cafe de zazie

[子育て中に楽しむ芸術] カテゴリの記事

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  親子でクラシックコンサート

  先週末、今週末と２週続けて子供向けのクラシックコンサートに行った。どちらもラストラーダの金関環さんの演奏だったので、追っかけ？みたいだけれど、今後も追っかけたいくらい楽しかった。今日はいずみホールで弦楽四重奏。ヴィバルディの『夏』から始まって、トトロや日本の童謡では会場の親子が思わずくちずさんだ。『チャルダッシュ』では手拍子で参加し、『星に願いを』『白鳥』では酔わせて聴かせてくれた。最後の『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』は娘の大好きな曲なので大喜び!!私も何度でも生で聴きたい曲だ。アンコールはおもしろいアレンジの『ミッキーマウスマーチ』に会場が沸いた。最後にロビーでビオラを弾かせてもらって、この笑顔!!!チェロは大きくて音が低いから恐いと嫌がり、ヴァイオリンはおっさんだったので嫌がり、きれいなお姉さんのビオラの列に並んだ。先週は門真ルミエールホールで『親子で楽しむファミリーコンサート ～春の星空と音楽でお散歩』プラネタリウム講師による星空のスクリーン投影と、ヴァイオリンとピアノの演奏会で、ハンガリー舞曲、タイスの瞑想曲など。ラストラーダを観るのは初めてだったが、子供向けのコンサートに力を入れているらしいのは知っていた。クイズやお話などまじえて、よくできたプログラムだと思う。子供も大人も楽しめて、ほんとうにありがたいことだなぁ。娘も「今日はヴァイオリン聴きにいこうか？」と言うと、「ホント!?ヴァイオリン聴きたい!!」とほんとうにうれしそうに小躍りしていた。なかなか楽しくなってきたぞ。母の趣味に染めちゃえ。次は8/17フェニックスホールだそうだ。行こうと思う。(追っかけだな…)http://phoenixhall.jp/sponsor/series/2007/10ラストラーダ http://www.geocities.co.jp/MusicHall/1807/『親子で楽しむファミリーコンサート ～夏の星空と音楽でお散歩♪～』は8/18 枚方市民会館大ホール (演奏はラストラーダではないけれど)http://www.city.hirakata.osaka.jp/freepage/bunkoku/detail0708.htm8/8は宮川?良さんとベガアンサンブルのコンサート。これもなかなか楽しそう。http://www1.gcenter-hyogo.jp/sysfile/center/top.html

  May 19, 2007

• 星空コンサート／大フィル

  大阪城公園の西の丸庭園での大阪フィルによる星空コンサートに行ってきた。オーケストラによる野外コンサートはめったにないチャンスなので、夫と娘とお友達母子3組とででかけた。チケット発売開始の３時に行って、あとは開演まで府民の森で遊び、夜には芝生でゴロゴロしながら、コンサート…ああ、のんびりした一日ね～…なんて思っていたのだが、甘過ぎた!!!3時ちょうどに行ったら、もう長蛇の列!!強い陽射しの中、小一時間かかってチケットを購入。昨年の人出は1300人だったそうだ。そうだよねぇ～。めったにないもんねぇ。500円だし。終演は８時なので、寝てしまうかもと思い、ベビーカーで行ったのだが、府民の森は思ったよりアップダウンが多くて、ベビーカーではなかなかたどり着けず。ぐずる子や、寝ちゃった子もでてきたので、そのへんのベンチでひとやすみ。ハタ!! と気付いたのが「晩ご飯どうしよう!?」サマーソニックなんかだと、近所のコンビニは棚がからっぽだったりするよねぇ～。ひと休みもつかの間、混雑する森ノ宮駅周辺に食料調達に。もうすでにコンビニの棚はからっぽ。近所のモスバーガーでなんとか調達できた。ひたすら歩いてコンサート会場入り口まで来たら、またまた長蛇の列!!なんだかくねくね歩いて、やっと入場できた。はるかかなたのステージだけど、子連れだからね。気兼ねしない場所を選ぼうということで、ほぼ最後列にレジャーシートを広げた。モニターもよく見えないけれど、まあいいか。日も落ちて、月や星がきれいに浮かび、大阪城もきれいにライトアップ。ちょっと肌寒い夜風が吹いて、いい感じになったころ、ジャジャーーンと始まった。…音、ちいさっっ!!!!きこえないっっ。というか、うちのCDのほうが音いいぞ。なんの臨場感もないじゃーーーないかっ。がっくし…。(うなだれる母)いや、しゃーないって。(必死になだめる父)うきゃーーー。(踊り出す娘たち)ううううううううううう。モニターで大植さんの指揮を見てたら、音とかなーーりズレてておかしい。観客の拍手も波のように前方からうねりとなってここまで届く。どんだけ遠いねん。それでも必死で耳をかたむけてボレロを堪能。初めて生音で聴くボレロ。最初のほうはやっぱり聴こえなかったけど(CDでも聴こえない)、弦が入り出してからはやっぱり引き込まれた。クライマックスはやはり興奮した!!指揮の大植さんも思わず「かっこいい曲だね!!」と言ってたけど、ほんとだねぇ。いつか必ずホールで聴いてやるぞ。ヨハンシュトラウスでは踊ってくれといい、ETのテーマでは自転車が出てくる演出アリ。満月に近い月がきれいだったので、あそこに飛んでいったんだよ、と子供らにアピール。子供らは、なかなかおりこうに聴いていたけど、さすがに最後の方は遊び出した。大きな声を出さないように注意はしたが、やはりそこは難しいこともあって、時々振り向いてもの言いたげな人もいた。ごめんなさい。もっともっとマナーの悪い大人もいっぱいいたけど、そこはあげたらキリがないしね。立ち上がって指揮をしている可愛いこどももいたけど、同じことしてる大人もいて、笑っちゃうやら困っちゃうやら。まぁまぁ、野外だからある程度いいんじゃない？と思うのが本音のところだ。ある程度ってむずかしいけどね。最後はチャイコフスキーの1812年。夫が「これの初演では本当の大砲が使われて…」なんてミニトリビアなんか飛び出したりして。私としては、なかなか面白かったけど、みんなはどうだったのかな？疲れただけでつまんなかったかも？なんて思いながら帰路につくと、お友達のひとりが「たのしかった。ありがとう」と。「つまんなくなかった？」「ううん。なにごとも経験ってかんじがした」と。よかった～。うちは来年も行くよ。しばらくは聴こえない席で、まわりに迷惑かけないようにひっそりとしてるけど。なんか参加することに意義があるような気がした。なぜかわからんけど。

