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テーマ:最近観た映画。(39249)
カテゴリ:映画
週末、Eat Prey Loveという映画を見てきました。ジュリア・ロバーツの最新作です。
元々、女性作家の体験談で、普通な結婚生活がいやになった(多分)、主人公が一念発起して、離婚して、イタリアにいって食べまくり、インドにいって、瞑想しにいって、バリにいって、次の愛を見つける、というストーリー。最近のベストセラーになって、映画化されたというわけ。 まあ、今流行りの言葉で言えば、自分探しの旅。 なかなか人間の内面を映像で表現するのって難しいけど、それほど深刻にならずに楽しめるという意味ではいいのかも。 でも、基本的に浅薄なのは否めない。原作を読んでいないので、映画のせいなのか、原作のせいなのか、分からないけど。 結婚生活が嫌で、離婚して家を出て行ったら、「人形の家」だけど、(子供がいない分、ノラよりは無責任度は低いかも)その後の話を描いているのは、独自な話である。 「毎日何かに驚きたい」 この気持ちは分からないでもない。 けど、分かれたくない旦那を無理やり捨てるのは、よくわからない。特に落ち度がないように描かれているのに。(多少はあるけど、本当にそれだけ?) そして、自分探しに行く旅。 なぜイタリアにいってイタリア語を勉強したいのか、分からない。イタリアンはおいしいけど。 最初っから、インドにいって自分探しの旅にいけばいいのに。 イタリアでは、遺跡を見て、栄枯盛衰を思い、今を楽しむことを学ぶ。今ある友情とかに素直に感謝することを知る。 日本的にいえば、そこで家族に帰るんだろうけど、やっぱりインドに行く。 インドでは、ヨガ道場に住み込んで、瞑想しつつ道場の手伝いをする。 そこで、やっと自分に向き合って、自分の都合で離婚したわがままさ(と主人公は思っている)を許し、ありのままの自分を受けいればいい、ということを学ぶ。 で、多分この辺りで心の平静、バランスを取り戻す。 で、インドネシアに飛ぶ。そこで、以前見てもらった占い師に会いに行く。以前あったときにそう予言されたから、素直に行った、という方が正しいのかも。 そこに何を学ぶとかを求めに行ったのか、ちょっと分かりにくい。 けど、とりあえずバリ島に行く。 そこで、恋人を発見する。けど、せっかくインドで体得した心のバランスを失いたくなくて、しり込みするものの、愛する過程で心のバランスが一時期失われても正常で、それもまた心のバランスを保つための過程である、という占い師の言葉に背中を押されて、二人で旅に出る。 映画的には、こういうオチは、ありがちでいいんだろうけど、こういう旅先での恋は、その場ではいいように思えても、後でいろいろとアラが見えてくるわけで、そこでちゃんと心のバランスを取り戻せて、幸せになるのか?というところまで描かないと、自分探しの旅って一区切り付かないと思うんだけど。 そうしないと、ちょっとまた一緒になって、またいやになって、また自分探しの旅に行かなきゃいけなくなるし、元の木阿弥になる。 あちこち、突っ込みたくなる映画です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 1, 2010 02:27:06 PM
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