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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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November 17, 2009
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カテゴリ:時事
9月に鳩山イニシアチブと銘打った、地球温暖化対策。CO2を2020年までに25%削減を目標とした。

これって、日本ができると思っている人は、少ない。ので、財界も真剣に反対してないし、官僚もほっとけ、という感じらしい。

それでも、環境省の場合、ほっとけ、と文書に書くわけにもいかないので、予算概要として、何だかよく分からない文書がのっている。民主党の政策INDEXの環境の部に書いてあることを、ほとんどコピった感がある。なので、ほぼキーワードの羅列だ。しかも、環境省のサイトを検索してみても、説明がないのまである。誰か、鳩山イニシアチブプロジェクト、って何か説明してくれ。

何ともまあ、お粗末な話である。混乱ぶりがみえるような。

何でもかんでも、と載せるのはいいんだけど、ザ・民主党の環境政策となるような、目玉プロジェクトを一つでもいいから、明確にした方がいいんじゃないのだろうか?これじゃ、何したいんだか、よく分かりません。

その方が、官僚サイドもやりやすいのではないだろうか。だって、そうじゃないと、みーんなやるの?ということになり、INDEXを書いてた頃なんて、きっと予算感覚ゼロで、これもいいんじゃないか、あれもいいんじゃないか、なんていって並べただけだろうから、実際に予算を組んで見たら、わーお!ってことになる。

そりゃ、全部できたらいいけど、世の中には、予算ってものがある。全部できるわけじゃない。予算の中で、優先順位の高いものからやっていくしかない。自民党だろうと、民主党だろうと、この大原則は変わらない。

そもそも、政策INDEXは悪くはない、とは思う。いったん、予算制約などをとっぱらって、(というより野党時代にそんな情報は霞ヶ関からもらえないだろう)現状打破のための政策を好き勝手に想像した結果できた文書だ。

そういう、更地で物事を考えるということが、そもそも日本の政官界になかった。思い込んだら命がけ、的なメンタリティーでドツボにはまりまくっていたのだから。そういう意味では、新鮮な眼で現実を検証する、というのは評価したい。

けれど、何でもかんでもマニフェストに書いたものは一気に全部やります、なんていうと、予算的にどうよ?という問題に直面する。散々突っ込まれてるけど。

ので、マニフェストにいつまでに全部やります、なんて書いてないわけだから、中長期的にやること、すぐにやること、と分けた方が賢明だろう。

けれど、もし政策群からこれっていうものに絞りきれない、というのなら、それは民主党の能力不足、調整不足ということ。無責任ってもんだ。

二兎追う者、一兎も得ず、という格言があるが、2匹どころか、100匹くらい追いかけているとしか思えない。

それに、来年の参院選に向けて、何かやった、といいたいだろうから、これぞ、という目玉があった方がいいではないのか?だから、数うちで、どれかできたのを目玉にする、という考え方もあるにはあるが。しかし、それならば、なぜにそれ?というのを目玉にせざるを得なくなる可能性もある。しかし、みんながそれって別に大事じゃないよね?と思ったら、白けるばかり。

だから、完全にできることは無理でも、これが国民にとって大事だと民主党が考えるので、今ここまでがんばりました、まだまだ時間がかかるので、民主党に政権を持たせ続けてくれまいか?くらいに訴えるしかないではないか。

環境問題を中心に据えてもいい。けれど、本当に環境問題なの?

この鳩山政権は、経済立て直し内閣ではないの?選挙前から大きく問題にしていた、農業政策や少子化政策。これだけでもいいから、きちんとやったら?

これらは、国内消費の刺激となるし、経済立て直しに貢献できる。

環境問題をやりたいんだったら、環境問題を話せる環境をまず作らねば。それには、経済立て直しして、多少なりとも環境税や経済的な負担を増やす話に人心が寛容にならないと、厳しいだろうねえ。地球環境がそれまで待てません、というのはあまり実感がわかないし。

ので、もう少し、民主党、考えたら?





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Last updated  November 17, 2009 04:01:45 PM
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