  April 29, 2007

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  ブラームス交響曲第１番／金聖響

  今日は母のリフレッシュデー。実姉とウエスティン大阪でランチの後、シンフォニーホールでコンサート。金聖響とオーケストラアンサンブル金沢による４回連続ブラームス・チクルスの一回目である。演目は交響曲第１番、ヴァイオリン協奏曲ニ短77、の豪華版。プラス、大学祝典序曲(深夜ラジオ受験生講座のテーマでおなじみ)コンサートはなんと一年ぶり、オーケストラは去年の正月ぶりだ。そのときも指揮は金聖響さん。ファンなのか？いいえ、きっとお値段が手ごろで、演目がキャッチーなのでしょう。あ、でも…金聖響のタクトは、とってもしなやかで美しい。若くて長身だし、追っかけファンもたくさんいるらしい。顔がもうちょっと好みだったら、私も追っかけたい。(ホメてるのか？けなしてるのか？)新婚さん(嫁は女優のミムラ)のせいか、去年より艶っぽさが増してて、とてもよかった。曲もいいよね。役得か？キムさん。オーケストラアンサンブル金沢も、人気があるらしいのだが、わりとエモーショナルなボーイングなので、たのしかった。コントラバス隊が、おっさん四人なのに動きが大きくて、好きだった。金聖響とOKEとブラームス…とてもドラマチックな組み合わせに思えた。ヴァイオリン・コンチェルトのソリストは、シュロモ・ミンツさんとゆーふとっちょのおっさんで、この人がまた素晴らしい!!!!日本には言霊という言葉があるけれど、これは音霊…。魂の宿った音符のひとつひとつが、このふとっちょさんのちっさいヴァイオリンからいでて、会場全体を包み込んで、全員の心を捉えたのが見えた気がした。前の席に座っていたおじいちゃんが、そっと合掌したのを見た時、私は感動で泣きそうになった。そうだよね、感謝だよね。すてきなおじいちゃんだなぁ。一番後ろの真ん中に座っていたので、会場の様子がよくわかった。拍手喝采!! なりやまず、６、７回出てきてくれた。うれしかった。おっさんも感激してくれてるようだった。「大阪だいすき!!」って言われそうだった。アンコールもやってくれたのだが、これがパガニーニの超技巧曲で、弾きはじめた時に観客が一瞬ひくのがわかった。「うまい!!! でも、そーゆーのが聴きたいんじゃなくて!!」えっと…みんなブラームスが好きで来てるんだからさ～。もっとなんちゅーかこう…う～ん…。空気読み違っちゃったね。でも、うまいね。アンコールありがと!!↓ 実物はふとっちょ。第一番は、ブラームスが20年かかって作った渾身の大作で、『のだめ』でも千秋先輩が「一音の無駄もない」と言って、R★Sオケでやってたね。CDで聴いてても、その多彩で豪華な音にしびれてはいたのだが、(R★SオケのCDではなくブラームス：交響曲第1番・第3番＠ワルター／NYPだが…)実際に生で聴いてみるともう!!! 圧巻!!!!クライマックスは豪壮そのもので、鳥肌がたった!!しばらく興奮さめやらず。姉とふたりで「いや～…」とか「ふ～…」とか言って、言葉にならずに駅までの道を歩いた。うううう。よかったぁ。魂が洗われたわ。やっぱ定期的に行かなきゃだめだわ～。てことで、このチクルスの四回目も、帰りに購入。３月なんだけど。演目はハンガリー舞曲、交響曲第４番。これまた豪華。たのしみだぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ。ところで、父と娘はおばあちゃんち。まだ帰ってこないので、しばらくCDでも堪能しとこ。　　

  April 22, 2007

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  『オルセー美術館展』神戸市博物館

  『オルセー美術館展』を観に、神戸市博物館へ行って来た。神戸旧居留地には、ルミナリエの頃に近寄るべからず…なので、早めに行っておくことにした。２年前の『フランドル絵画展』で、モタモタしていて最終日に行ったら、夕方になってもまだ長蛇の列で、建物を渦巻いて人が並んでいたのを思い出した。娘もまだ４か月だったので断念し、フェルメールを見逃した。今回はどんなに渦巻いてようとゴッホだけでも観てやる～!!…となかば意地になっての来館である。旧居留地あたりはクリスマスのディスプレイと街路樹の紅葉で、すっかり晩秋の趣。まだまだ外までは並んでいなかったので、ゆっくり見れるかな？と期待もあったが、建物の中はやはりとても混雑していた。やはり甘かった～。娘もすこしはしゃぎ気味で、手をつなぐのを拒否して暴走してるので、今日はお目当ての絵だけ観ることにした。ゴッホの『アルルのゴッホの寝室』ゴーギャンの『黄色いキリストのある自画像』モネの『ルーアン大聖堂』…この三つに的をしぼって直進!!『ルーアン大聖堂』のひとつをワシントンナショナルギャラリーで見た時にもう大感動、大感涙だったので、夫に「実物観たらびっくりするよぅ。あの繊細な光の色!! 絶対見なくちゃ!!」と大宣伝していたのだったが……。私「…あれ？」夫「…これ？」……照明、暗すぎなんですけど。なんかぜんぜん光を感じない……。うううううう。神戸市博物館には天窓がないので、やわらかい自然光が入らず、こうするしかないんだろうけど……。それにしてもあってないよ…この照明。ああ、残念。「ゴッホもゴーギャンも絶対に印刷には出せない黄色を使うから、絶対に本物みなくちゃダメなの。絵の前から動けなくなるからね」との前置きも……あら？なんか…そうでもない。えええ？こっちのコンデションのせい？気持ちが落ち着いてないから？まわりもざわざわしてるから？とにかく…残念。(T-T) 娘はゴッホの前で、ハッとして「ママこれ…Rこの絵しってる」「そう。ママの好きな絵だよ」「みどりのお部屋～、でんわがひとつ…だね～」……って、それ、『おやすみなさいおつきさま』だから!! (^∀^;)でも、すごくハッとして「やった!! 私きがついた!!」みたいな言い方だったので、可愛かった～。アトリエニキティキでクリスマスツリーのてっぺんにつける星をひとつ買い、アニエス、プチバトーをひやかして帰路に。娘にはちょっと可哀想な休日だったかな？と思っていたら、車の中で突然「今日はたのしかったねぇ～～」と言ってくれた。ありがと、Rちゃん。

