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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2014.10.30
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カテゴリ:あそび一般

 【 私が育った昭和五十年代の地域社会では、子どもは体力や持久力を無料で手に入れることが出来た。
 
 なぜなら、子どもは街じゅうを遊び場として、毎日のように外遊びをしていたからだ。鬼ごっこ、草野球、ケードロ、木登り。種類は様々にせよ、身体を酷使する遊びには事欠かなかった。塾や稽古事もそれほど苛烈ではなかったので、放課後、遊び仲間を見つけるのも容易かった。裏山や沼沢地や雑木林は、幾ばくかのリスクを含んではいても、身体を酷使するには最適の場所だった。今にして思えば、そうやって毎日のように体力とコミュニケーションのトレーニングを繰り返していたわけだ。カネは殆どかからなかった。
 
 当時は、よほど本ばかり読んでいる子どもでもない限り、体力や持久力は外で遊んでさえいれば勝手に身に付くものだった。】
(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/ハフィントンポスト:2014/10/29)

 上記引用は、精神科医の熊代亨さんのコラムの一部だが、大いに同感できる意見だ。しかし、「昭和五十年代」は、団塊の世代がこどもだった頃の昭和三十年代と比べると、記事の言うこどもたちのあそびの状況は、すでに悪化していた。

 それでも、「昭和五十年代」の「地域社会では、子どもは体力や持久力を無料で手に入れることが出来た。」との指摘だ。その点を考慮すると、今のこどもたちのあそびをとりまく状況は、とんでもないほど悪化していると考えていい。

 また、熊代亨さんも上記記事の引用部以外のところでも指摘しているが、あそびは「ベーシックな生活技能」も育んだ。そればかりではない、あそびは、こどもたちに、様々な知識も、豊かな知恵も培ったのだ。

 昭和三十年代から比べると、今は科学も飛躍的に進歩し、その情報もインターネットなどを通じて簡単に手に入る。さらに、栄養状態も良くなり、こどもたちの体格も飛躍的に伸びた。

 それにも拘らず、学力や体力の向上は、それほどでもない。それどころか、思考力・判断力や持久力・集中力など、後退している面も少なくない。こどもたちのあそびの変化がもたらした悪影響は、極めて大きいと言える。

 このような、とんでもない状況を招いた原因は、このブログのみならず、多くの指摘がある。そして、それは多くの知るところでもあるが、未だにその状況が改善されないのは、意図的に「その事」を軽視する強大な力を持った存在があるからだろう。

 庶民と言われる人々が、「その事」をしっかりと認識して、共に手を携えて、かの強大な力に立ち向かっていくことが、記事が指摘する、極めて歪んだ状況を元の素晴らしい状況に戻す、唯一の方法だろう。そして、それは、今のこどもたちの未来を輝くものにするだろう。もちろん、そうなれば、未来の子どもたちの笑顔も輝くのは間違いがない。


「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2014.10.30 17:59:07
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