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こどものあそびには、相手を騙(だま)したりひっかけたりして喜ぶあそびがある。普段の生活では、一般的にこうした行為は許されはしない。
しかし、虚構(ウソ)の世界で展開されるあそびでは許される。しかも、騙されたりひっかけられたりした者も怒るのではなく、その事を一緒に楽しむ場合も多いものだ。 そんな「あそび」に、「ピザを10回言ってみて。」などに代表される「言葉あそび」がある。設問者の誘導にひっかけられ正解を言い損なうのを楽しむあそびだが、相手の失敗をおもしろおかしく楽しむのだ。 普段の生活では、相手の失敗を喜ぶのはもってのほかのことで、倫理的にも許されないことだ。しかし、そうした「あそび」をすることは、普段の生活において人を騙して喜ぶ事にはつながらない事もまた周知のことだ。 それは、はじめに書いた繰り返しになるが、あそびの世界のことは、それが「嘘(ウソ)の世界」の事として、こどもにも理解されているからに他ならない。さらに、騙す相手の了解(理解)もあるのがあそびなのだ。 日常の生活(社会生活)の中で、人を悪意で騙したりひっかけたり、相手の気持ちを考えず人の失敗を嘲笑するようになるのは、別の要因に因るほうが大きいと思う。 まもなく、エイプリルフールがやってくる。虚構の世界で、騙し騙されひっかけひっかけられのあそびで楽しむのも良いのではないだろうか。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.03.26 10:29:49
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