  November 11, 2006

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  OCATランチコンサート

  公園の帰りにOCATに寄って、大阪市音楽団のランチタイムコンサートを観た。ポンテ広場にはイスが並び、たくさんの人が来ていた。屋外なので未就園児もOK。でも、大阪クラシックの教訓をへてガラス張りのギャラリーから見下ろすことにした。音楽が鳴り出すと娘はすぐにガラスにはりつき、食い入るように観ている。特に指揮者には釘付け!!「おじちゃん、かっこいー、かっこいー」と絶賛。『双頭の鷲の旗の下に』で大興奮!!身体中でリズムをとり、おおはしゃぎで踊り出す。ママの手をぐいぐいひっぱって下まで降り、一番前まで行って、手拍子していた。小さい子が３、４人来てたけど、娘と同じように、みんなとても喜んでいた。やっぱ生音は違うねぇ。30分くらいたって、母は疲れてきたので「帰ろうっか？」と言うと「帰らない!!ママバイバイ!!」って。そんなに好きなの～？ママは弦モノは好きだけど、管モノはそれほどでも…なのよね。そういえば、義母も吹奏楽が大好きで、ひとりでもちゃっちゃと自転車に乗って、御堂筋パレードを観に行くくらいだ。DNAに入ってる？でも、吹奏楽はインパクトが強いよねぇ。娘もぐぐっと来たみたい。そういや『のだめカンタービレ』やってるね。ドラマを観るのは『やまとなでしこ』以来(ふるっ!!)だったんだけど、なかなかこれが面白い!!漫画も『動物のお医者さん』以来(これまたふるっ!!)だったんだけど、けっこう好きだったのでドラマもみてみようかな？でも期待しないでおこう…と思ってたのだが、これがなかなか!!漫画の世界を少しも壊してないのだ。というか、上野樹里ちゃんがのだめピッタリ!!弾く真似も上手だったりする。千秋先輩もみね君も真澄ちゃんもすごくイイ!!原作のキャラづくりがよほどしっかりしてるのかな？ミルヒィ役の竹中直人はまぁしゃーない…としてもほぼ全キャラいいかんじ。なにせ漫画よりいいところは、ちゃんと音楽が聴こえてくるところで…。(^∀^;)楽しませてもらってる。

  October 27, 2006

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  『プライスコレクション若沖と江戸絵画』展

  ひさしぶりに京都の岡崎へ行った。朝めちゃ早くから京阪電車にのり、父と娘を、京都市動物園に押し込んで、母だけウキウキ美術館へ。『プライスコレクション若沖と江戸絵画』展 京都国立近代美術館に行って来た!!もう～ねぇ～…だいだい大満足!!!とにかくHAPPY!!生き物万歳!! ニッポン万歳!!日本とは、なんて美しく、愉快な国なんでしょうか？コレクターのプライスさんがアメリカ人だからなのか？いや、プライスさんの明るく真っ直ぐな人柄のせいなのか？とにかく、どれも説明不要のインパクト!!「きれい!!」「カワイイ!!」「たのしい!!」そして、どれもこれも幸福に満ちている。おもわず笑みがこぼれる作品ばかりだ。人と自然がもっと仲良しだった頃の日本。たがいに尊敬しあい、深く感謝しあい、賛美しあい、共に暮らす大事な家族だった。花鳥風月、美しい自然、美しい四季、うつりゆく光に花が咲き鳥が舞う。生き物は無邪気に跳ね、この世を謳歌する。人がほがらかに笑い、いつくしみあう。なんてこの世は美しいのだろう!!幸福で胸いっぱいにさせてくれるあまりにもまっすぐなコレクションだった。モネやゴッホなど、印象派の画家たちが強く憧れ、愛してやまなかった美しい国日本、光の国日本がここにある。まさにハッピー＆リアリティ。人を惹き付ける必要不可欠な要素が満載。極上素材のフルコースで感動、感涙、お腹いっぱいの展覧会であった。2000年秋、京都国立博物館の伊藤若沖の展覧会で、若沖ファン、琳派ファンになった人も多いと思う。かくいう私もそのひとり。衝撃!! 圧巻!! の一言であった。その展覧会はおおきな宣伝もなかったのにもかかわらず、クチコミで話題を呼び、９万人動員したらしい。2003年秋の大阪市美術館での円山応挙展で、ますますハマり、今回のでもうダメ押し。江戸絵画ファンの入り口に列んでみることとする。若沖のみならず、江戸絵画は奥が深い。徹底的な写実、執拗なまでに緻密な細部描写があるにもかかわらず、非常に大胆な構図や省略、平面的な構成がおもしろい。繊細でありながら、奔放。自由闊達な粋人をみるようで心躍る。もっともっと知りたい近付きたいと憧れる。「日本に似てるから」と、パリからアルルに移住したゴッホの気持ちがよくわかる。最初の２枚でもうすっかりやられてしまった。『梁図屏風』のまだ青いイチョウの葉と少し色付いた蔦。この微妙な季節のなんと美しいこと。自然神への感謝と喜びをまっすぐに感じた。『春日若宮御祭図屏風』では、おまつりを楽しむ人々。ハイハイの赤ちゃんを、手を広げてうながすお母さん、アンタ沿道にでちゃってるじゃん!! 見守って笑う家族。(やっぱこういうのに目が行くよなぁ) やたらにインパクトの大きい屏風絵が続いたところで、この時代、店先に屏風絵を飾ることが多かったと知る。広告看板的な役割をだったのだね。極上の広告ポスター芸術みたいなかんじ？と考えていたら、突然、横尾忠則のポスターが陳列されていた。なるほど。『葡萄図』伊藤若沖 http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/20060419185051大学卒業したプライス氏が、作者も年代も知らず、ひと目惚れして買った最初の一枚だそうだ。これは惚れますわよね～。オクサマ～。その時いっしょにいたのが、なんとフランクロイドライトで、「絵の中に自然の摂理と構造が完全に表現されてる」と言ったとか。さすがですわね～。オクサマ～。『猿猴狙蜂図』森狙仙　http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/20060627094454とにかくカワイイ!! の一言!! ふわふわ～。『百福図』雅煕 http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/20060607094501おかめ百人…って!! 福々しすぎるっ!!(笑)『雪中松に兎・梅に鴉図』葛蛇玉　http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/20060627095340闇夜のカラス、雪のうさぎ。男前～。(うちmacなんで、リンクできないのです。興味のある方はURLコピペでお願いします。)最後は酒井抱一の『十二ヶ月花鳥図』素晴らしいフルコースの最後を締めくくるのは、究極の王道デザート、水ようかん…かな？フツーに出て来て食べたら、死ぬほどウマかったって感じ。あまりに完璧な作品。涙ものである。あああ、もうお腹いっぱい!!プライスさんごちそうさまでした。ランチは近くの細見美術館のCAFEでとった。ここでも今、酒井抱一をやってるので時間がある人は午後の部も堪能できる。ここのランチは1500円で前菜、サラダ、パスタと濃くて美味しいコーヒーがついてる。食器はジノリか陶器の作家作品だし、前菜も一口カプレーゼや生ハムメロンとプチ豪華。ショップもとっても粋なセレクトで、ポチ袋とか買いだめしちゃう。岡崎に来たら、絶対寄らなくちゃ…なのである。●『若冲と江戸絵画』展　公式HPhttp://www.jakuchu.jp/outline/index.html　

