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ゆきよきの言語学・夏目漱石・日本史

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2012年06月06日
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カテゴリ:小説
 森村誠一『棟居刑事の悪の器』(角川文庫)を読んだ。

 題名にある「悪の器」とは、東京のことである。結末で犯人が「東京は人間を悪くする巨大な器です」と語っているところに、端的に現れている。

 この物語では、佐賀県出身の2人の女性が東京で相次いで殺害され、また現場近くで発生したひき逃げ事件も含めて、それらの関係が追及されていくことになる。

 もちろん、捜査当初の段階では、3つの事件は無関係かもしれないのだが、粘り強い捜査の末、事件の関連性が明確にされ、ついに犯人が挙げられるのである。

 東京という希望と絶望が入り乱れる大都会を舞台とした、殺人事件とささやかな幸せが描かれた作品であった。





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最終更新日  2012年06月06日 13時10分52秒
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ガラスの玉は、本物の真珠をきどるとき、はじめてニセモノとなる。

政治の分野であろうと学問の分野であろうと、革命的な仕事にたずさわる人たちは道のないところを進んでいく。時にはほこりだらけや泥だらけの野原を横切り、あるいは沼地や密林をとおりぬけていく。あやまった方向へ行きかけて仲間に注意されることもあれば、つまずいて倒れたために傷をこしらえることもあろう。これらは大なり小なり、誰もがさけられないことである。真の革命家はそれをすこしも恐れなかった。われわれも恐れてはならない。ほこりだらけになったり、靴をよごしたり、傷を受けたりすることをいやがる者は、道に志すのをやめるがよい。

孤独を恐れ孤独を拒否してはならない。名誉ある孤独、誇るべき孤独のなかでたたかうとき、そこに訪れてくる味方との間にこそ、もっとも深くもっともかたいむすびつきと協力が生まれるであろう。また、一時の孤独をもおそれず、孤独の苦しみに耐える力を与えてくれるものは、自分のとらえたものが深い真実でありこの真実が万人のために奉仕するという確信であり、さらにこの真実を受けとって自分の正しさを理解し自分の味方になってくれる人間がかならずあらわれるにちがいないという確信である。

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