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テーマ:好きなクラシック(2283)
カテゴリ:「音楽」ネタ
「日本の通勤電車並みやなぁ...」
パリの地下鉄13番線は、異様な混み具合です。 エアコンの効いていない車内は、最悪のコンディションです。 ようやく目的の駅に着きました。 乗客は、ほとんどみんな、Saint Denis - Porte de Paris駅で降ります。 みんなの行き先は同じです。 人の流れに乗って、地上へ出て、しばらく歩くと、見えてきました。 フランス・スタジアムStade de Franceです。 1998年サッカーW杯で、フランスが感動の優勝を果たした場所です。 フランス・スタジアムstade de Franceのオフィシャルサイト(英語/仏語) しかし、今回は、サッカーではありません。 野外オペラ「トゥーランドット」です。 スタジアムに、巨大な紫禁城が出現しました。 中国が威信をかけて取り組んだ、一大イベントという感じです。 幅150メートルを超える、巨大な舞台セット。 1000着以上の、シルク製舞台衣装。 450名を超える、中国人俳優、歌手、アクロバット。 しかも、総監督を、あの映画監督、チャン・イーモウ(張芸謀)が務めています。 初期は、「紅いコーリャン」「菊豆」などの佳作を数々監督しています。 最近は、「Hero」「Lovers」という、アクション巨編を手がけています。 そのイーモウ監督らしい、色彩の美と、スケールの大きさが堪能できる舞台です。 ---キャストと演奏--- トゥーランドット:Irina Gordei カラフ:Victor Lutsuik リュー:Yao Hong 指揮:Janos Acs 演奏:ブダペスト交響楽団 野外ということもあって、歌手もオーケストラも、思いっきりの音量で、迫力満点です。 舞台装置が移動したり、色が変わったり、メッチャ楽しめます。 パリは、プラハよりも西にあるために、日没時間も遅いようです。 ようやく10時半くらいになって、トップリ夜の帳が下りました。 ちょうど、第三幕です。 カラフが、アリア「誰も寝てはならぬ」を、ゾクゾクするような雰囲気で歌います。 そして、リューの死から愛を悟る、トゥ-ランドット姫。 きらびやかな光の中、姫とカラフの愛を祝う合唱で、怒涛の終幕です。 一大スペクタクルでした。 歌手たちや演奏も素晴らしかったんですが、やっぱり、舞台と演出が主役だった感じです。 興奮覚めやらぬ中、フランス・スタジアムを後にします。 地下鉄の駅は、すでに、家へ帰る観客でいっぱいです。 地下鉄が入ってきました。 押し合いへし合い車内へ入ります。 行きの時以上に、ギューギュー詰めです。 やっぱり、「通勤ドット」という感じです。 トゥーランドット~チャン・イーモウ演出の世界~【GNBF-1002】 =20%OFF!《発売日:04/01/23》 ↑ 1998年、実物の紫禁城を舞台に、チャン・イーモウ演出、ズービン・メータ指揮で、オペラ「トゥーランドット」が上演された時のドキュメンタリーです。 ザルツブルグ音楽祭2002 プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」 ↑ 2002年ザルツブルグ音楽祭での、ゲルギエフ/ウィーンフィルによる「トゥーランドット」です。 紅いコーリャン ◆20%OFF! ↑ チャン・イーモウの監督デビュー作です。 ---ジョギング日誌--- 本日の走行距離:12km 今月の走行距離:12km お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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