  October 15, 2006

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  『ボローニャ国際絵本原画展』

  『ボローニャ国際絵本原画展』http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/bologna/西宮市大谷記念美術館に行って来た。毎年必ず行くこの展覧会、母は何度目か記憶にないが、娘は、もう三回目になる。毎年必ず恒例になっているのが、●庭園にある彫刻の女の子と、父と娘で記念撮影すること。●帰りに『白鷹酒造』のお店でhttp://www.hakutaka-shop.jp/美味しいお煎餅を買うこと。●甲子園口の『支那そばや一光』でhttp://gourmet.yahoo.co.jp/0002505563/P060931/美味しいラーメンをたべること。（化学調味料をほとんど感じない貴重な美味しさです）毎年決まったことをするのもなかなか楽しいものである。展覧会の方は、母だけで楽しんだ。もう好みがハッキリしているので、遠くから立ち止まらず見て行き、気に入ったのだけじっくり見る。ダイナミックな構図の絵が好きなのだが、今年はとても、そういった作品が多かったように思う。日本人の受賞者、藤嶋恵美子さんや、ポスターになった今井彩乃さんなど、とても美しく優しい作品だった。ここ何年かの日本のものは、出版社の指向のせいか、わりと安易に目をひくものが多かったが、久しぶりにそういう傾向を感じなかった。職業柄、絵本選びはとてもウルサイ。どんなに優れていると言われてる物でも、絵が気に入らなかったら、絶対買えない。逆に、絵が素晴らしくても、内容が乏しかったら、よけいに腹が立つ。芸術度が増すと、暗いものになる傾向があるが、それも気に入らない。こんな、こウルサくて、ちょっと怒り気味で、消去法の絵本選びなんて楽しくない。けど、しかたないのである。一般的な書店の絵本棚のセレクトは、あまりに安易でかなしくなるのである。その点、図書館はまだまだ聖域。でも、大量にありすぎて選びにくい。探している間に、娘はアンパンマンの紙芝居に釘付けになってしまうので、ネット検索して、予約する方法にしてる。その点、ボローニャ展に来ると、絵から探せるところがいい。ここにあるのは、どれも絵は素晴らしいので、あとは内容だけ見て選べばいいからだ。今年購入したのはコレ。『ゆきのひのおくりもの』

  September 16, 2006

• 惨敗…大阪クラシック

  大阪クラシックは惨敗に終わった…。まず、月曜日しか行けなかったことが無念。スタバでは２曲目に退場した。やはり２歳児は甘くない。(-＿-;)昨日で終了した『大阪クラシック』。一週間、御堂筋のいたるところで、無料のちいさなクラシックコンサートが開かれていた。娘に生の音楽を聴かせてやれるチャンスは早々ないし、いずれも自転車でさっと行けるところなので、できるだけたくさん行こうと思っていたのだが、雨が多かったり、急用ができたり、娘が少々荒れ気味だったり…で、「今日も無理…」「今日もダメ…」と結局初日のみになってしまった。月曜日は心斎橋そごうでのチューバのアンサンブルと本町スターバックスでのコントラバスのアンサンブルを観た。娘は、最初は大喜びで「きれいなおとだね～」と。リズムをとったり、ゆらゆらと踊ったりしていたけれど、やはり30分はもたず、てくてくと歩き出してしまった。まあ、無理して聴かせようと思ってなかったので、そのままあたりをお散歩した。食事もきちんと座ってきれいに食べたので、「おお!! これはいけるかも？」と期待大。次の会場、スターバックスに向かった。中途半端に早く行ったものだから、席は確保できたけど、なんと一番前!!「ど…どうしよう…」と思いながら、娘の相手をしていた。フレッシュジュースが完売とのことで、うっかりバニラフラペチーノを頼んでしまい、食べ慣れないものに興奮気味の娘。ふっっと顔をあげたら、ものすごいことになっていた!!!まわりにぎっしり人が入って来て床に座っている。ぎゅうぎゅうの状態で、足を動かすこともできないくらい。「どっどうしよう!?」とあせったところで演奏が始まってしまった。娘は、調律していた時は、大興奮でうっとり聴き入ってたのだけど、本番では、人の多さにはしゃいでしまって、すっかり後ろを向いて、人しか見てない。しかも、喜びすぎて２曲目で奇声をあげてしまったので、やむなく退場…。人ゴミをかき分けての退場だったので、飲み物の容器もやむなく放置のまま…である。恥ずかしい～～。チューバもコントラバスも音が低～くて２歳児にはちょっとアピール度低かったかな？人もとても多過ぎて、なんかもう…大変でした。ううううう。残念。14日の垂水での赤ちゃんOKコンサートも、子育て講座と重なってしまったので断念。10/6からの難波OCATでのランチタイムコンサート、http://www.zaq.ne.jp/v2k/asp/v2k.cgi?class=2&class_id=16317&type=10&disable_prev=1Rを連れて行けるのは、当面これくらいかなぁ。

  September 9, 2006

• 大阪クラシック!!

