポストの、オバマのカイロ大学演説の反応を読んでいて、ふとおかしい、と思った。

やけにオバマに好意的なのである。それのどこがおかしいか?というと、昨日書いたとおり、オバマの演説が、アメリカはパレスチナ側からの視点があることを認める、即ち今までのイスラエルの味方しかしない、といっていた路線からの脱却だ。それを、ユダヤ人が持っているといわれる、NYタイムスとワシントンポストが2紙ともそんな演説をほめている。

おかしい、非常におかしい。何か裏がありそうだ。私は別に中東専門家ではないので、以下邪推でしか話せないので、ご了承ください。

この演説をする前に、オバマは先にイスラエルのナタエヤフ首相、続いてパレスチナの代表と会っている。ナタエヤフ首相は、イランとの交渉は1年程度の努力次第であるという言質をオバマからとった、と報じられた。一方で、オバマは、ナタエヤフ首相から入植地拡大停止の言質をとっていないので、イスラエルの勝ち、といわれた。一応、両者は、意見の相違を特に表立てるのを避けた、という点では大人の対応だったと評価された。その後のパレスチナ側との会談では、オバマはパレスチナに同情的、という報道だった。

が、実際にはこの会談の頃から、二人は演技してるのではないのか?イスラエルがアメリカなしで、中東で生きていけるように。

いきなり超強気で、暴力的なイスラエルが、パレスチナ国家を承認するので、中東諸国と和睦をしたい、といったら、どうなるか?相手はイスラエルの真意を疑うだろうし、もしイスラエルが本気で和睦したいと思っていると信じた場合、いろいろ条件を突きつけてくるのは目に見えている。

それはイスラエルとしては避けたい事態だ。となれば、イスラエルがその傲慢な態度をやめるための、もっとももらしい理由が必要だ。中東が納得できる理由、それはアメリカとの仲違い、あるいはアメリカによる強力な説得しかない。

じゃ、アメリカに独自のイスラエル・パレスチナ政策があるか?といわれたら、そんなのは、ない。イスラエルロビーがあまりに強力だから、今までアメリカを牛耳ってきたのであって、その逆ではないことが、あまりに知られすぎている。さらに、今のオバマの外交顧問は、ブレジンスキーなどであり、これまたユダヤ系だ。また、今日ナチスの収容所に行って、オバマの大大叔父さん?が収容されていた、といっていたので、オバマ本人にもユダヤの血が流れてる。

シカゴで弁護士をしていて、外交経験ゼロ、上院議員になって5年前に国政デビューした人間に、いくら頭がよくても、独自の外交政策はできない。しかも、オバマは次の大統領選に出る気満々だ。そんなオバマが、多額の寄付を期待できるユダヤ票とけんかするはずもない。(いつも、大体もう次の選挙を考える必要はなくて、後は自分のレガシーを考えればいいだけの、二期目の大統領がこの問題に取り掛かるものだ)実際、オバマが党指名を受けた段階で最初にヒラリーと会いに行ったのが、ユダヤ系団体だ。まったく、オバマがユダヤの意向を無視する気はないし、理由もない。

だから、このオバマの演説内容、政策、態度はイスラエルが事前承認したもの、と考えていいのではなかろうか。

じゃ、なぜ今頃になってイスラエルはアメリカなしで中東で生きていく決心をしたのか?

それは、もうアメリカが単独覇権がいやと思うようになったから、あるいはもう出来ない、と音を上げたから?確実に理由の一部だと思う。

後考えられるのは、とっぴな話だが、そろそろ化石燃料(石油、石炭、天然ガス)に代替可能な、あるいは分散できるだけのエネルギー源、エネルギー技術ができつつあるので、(今、オバマはグリーンエネルギー、省エネに夢中)中東の産油国は一挙に収入源がなくなり、今までの富でいきていくしかない。そうなれば、失業率が高くて、王家が好き放題しているアラブ諸国に国民が反乱してくれるかもしれないし。そうしたら、イスラエルにとってアメリカがいなくても中東で生きていける。

そうして、イスラエルにとり、今までのオイルマネーをできるだけ国内の経済開発以外の用途に使わせておくべきではなかろうか?さらには、そのオイルマネーをアメリカ・イスラエルが頂くような算段はないものか?

今、アメリカが世界に誇れる製品は一つしかない。武器だ。中東諸国に武器を売るには?中東で情勢不安をかきたてるのが一番ではないか。

すでにアメリカはイラク戦争によって中東情勢を不安定にしたけれど、今以上に不安定にするには?アメリカとイスラエルが仲違いを演出して、「アメリカの後ろ盾のない」イスラエルは自衛のためと称して、挑発的なまでに防衛費を上げていったら?周囲の中東諸国も防衛費を上げざるを得ない。つまり、アメリカ等から武器を買う。しかも、イスラエルと仲違いをするアメリカは今までより友好国に映るはずだ。

そうして、数年買わせるだけ買わせてから、新エネルギー技術が確立したことにし、中東産油国の収入源を止める。で、イスラエルは悠々と入植拡大を続ければいい。

このくらい、ユダヤ人はずるがしこいと思うんだけどな。。。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 6, 2009 03:20:27 PM
コメント(0) | コメントを書く
[時事] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.