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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2004.11.11
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カテゴリ:あそび一般
 こども達のあそびには、勝ち負けを競い合うあそびがたくさんある。また、勝敗を競い合うスポーツの多くはそうした勝ち負けを決めるあそびから発展したものと思われる。

 もちろん、そうしたスポーツに発展した遊びの中には、こども達があそんでいたものだけでなく、おとなが遊んでいたものもあるだろう。

 勝敗を決める事では同じである、勝ち負けのある遊び(以下「勝ち負け遊び」と略記)と、勝ち負けのあるスポーツ(以下「スポーツ競技」と略記)には、それらを決定的に分ける条件が存在する。

 それは、スポーツ競技には存在する審判(ジャッジ)が「遊び」には存在しないのだ。もう少し厳密に言うと、審判付のスポーツは競技であり、審判の無いスポーツは「遊び」的であり、「遊び」には審判が無いと言うことになる。

 例を挙げて言うと、必ず審判が付くテニスの大会や試合などはスポ-ツ競技で、友人などと二人でやるテニスは遊び的スポーツ、というより「勝ち負け遊び」そのものだと言っていい。

 一方で、普段町中で見かけるドッヂボールも、審判無しでこども達だけでやっているのは当然「勝ち負けあそび」となる。反対に、審判が付いたドッヂボール大会などのそれは、もはや「あそび」ではなくスポーツの範疇にはいることになる。

 このように、種目(ドッヂボールなど)が同じであっても、「スポーツ競技」と「勝ち負け遊び」とでは違いがあり、当然それによってこども達が培うものも違ってくる。

 こうした、「スポーツ」と「あそび(遊び)」の違いは、学校・保育所・学童保育所など、こどもの生活に関わる現場では特に留意しておかなければならないことだと考えている。


「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2004.11.12 10:14:16
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