  『大阪クラシック ～御堂筋にあふれる音楽』2006.9.3sun-2006.9.9sat 7日間、18ヶ所、50公演http://www.osaka-phil.com/os_classic/2006/index.html…だって!! たのしみ!!心斎橋そごう、Apple store、スターバックスetc.で聴けるらしい。なんてありがたいのでしょうか!?子どもOKのクラシックコンサートはあるけど、未就学児童はたいていNG。ちいさい子ほど、生の音に触れさせたいのに。今年の夏、どこかで野外コンサートがあったら行こうと思って必死でさがしてたけど、なかった…もしくはみつけられなかった。札幌で毎年PMF音楽祭があって、野外コンサートもあるので、来年はかならずその時期に帰郷しようと思ってた。でも航空券めっちゃ高い時期なんよねぇ…。フェリーでも混み混みだし、過酷～。(T-T)９月の神戸国際芸術祭では、赤ちゃんOKコンサートがあるんだけれど、10:30に垂水ビラ…って…、朝はや～く出なきゃ…だぁ。平日だし、片道１時間以上かかるし、垂水駅からも遠いし…。うううううむ。これまた過酷…。http://www.kulturtage.jp/jp/schedule.php?show=project#age0幼児にクラシックの生音を聴かせるのは至難の業である。でもすごく喜ぶと思うんだよねぇ。生音のパワーは、それはもう…たまらん!!ちいさな子どもほど感じてくれると思うのよねぇ。毎朝のFMから流れる音楽でも、自分なりに感じたまま踊ってるくらいだから。母は踊れるような場所で聴かせてやりたいのである。『大阪クラシック』は絶好のチャンス!!この数少ないチャンスを大事にしよう!!ママチャリで御堂筋を疾走するぞぅ。

  August 25, 2006

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  『絵本作家ワンダーランド』展

  『絵本作家ワンダーランド』展へ、美術館「えき」京都に行って来た。「あ…来週で終わりだから今日行かなきゃ…」朝になってから思い立った。でも京都駅周辺は、娘が楽しめる場所もないし…、遠いとこ連れて行くのは可哀想…。「ひとりで行くからヨロシク!!」父娘はママチャリに乗って、おばあちゃんちに行くことになった。いきなりのリフレッシュ休暇になってしまった。とっとと着替えてウキウキ出かけようとしたら、「ママと行く～」。オムツ姿のままで、急いで水筒をかついで、長靴を履く娘。夫が制止してくれて、なんとか出て来たものの。可愛いおむつ＆長靴姿と、母を追う泣き声が脳裏に焼き付いて離れない…。うううう。つらい。涙がでた。それでも『魔の２歳』になって豪快なイヤイヤぶりに煮詰まりがちな母。リフレッシュは必要と自分に言い聞かせて電車に乗った。どんどん遠く離れるおうち。ううう。また泣きそうな母だった。なんとか気を取り直して会場に着く。久しぶりの京都だ。おお!! いきなり『ちいさいおうち』の原画がっ!!相当に古いものだが、まだキレイに発色している。絵本は最初から印刷を目的として描いているので、画材の耐久性に頓着しない。これも色鉛筆にグアッシュなので、いくぶん退色しているとは思うがきれいだった。『アンジュール』の原画も!! これも見たかった～。走るタッチの鉛筆画が見事だ。次は荒井良二さんの原画、これがお目当てである。いつみてもキレイ。とてもハッピーな気持ちになる。荒井さんの原画はいつもとてもパワフルでおしゃべりだ。印刷になった本もいいけど、原画はまた別の美しさがある。絵本作家の絵は、原画よりもは印刷にした後の方が絵にエネルギーがみなぎることが多い。原画を売る仕事ではないので、それがとても大事なことと思う。今回も原画の持つパワーを感じることが少なかった。が、稀に原画も本もどっちもパワフル!! という人がいる。荒井さんがそれである。出久根育さんは、去年のボローニャでも見ることができたが、今日は『ワニ』の原画を見られた。『ワニ』はスゴイね。ホントにキレイ。これで1300円は安いんじゃないの？とさえ思える本だ。娘にはまだまだ早いけど購入決定。平家物語の絵本『俊寛』と『祇王』もよかった。絵はあの『いないいないばあ』の瀬川康男さん。残念ながら、この展覧会自体はあまり魅力の多いものではなかったので、泣き叫ぶ娘をおいてきた後悔に拍車をかけてしまった。かといって、急いで帰っても、娘はもう夫の実家に行ってしまったし…。岡崎まで行って『藤田嗣治展』を見ようと思い、バス停に行ったけど、ものすごい長蛇の列で、なんだかメンドクサクなっちゃって断念…。子どもがいない頃は、もっと楽しく過ごせてた。思い立ったら財布と文庫本だけポケットに入れて、京都行きの特急にとび乗ったもんだわ。北山のアルファベットから一乗寺のアンフェールまで疎水沿いをゆっくり散歩するのが好きだった。真冬の平日、誰もいない植物園でスケッチもよくした。売店の赤いモウセンの上で甘酒を飲んだなぁ…。でもね、今の方がしあわせだな…って思う。子どもがいなくて、家族もいなくて、24時間自分の時間だったらなんでもできるし、どこでもいける、すごく自由。だけどちょっと寂しいな。チェコやリトアニアにひとり旅したーーーい!! とも思うけど、今は夫と娘と一緒に淡路島……のほうが今はうれしい。誰かのために、時間もお金も制約があるって、けっこううれしいことなんだなって思う。夫と子どもが待ってるから、早く帰らなあかんねん!!…って、ひとり鼻息荒く、ニヤニヤ帰る私である。

  June 24, 2006

• 『大絵巻展』とNHK-hi

  NHK-hiの番組で、以前とても面白いのをやっていた。その番組はDVDが出たら欲しいくらいによい番組だった。『鳥獣人物戯画』の順番が間違っているのでは？という仮説をたて、正しい順番を推理していた。そのダイナミックでスリリングな展開に、ハラハラドキドキ!! そのへんの映画より面白かった!!その番組で知ったのだが、日本のどこかの美大で『鳥獣人物戯画』をトレースする課題が必修になっているそうだ。私はnew yorkの美大だったので(中退だが)ただただ自由に描く教育を受けたのだが、そういう授業があるって素晴らしいと思った。まさに温故知新。そういう方が自分には向いていたかも？もうひとつNHK-hiの番組で『源氏物語』の絵巻を取り上げたものがあり、それも秀逸だった。国から依頼され復元をしていた日本画家が急死し、ふたりの若い女性の弟子が、後を引き継ぐ話だ。風にはかなく揺れる藤袴を描く時、原画をトレースしただけでは女性の揺れ動く心をあらわす線が描けないと苦悩した弟子が、京都におもむく。平安時代の建築洋式を残す建物に何時間も座り、風にあたってじっとしていた。その後、描いた藤袴の線は、見事にはかない心を表現していた。原画と同じくトレースしただけなのに、こうも違うのか!?あまりの素晴らしさに胸が熱くなり、涙がこぼれた。こういう仕事をしている人がいるのだ。HNK-hiは、ほんとうにいい番組を作ってくれている。うちはテレビはほとんど見ない。ニュースでさえ見る価値がないと思っているが、テレビを片付けることはしないし、テレビ番組表もチェックしている理由はここにある。こういう番組を逃したくないのだ。(ま、映画好きなんでwowowやってるせいもあるけど…)だからお願い。皆さん受信料払ってね。賛否両論あるけどね。特に関西でこれを言うと激反論が帰ってくる。あまりすばやくモノが言えない私はかなりメンドクサイことになるのである。とりあえず『おかあさんといっしょ』見せてる人は受信料払ってほしいな。(^∀^;)

