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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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September 21, 2009
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カテゴリ:時事
先日さるシンクタンクを日本でやっている友人から、当ブログが気に入ったので、そこのホームページのブログにどんどん書いて、と言ってもらいました。ので、当ブログの最近の記事でパンチがきいたものをいくつか一部加筆修正して載せました。(そこは実名入りなので、文体だけちょっとくだけた部分を直したりしてます)内容は変わっていないですが。

ので、もしもネットサーフィンをして友人のシンクタンクにぶつかって、あれ?誰かさんが真似っ子してる?と思わないでくださいね。本人がやってますから。

で、本題。先日オバマ政権からヨーロッパにミサイル防衛システムを置かない、という発表があり、即行ロシア大歓迎、ミサイル防衛システムの一部をおく予定だったポーランドなどが懸念を表明。

で、今日NYタイムス紙にゲイツ国防長官の文章が載りました。誤解を解く、という意味で。

要旨はそもそもミサイル防衛システムはヨーロッパにあったことはなくて、イランなど中東からヨーロッパへのミサイル攻撃から守るため、2017年をめどにポーランド他に迎撃機能などを設置したいという計画が2006年にゲイツが国防長官に就任して直後に決めたこと。現在は当時よりもさらに技術が進んだため、それよりも早い段階に設置できるように、ポーランド他ではなく、もっと中東に近いエリア(地中海他)に米海軍に迎撃機能を2011年をめどに送り込むように計画を変えただけである。

とっても尤もらしいことを書いてますが、やっぱりロシアとの関係修復にミサイル防衛を使っているとしか思えない。

が、別に悪い政策ではないと思います。イランはイスラエルを地図から消してしまえとかいっているけれど、ヨーロッパを攻撃したい、と言ってない。のに、「イランからヨーロッパを守る」ため、「東ヨーロッパに」ミサイル防衛システムを置くという当初の計画。そもそも、目的はずれているし、東ヨーロッパである理由が分かりませんね。高いところからミサイルを発見せな、というのなら、アルプスにでも置いとけ。

ので、ああ、これはロシアけん制に使ってるな、とみんな疑ってたし、ロシアもそれで怒ってた。それを、ロシアと関係修復したいと思ったら、そんなのは引っ込めるやろ。

だから、Un-Bushを標榜しているオバマなのだから、当然といえば当然。しかも、G20が来週に迫っているから、ロシアの態度の軟化を期待したいのだろう。核軍縮の条約も今年で切れちゃうし、少なくても延長かさらにもっと削減させたいという思惑も窺える。

今回はそれを言いたかったのではない。この当初計画について、私がかぎ括弧したところがポイントである。

これをアジアにもってくると、「北朝鮮から日本を守る」ため、在日米軍基地にミサイル防衛システムを置くということになる。場所は日本以外にないので、仕方ないとしても、どれだけ果たしてこの文章から危機感を感じ取れますか?正直なところ。

アジアでのミサイル防衛の本当の狙いは、北朝鮮というよりも中国である。本当に北朝鮮の(核)ミサイルが怖いんだったら、まず東京が狙われるわけであり、じゃ東京都は昼間に例えば皇居周辺のオフィス街、或いは永田町、霞ヶ関辺り一帯を狙ってミサイルを発射され、不幸にもミサイル防衛システムがうまく迎撃しなかったときのことって何か考えてる?きいたことないですよねえ?

本当だったら、皇居の地下を核シェルターにでも改造して周辺のオフィス街にいる人たちを1ヶ月くらい収容できるようにしとけば?と思うんだけど。お濠のお水も浄化して飲めるようにして。もう東京の真ん中に一千万人近く収容できるとこ、他にないじゃない?

というと、北朝鮮のためだけに、そんなーたいそうな、と大概言われます。だから、誰も本気で北朝鮮が日本の安全を脅かしていると思ってない、というのが真相だと思うんです。北朝鮮にそんなに脅威を感じないというのなら、地震など災害対策用に作ってもいいと思うんですけどね。私が小さいときからいつ東京に大地震がきてもおかしくない、って言ってますから。

で、まだ中国と貿易摩擦戦争を始めたばかりだから、大丈夫だとは思うけれど、いつ、アメリカがアジアのミサイル防衛システムをやめると言い出してもおかしくはない、と思ってる。ゲイツの任期と連動しているのかもしれないが。

これは裏を返せば、今のポーランドが明日の日本になりかねない、ということでもある。

ところで、面白いのは、ミサイル防衛に関する中国とロシアの反応である。ロシアは露骨に反感を示したが、中国は意外に冷静である。ある安保の専門家にきいてみたら、アメリカが中国によくよくブリーフィングをしているからだとか。

うーん、それって、1.アメリカは中国にうそのデータを教え、実はミサイル防衛システムは使えないシステムであると騙している、2.アメリカが中国に言っている方が正しくて、日本に使えるシステムだといっている方(或いは防衛省がアメリカとぐるになって使えると国民に言っている)がうそである、かのどちらかではないの?

そのうち、1については、中国の猜疑心を抑えられるくらいブリーフィングをしているということは、かなりの信憑性があるのでは?という気がする。ので、2の方が可能性として高いんちゃう?

少なくても、中国に対する抑止力にも使えないんだったら、税金の無駄やん。

どうせ捨てるんだったら、中国に外交カードとして使ってから捨てたらいいのに、と思う。そうでもせんと今までの税金分、どぶに捨ててるだけじゃん。





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Last updated  September 21, 2009 01:21:24 PM
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