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カテゴリ:できのよくない思い込みレポート
坊主になってお詫びをする・・そんな言葉を時々耳にします。 現在の常識はときどき古の非常識です。 私の常識はときどき世間の常識とズレテしまいます。 坊主とは世捨て人です。 人ではあっても人にあらざる者のことです。 僧とは曾ては人であった者のことです。だからこそ僧という字を使います。 少なくとも奈良時代から平安時代の初期までは 出家するということは原則として家を出るということでした。 家を出るとは家に定住しないということ。 戸口人別を離脱するということ・・・・です。 現世に身を置きながら現世の人間ではなくなること。 生きながらにして死に体となることです。 死に体であるとは一切の欲望とは無縁の存在となる・・・そういう意味です。 ただ単に頭を丸めた・・そんな意味ではありません。 671年10月17日 病の天智天皇は実弟大海人皇子おおあまのみこを枕元に招いて後事(譲位)を託しました。 けれども大海人皇子はこれをきっぱり辞退、その日のうちに落飾出家してしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月19日 01時08分05秒
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