  May 31, 2006

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  『大絵巻展』京都国立博物館

  土曜日は『大絵巻展』京都国立博物館へ行って来た。国宝『鳥獣人物戯画』と『源氏物語』が公開されるというので、これは何が何でも行かねばならぬ!! と心躍っていた。朝九時半の開館時間に行ったにもかかわらず、入場するのに30分待ち、『鳥獣人物戯画』までは90分待ちという長蛇の列。他の絵巻を見る列もあまり動いていないほど、大混雑していた。入場を待つのは外なので、娘も飽きずにいたが、薄暗～い館内で90分はさずがに無理…と途方にくれたが、並んでみている人の後ろからのぞくのはOK…ということだったので、そうすることに。皆さん早朝から並んでやっと自分の番が回ってきたので、ことのほかじっくり見ているので、列は全然進んでいない。並ばずに後ろからのぞく人を、不快に思ったのか、わざと見えないように、身体で隠す人もいる。まあ、しょうがないか…。(^∀^;)気持ちはわかるけど、さらに混雑をまねいている。「立ち止まらずにお進み下さい」の声に「ずっと並んでたんやし、じっくり見させてもらうわ」と開き直って居座る家族連れがいた。当然、その前はガラガラになっており、私は２列目にもかかわらず、じっくりノーマークで見ることができた。おおおおおお!! ホンモノ!!!古いものだから、原画という感覚はないだろうと思っていたのだけど、まったく間違いだった!!見事なまでに鮮やかな筆致がいきいきと迫ってくる。以前高山寺で観たレプリカとは全然違う。作者がどれだけ愉しんでこれを描いたか、どんなに踊るような気持ちだったか、千年の時を超えて、今まさにそこにいるような感覚だった。いいいいいもの見たーーーー!!! (T_T)ほんとうは、他の絵巻もじっくり見たかった。『源氏物語』も今度はいつ見れるのかわからないし。けれど、縁があればいつか見れる。子育て中はピンポイントで見る方法で構わない。10半頃、ガラガラに空いた売店で図録を買った。『鳥獣人物戯画』のクリアファイルも購入。外に出て噴水の周りで少し遊んだ。おおきな鯉が泳いでいて娘は大興奮!!近くの保育園の子らが遊びに来ていて『考える人』像にむかって「変なおじさん!!」とはしゃいでいた。帰るにはあまりにも早いので、向かいの三十三間堂で千一体の千手観音を拝み、抹茶とわらび餅をいただいた。大阪に帰ったらまだ１時だった。今度は高山寺に行ってレプリカをみたい。あそこの緑の素晴らしさは筆舌にしがたい。娘もきっといい時を過ごせると思う。　　　

  May 30, 2006

• イシハラリリックアンサンブル演奏会

  娘が水疱瘡だというのに、黄砂が吹き荒れているというのに、マスクして自転車こいで行って来た!!娘もとても元気な様子だし、これからずっと引きこもるのだからちょっとはお楽しみもないとね…と夫にまかせて行って来た!!イシハラリリックアンサンブルは肥後橋のイシハラホールのレジデントでN響のコンマス堀さんや、主席チェリストの藤森さんなど関西出身の16人の弦で構成されている。演目は『アイネクライネナハトムジーク』と『ディヴェルティメント』ニ長調、ヘ長調、17番の四曲。実は、いかにもモーツアルト!! なこの曲が大嫌いだった。脳天気で「天才なオレを見てみて!!」的な匂いがプンプンするのだ。でもそれはあまりにも食わず嫌いなもったいない話。生で聴いたら好きになるかも？と思って行ってみた。やっぱり予想通り、10小節くらいでもう感動していた。感涙～……。疲れていたので、聴きながら心地よく寝かしてもらおうと思っていたのだが、ギラギラと前のめりでみてしまった。四楽章とも誰もが知っているメロディというこの名曲。あまりにも有名すぎてBGMにしか聞こえなかったのかも？このていねいな演奏に、どれだけ表情豊かで、繊細な曲だったか、揺り動かされるように教えられた。弦の表現力の無限さも再認識させられた。二年前、川端成道さんの中央公会堂のリサイタルでハンガリー舞曲を聴いて、バイオリンの素晴らしさに目覚めたのだが「やはり!!」しばらくは弦に夢中である。夫や娘にも聴かせてやりたいなぁ。家族で行ける日はいつからかしら～。イシハラホールに行ったのは初めてだったのだが、とても素敵なホールだった。小さいのだが、イスがフカフカで座席間も広い。演奏者のイスも木製で素敵だった。いつもスチールのイスってなんかヘン…と思っていたのでうれしかった。でも、美術館に来る年輩の女性はおしゃれだけど、クラシックコンサートに来る女性はあまりおしゃれじゃないな…って思う。演奏者のドレスも？？？なレースがごってりついてたりして歯がゆい。黒のドレスってだけで誰もが美しくノーブルな雰囲気が出せるのにね。惜しいなぁ。

