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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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January 19, 2010
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カテゴリ:時事
昨日の内容に以下のコメントをいただきました。

「同盟とはイコール・パートナーのことで下僕ではないです。米国は日本を口先では対等というが内心はそう思っていません。」

いつから、同盟はイコール・パートナーと同義語になったのでしょう?(結構、広まっている誤解のようにも思えますが)戦勝国と敗戦国の同盟ですもの、対等であるはずもない。義務内容も対等でもない。アメリカは日本を防衛する義務があるけれど、日本にはアメリカを防衛する義務はない。同盟締結当時ならいざしらず、今は日本がGDP2,3%の軍事費を費やしても、経済的に賄えないはずはないのに(今は不況ですが)、自分で自分を守ろうとせず、他人の血で守ってもらおうなんて、虫が良すぎる、とアメリカは思うわけであり、アメリカ依存を選択している日本に対し、アメリカがその代償を吊り上げたくなるのは、当然でしょう。

対等なのは、片方が相手を利用しようと考えれば、相手も同様に相手を利用しようとする、という原理くらいでしょうか。

もし、本当に対等(この国力の差を考えれば、対等が妥当な選択であるかどうかは別にして)になりたければ、駐留なき安保、そしてその代わり自衛隊の防衛力の増強を覚悟しないといけないでしょう。

ので、アメリカ依存が安上がりな選択肢ですが、日本が選択した、という点はお忘れなく。

「自衛隊も予算は人件費や兵器購入費が嵩み効率的なバランスある軍隊とはなっていません。ワシントン駐在時に親友の防衛武官から聞いた話ですが、例えば海上は、掃海艇の能力は世界でも優秀なのですが、空母や大型潜水艦や上陸艇は持たされていません。戦闘機も陸上を機銃掃射する部品は取り外してってしまってから日本に届きます。それも取り外し料金がかかっていて機能は低下していて金額は高くなっている。」

もともと自衛隊は在日米軍あっての自衛隊。米軍が弱い掃海機能は、海自の得意分野です。むしろ、相互補強関係にあると思っていただいた方がいいです。但し、補強比率はアメリカの方が圧倒的に多いですけどね。けれど、こういう状態であるのは、専守防衛という憲法解釈が自衛隊を縛っているからです。日本本土を守るのに、空母などは遠くにいける能力がありすぎる。機銃掃射機能は「攻撃的」でありすぎる。

専守防衛もまた、日本の選択であることは言うまでもありません。一応憲法はアメリカの押し付けである、という主張もありますが、アメリカからこの憲法を未来永劫死守せよ、と圧力がかかっているわけではありません。ので、この点もまた、日本の選択といっていいでしょう。

ので、アメリカが口先で対等だといって、腹では違うことを考えている、ひどい国だ、というのは、ちょっと違うと思います。

「自立した国々は、仮想敵国は自国以外は全てという考え方です。それが世界の厳しい現実なんです。」

そりゃ、そうです。だけど、どの国ともけんかする、或いは戦争の準備をする、というわけではありません。

A国を倒すためにまずはB国と同盟を組んだり、状況が変わったら、B国を裏切ったりと、何でもござれ、である。だから、ある国と友好だといっていても、敵視するといっても、それはそのときどきの国際情勢上の必然から生まれることであり、感情的になってはいけない。状況が変わったからある国に裏切られたといって、国力を無視してでも、何が何でも復讐せねば、と思い込んではいけない。ある国からちやほやされたからといって、必要以上に真に受けてはいけない。そういう戒め的な言葉です。日本は義理人情で外交をやりたがりますが、こういう言葉は、いい戒めですよね。





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Last updated  January 20, 2010 01:37:05 AM
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