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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2015.03.01
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カテゴリ:あそび一般

 「今は山中 今は浜 今は鉄橋渡るぞと ・・・」は童謡の「汽車」の歌い出しだが、そんな汽車も今は、ごく限られたところでしか運転されていない。今は電車がほとんどだ。そんな電車が走る山手線そのものがあそびの名になった「山手線ゲーム」がある。

 この「山手線ゲーム」、別の呼び名が「古今東西」だ。おそらく「古今東西」が先で、出される「お題」を山手線の駅名に限定したのが「山手線ゲーム」の始まりだろう、その後「お題」を山手線に限定しないものも「山手線ゲーム」となったのではないだろうか。その「古今東西」は、ズバリ「古今東西」と言った後に「お題」を出して始まる。

 「山手線ゲーム」や「古今東西」など、同じジャンルの言葉を続けていくあそびには、記憶ゲームを加味した、八百屋さんに並んだ野菜を、一つずつ増やして記憶して、言い続ける「八百屋さん」などもある。当然、ジャンルを変えた「魚屋さん」もありだ。

 私のこどもの頃(1950年代)のあそびに、「今、何時?」と聞くあそびがあった。「エビ跳び」と言う馬跳びあそびの一種で、親が課題を出して、子がその課題をこなすのだ。その課題の中に、「時計」があり、それに「今、何時?」が出てくる。

 親や子が、馬になった鬼役の子を、馬跳びで跳び越え、鬼の両耳を引っ張ると、「リリリリーン」など、目覚まし時計の音真似をし、馬の背中に、両指で数字を作って触れる。その数字を馬の鬼役の子が当てるのだが、その時に「今、何時?」と訊いたのだ。

 ところで、今様と言う歌謡を集め、平安時代に編まれた「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」には、「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。」の一節がある。

 しかし、今のこどもたちは、そうではなく、「学びをせんとや生まれけむ、習いごとせんとや生まれけむ、学ぶこどもの声きけば、我が心さえこそ動がるれ。」と言い換える必要がありそうだ。勉強させられ過ぎるこどもたちからは、ただ悲痛な叫びだけが、私には聞こえるのだが。


「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2015.03.01 16:54:15
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