  April 8, 2006

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  『プーシキン美術館展』国立国際美術館

  今日は母の休暇day。娘を夫に託して姉とでかけた。『プーシキン美術館展』国立国際美術館。http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html#久しぶりの美術館だ。ものすごい混雑で、入場規制があった。空いている平日に子連れで来るべきか？混雑してても一人で来るべきか？……悩む～。印象派の作品が多い時は、ほんとうに混雑する。ヒロ杉山さんが言っていた。大衆をひきつけるのに、絶対に不可欠なもの。それは『ハッピー&リアリティ』なんだと。印象派はまんまそれだもの。百年たってもなお鮮やかに人の心をひきつける。混雑してるとおしゃべりしながら見る人も多い。基本的にはおしゃべりは厳禁と思うので自分はしないけど、混雑している時に限っては、大声でなければいいように思う。そばにいたOLさん風の女性の会話が可愛かった。「先輩、この絵って失敗してますやん？途中なん違いますの？」「ああ、印象派はな、こうゆうのが多いねん。遠くで見たらキレイやけど、近くで見ると雑やねん」「へええ。それが印象派なんですね～」……とっても微笑ましく聞いてしまった。こういう人がいっぱい増えてくれたら、大阪市立美術館の計画もうまく行くのになぁ…。お目当てのマティスの金魚を堪能する。やっぱりいい!! 『惹かれる』…というのは、こういう感覚をいうのだと思う。お家にあったら毎日たのしいな…って思う。すぐ後ろにいた、老夫婦の会話。「お父さん、ニースにな。マティスの絵ばっかりの教会があんねんて」「へえ～。そらキレイやろうなぁ」「行かへん？」「えええっ!?」なんか楽しいなぁ。美術館に来ている人の服装を見るのも好き。特に年配の女性が素敵だ。キリン柄のジャケットをシックに着こなすタダ者ではない上品なご婦人がいた。混んでる日も楽しいかも。マティスの金魚プーシキン美術館DVD BOX

  March 25, 2006

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  『21世紀の新世界』金聖響／大阪センチュリー交響楽団

  半年ぶりのクラシックコンサート!!娘との毎日はとても楽しく、これ以上の幸せはないけれど、できれば…でいいいし、ごくたまに…でいいから、したいなああああ…と思うことがいくつかある。映画館で映画観たい。遠くの美術館に行きたい。姉や友達と気が済むまでおしゃべりしたい。ビリヤードか麻雀がしたい。落ち着いたレストランで時間をかけて食べたい。クラシックコンサートに行きたいっ。年末がんばったご褒美に、夫が下から二つをかなえてくれた。夫と義母に娘を託して、姉とコンサートにでかけた。『21世紀の新世界』金聖響指揮／大阪センチュリー交響楽団ブラームスのハンガリー舞曲とドヴォルザークのチェロ協奏曲と交響曲第９番『新世界より』やっぱりいい!!!! 生きた音の魂の慈愛が身体中にしみわたる!!!シュタイナーはCDの音を死んだ音という。「それは言い過ぎなんじゃないの？」と思っていたが、「ぜんぜん言い過ぎじゃないな」…と思った。この音に比べたら、CDなどドライフラワーでしかない。たとえ雑草だったとしても、いのちあるものが尊く美しい。音楽好きな私たち夫婦はCDを千枚以上所有しており、収納できる家具を大枚はたいて特注したほどだ。が、妊娠を機に好きな音楽も静かなクラシックでさえもうるさい…と感じるようになった。赤ちゃんならなおさらだろうと、無音の状態にした。あとでシュタイナー本で読んで「だよね」と思った。かと言ってもしょっちゅうコンサートに行ける状況ではないので音楽が聴きたい時はきちんと聴く態勢で聴くことにした。けっしてながら聴きはしない。BS-hiなどでコンサート中継を観る時もきちんと座って観る。ドライフラワーにも敬意を表せば堪能させてもらうことができる。年末年始はテレビで、恒例のN響の第九とウイーンフィルのニューイヤーコンサートを娘と共に楽しんだ。普段テレビは見せないけれど、これだけは家族で楽しみたかった。娘は指揮者のマネしてずっと腕をふり続けたり、曲のイメージに合わせて自由に身体をゆすり踊り続けた。合唱者のマネして口を大きく開けては母に見せ、自分で大笑い。クライマックスではクルクル回って激しく踊り、終わった後、大きく拍手、義母と何度も握手、何度もおじぎ…と完璧にコピーしてくれた。義母と父母は腹をよじり、涙を流して大笑いした。「未来の西村智実かしら!?」と婆＆親バカなことを言ってたが、これがお笑い番組でも同じようにマネしたと思われ…。(^∀^;)ちょっと話がそれちゃったけど……。金聖響さんはとってもカッコ良かった。細身の長身からくり出すなめらかな動きの美しい指揮。アイドル的に人気があるのもわかる気がする。聖響って本名なの？すごい名前だ…。ブラームスやドヴォルザークの劇的にメロディアスな音も若くしなやかな彼にとても似合っていた。しかし、ブラームスもドヴォルザークもなんでこんなにドラマチックなメロディになるんだろう？ボヘミア人てどんな気質なんだろうか？どんな風土なんだろうか？行ってみたい…。プラハはヨーロッパで一番美しい都市だと聞いた。リネンとか刺繍とか買いものしたい…。(余談だ…)新世界は奇妙な曲だ。アメリカ初の交響曲なのだそうで、実にアメリカ的な印象で代表的なメロディはアメリカの大地を彷佛とさせる…と思っていたが、全体をじっくり聞くととてもボヘミア的でもある。奇妙に混ざりあってる印象がある。けしてとけあわずに。ドヴォルザークはあくまでも「ボヘミア人が見たアメリカ」を描きたかったそうだ。『異文化へのまなざし』の曲だったのだ。しらなかった。小澤征爾で新世界。金聖響さん、ベートーベンでもしなやかなのか？観たい!!大阪音大の輝く星ね。

