カテゴリ:あそび一般
【懐かしい「ろう石」で道路いっぱいに落書きして遊ぼう――。さいたま市の大宮駅前の「大宮銀座通り商店街」で7日、子育て支援企画「おとうさんのらくがきタイム」が開かれる。商店街の道路を歩行者天国にして、落書きやベーゴマ、石けりなど、姿を消しつつある「道路遊び」を親子で満喫してもらおうという試みだ。】(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/朝日新聞:2010年11月4日) 記事にあるように、「道路遊び」の必須のアイテム「ロウ石」、道路がもはや、こどものあそび場としては危険すぎる今日、「道路遊び」の衰退とともに、「ロウ石」は、こどもたちのあそびから、その姿を消した。もちろん、まだあそべる道路であっても、「ロウ石」はチョークに、その地位を取って代わられたのだ。 ここで、「ロウ石」の名すら知らないこどもたち、否、おとなたちのためにも、簡単に「ロウ石」を説明しておこう。「ロウ石」とは漢字で「蝋石」と書くように、ろうそくの蝋(ろう)のように、つるつるした肌触りを持つ石だ。 正式には、滑石(かっせき)と言い、鉱物の中では最も柔らかい部類に属し、硬い石などにこすり付ければ、簡単に線が描けるので、古くから筆記用具に使われた。日本でも明治時代は、石盤とセットで学校の授業にも使用された。このように、石や鉄板などに字や絵がかけることから、「道路遊び」の大事なアイテムとなったのだ。 もちろん、コンクリートやアスファルトで舗装された道路がなければ、「道路遊び」は成立せず、また当然ながら今のように車が頻繁に進入するような道路ではだめだ。だから、「ロウ石」を使った「道路遊び」の最盛期は、戦後から高度経済成長期までの頃と考えていい。 この「ロウ石」による「道路遊び」の推移を見ると、単に「原っぱ」や「空き地」が少なくなっただけでなく、あそべる道路も減ったことを合わせ考えると、こどもたちのあそび場は激減したと、言ってもいいかも知れない。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.11.08 13:43:11
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