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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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August 31, 2009
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カテゴリ:時事
今朝からNHKを見ながら結果を見てました。

おお、民主、308議席。片や、自民党の大物があれよあれよという間に落選。やばいという報道は見てたけど。ポスト麻生の総裁選に名前が挙がっていた与謝野馨、小池百合子とか、小選挙区で勝てないんじゃん。比例で拾ってもらったけど。こういう人たちは、総裁選に出ても厳しいんじゃないか?それに対し、二世、三世議員たちはよほど後援会がしっかりしてるんだろうね、勝つんだよね。小泉進次郎とか、小渕優子とか。これで自民党はますます二世議員規制を自ら課すわけには行かないだろう。その代わり、小沢が法律にしちゃうのかも。かなり自民党は動揺するだろう。

で、今日の本題。選挙前から、アメリカは民主党を警戒している、という趣旨の報道がちらほらあり。こういうのって、自民党の援護射撃なんでしょうかねえ。正直、見出しはセンセーショナルに警戒、と書いてあっても、記事を読むと、それほど警戒してるって言ってないじゃん。

じゃ、どう見ているか?といえば、「未知数」としか言いようがない。日本人でさえ、民主党政権がどれくらい持つのか分からないのに、アメリカ人が分かるか?というのが正直なところだ。

むしろ、アメリカはもともと二大政党制なので、去年オバマが勝って政権交代したように、民主党になったのね、という理解が大前提としてある。これが、日本専門家ではない、アメリカ政府高官たちの根本理解だろう。ので、別に政党が変わっても、仲良くやっていこうや、と素直にいえる。

一方、専門家といわれる人たち、特にオバマ政権に係わり合いのない人たちにすれば、長いこと自民党議員と接触が大概あったりするので、リップサービス的に不安だねえ、とそういう言葉を拾いたいメディアにえさを上げたりする。別にこういう人たちは、民主党政権で政府間で付き合う必要もないし。

一方、現オバマ政権に近い人たちは、もう少し慎重な話をする。

大体が、今回民主党が勝つというのは、しばらく前から言われていることだ。それを、自民党議員とだけ接触して、民主党はどうするんだ?と今頃言っているいるような「専門家」は、その程度ということだよ。

例えば、産経新聞の記事だと、専門家として二人挙げている。シーラ・スミスと、ブルース・クリングナー。シーラの方は、オバマ政権のNSC(国家安全保障委員会)に入るかとか取りざたされた人だから、未知数程度で特に不安だとか、懸念だとか言っていない。一方、ブルースの方は、ばりばり共和党系のシンクタンクで、オバマ政権に入れるか?とかいう次元の人ではないし、本人の専門は北朝鮮のはずだ。(それでも無理やり東アジア全般に話す範囲を広げてるけどね)ので、きっと日本語はできないだろうし、民主党のマニフェストなんかも報道で見る以上に読んでないだろう。そりゃ、懸念だね、くらいの言質は言ってくれるだろう。

(ブルースのために申し添えておくと、ブルース本人はタカ派であるが優秀であると、個人的に思うが、自分の領分でないところに取材を受けた、というところだろう)

本当にオバマ政権に近い、まっとうな日本専門家だったら、まず鳩山政権を歓迎する旨の発言がまずある。それから、日米同盟はまず、政権交代があったからといって揺るがないほど堅固である、と安心感を与える発言をするはずだ。来月中旬のオバマ・鳩山会談でも、それは確認できるだろう、とか。民主党は、核廃絶を訴え、国連総会演説でも、オバマ支持を核廃絶に関していう予定、と報道されているので、それはいいことだ、とか。大体が、イランのアフマディネジャードが当選したとかいうレベルではないのだから、関係強化でいえることは、いくらでもある。

その上で、インド洋沖の海自給油はどうする?と聞かれれば、表では継続がないのは遺憾、だが別の形でのアフガンへの日本の貢献の継続を期待したい、くらいにいうだろう。そもそも、この政策は小泉・ブッシュ時代の合意だ。両国とも新しいリーダーに、しかも政権交代でなったのだ。前の政権ほどにこだわりがあるはずないじゃん。そもそも、ワシントンでほとんど知られた行為じゃないしね。そんなところに同じお金をかけるなら、メキシコに同じ金額を投資して、工場100軒くらい建ててくれた方が、アメリカにとってはるかに、うれしいことだ。どんどんメキシコから仕事を求めてアメリカに不法だろうがなんだろうが流れてきちゃうので、常に移民問題はアメリカ政権にとって頭の痛いこと。それが少しでも減るというのなら、歓迎すべきことである。

故に、そんなのは、枝葉末節にすぎない。

むしろ、本当の懸念は、日本の政局は安定するのか?というところだ。要は、早いとこ、経済を立て直して、米財務省証券をもっと買って、日本市場をもっと開放して、中国市場へ行きがちなアメリカ企業を日本市場へある程度引き戻したり努力するなど、中国の存在感を少しは抑えてくれないかな?もっと、グローバルな問題に一緒に真剣に取り組んでくれないかな?エネルギー問題や環境問題、世界金融システム、いろいろござる。

で、鳩山政権の目玉商品になりそうな、国家戦略局、ちょっとは考えてくれるのかね?





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Last updated  August 31, 2009 11:10:08 AM
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