  January 8, 2006

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  『マリア・テレジアとマリー・アントワネット展』

  『マリア・テレジアとマリー・アントワネット展』心斎橋そごうギャラリーに行って来た。小学生の頃、空前のベルばらブームで、漫画はもちろんのこと、宝塚歌劇の地方公演にも３人姉妹で出かけた。冬休み、夏休みの自由研究もフランス革命だった。以来、今でもコレ関連の名前を聞くとムムッと耳が動く。大人になっても、クリムトやフロイトやジョン・アーヴィングの小説なんかでウイーンにも興味を持ち、『パプスブルグ家』と聞いても、ムムッと耳を傾けてしまう。池田理代子さんや、タカラヅカのイメージの華麗できらびやかな世界にはあまり興味はなく、人間模様ドラマちっくなことに惹かれる。クロワッサンは、実はオーストリアの食べ物で、アントワネットがフランスに持ち込んだ…とか、ハンカチの寸法を法律で決めた…とか、一見どーでもいい豆知識もかなり好き。そんなことにも、16歳で嫁に来た彼女のホームシックやら、プレッシャーやら感じたりもする。展覧会はとても小規模だった。パプスブルグ家の宝として古伊万里があったのがうれしかった。とても高価で貴重だったため、割れたものを修繕していたり、銀で縁取っていたりした。アントワネットの婚礼衣装の実物があった。思ったより地味だった。髪を帆船の形に結い上げたアントワネットが、母から「みっともないからおやめなさい」的な手紙をもらって叱られているのが笑えた。（笑い事じゃなかったろうけど…）アントワネットが最後に書いた義妹への手紙。いさぎよく死の覚悟はできているが、残される子供のことを心配している。フイに泣けてしまって困った…。子育てを終えたら、いつか必ず行こうと思うウイーンとパリ。各々にじっくり見たいので別々に行く。誰と行くのだろうか？夫と行くのかしら？娘と行くのかしら？一緒にベルばらを楽しんだお姉ちゃんと行きたいな。アントワネットの生き残った娘と、行方不明の息子。考えるだけで泣けてくる。↓首飾り事件を映画にしたヤツ。ヒラリー・スワンク主演。この事件ってホントにいったい……ナンナンダ。

  October 15, 2005

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  『ボローニャ国際絵本原画展』

  今日は仲秋の名月。まんまるのお月様がまぶしい～。サンマも梨もうまいし、もう秋だねぇ…。蚊取り線香と蚊遣りを片付けてたら、毛玉とり器が発掘された。風流～。なのに今日はあっっっついなぁ。夜中なのに蒸し暑い～。あまりの暑さに夫はベランダで靴磨きしてる。お？ スエードのサイドゴアブーツだ。まさか…明日履くのか？…見てる方が暑い。今日は西宮の大谷記念美術館に行って来た。毎年行っている『ボローニャ国際絵本原画展』だ。http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/たくさんの家族連れでにぎわっていて、「これが好き」とか言い合ってるのが微笑ましい。残念ながら今年は特に気に入ったものはなかったので、ショップで額だけ買って帰って来た。帰宅後、荒井良二さんの個展のハガキを入れた。緑の中にちいさい家だけ描いてあるヤツ。カワイイ。今年もたくさんの日本人が入選してたなぁ。作者の写真が展示されているのだけど、みんないい顔をしているなぁといつも思う。去年は３ヶ月の娘と行ったなぁ。ベビービヨルンにすっぽり入ってたっけ。庭にある女の子の彫刻と写真を撮った。女の子は微笑んで赤ちゃんをのぞきこんでるみたいに写ってた。今年は一歳３ヶ月の娘と行った。女の子の彫刻の頭をペチペチ叩いてた。キャーキャー笑いながら……。女の子はムッとしてるみたいに見えた。↓これこれ。ちいさい家だけの絵。娘は↓これが大好き。毎日読まされている。ちいさいので携帯にも便利。私は↓これが大好き。

  September 18, 2005

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  ターシャ・テューダーの世界

  これはターシャ・テューダーさんの『ひつじのリンジー』もう倒れそうに可愛い。洋書だともっと可愛くクラシックな装丁になる。今日NHKハイビジョンでターシャさんの特集をやっていた。これだからNHKは好き。こういう番組をいっぱい作って欲しいから、受信料はちゃんと払っている。「みんなも払えよっ」って思うけど、この前、友達に「勝手に電波飛ばしといて、金払えっておかしい」と言われて、あっさりと「それもそうだな」と思ってしまった。……ま、私は払うけど。娘はまだ起きていたのだけど、録画しちゃうと、せっかくのハイビジョンが、普通の画像になっちゃうので一緒に観ちゃった。最後のほうはお腹の上で眠ってた。赤ちゃんの時みたいで、母はウレシイ。あ……話しがそれるそれる。ターシャさんは90歳の現役絵本作家でガーデニングやスローライフの方でも人気がある。春に行った「グランマモーゼス展」でもこの前行った『絵本ファンタジア』でも著作の本がズラリと並んでいた。番組でも四季を通じてのガーデニングが中心だった。それにしてもお年寄りの動きにはムダが無い。ゆっくりとスイカズラの枝をひき、鋏をいれ、水を汲んで、枝を折り、花をいける。こういう動きを人はたくさん見るべきだと思った。長年の暮らしの積み重ねが生み出す芸術みたいだ。そういえば、80歳間近の義母の食事のしたくも似たような動きをする。これもNHKで、栗原はるみさんのお母さんが朝ご飯をつくるところを観たことがあるが、米の研ぎ方なんかホントに人間国宝にしたい感じだった。ターシャさんは生活そのものにウソのない人だと思う。そういう人が描くものを私は信じる。

  August 31, 2005

• ミヒャエル・ゾーヴァ展

  美術館「えき」京都に『ミヒャエル・ゾーヴァ展』を観に行った。http://www.hyakuchomori.co.jp/news/pages/sowa_kyoto_2005.html明日で終了という時なので、混雑は目に見えている。ひとりで行こうかと思ったけど、迷った末に結局親子３人で行った。ベビーカーは入場不可なので、パパの抱っこで入ったが、絵に触りたがって、大変だった。騒ぎはしなかったからよかったけど。どこかで遊ばせて待っててもらえばよかった。かわいそうなことをした。それでも「ほら豚さん飛んでるね。次はペンギンさん？」というとケラケラわらって喜んでいる。もう少しわかるようになったら、絵本も買ってやろう。挿絵の仕事より、やはり作品の方がぐっとイキイキしていた。特に「魔笛」の挿絵は、あまりいいとは思わなかった。でも、作品と仕事があまりかけ離れていない、幸福な作家だと思った。それでもいろいろジレンマはあるんだろうなぁ。あまりの混雑に、ショップでテンションがあがってしまいあれこれと、必要以上に買ってしまった。ここでも買えるのに!! あああ失敗。http://www.hyakuchomori.co.jp/life/card/michael_sowa/sowa_top.html

  July 2, 2005

• 「ベートーヴェンオーケストラ・ボン」の赤ちゃんOKコンサート

  『子どもと楽しむクラシックコンサート』に行って来た。http://music.30ans.com/index.html子どもOKはあっても、赤ちゃんOKはなかなかないので、この時を待っていた!!!…のである。出産してから初めてのコンサートで、うれしくて朝からわくわく♪それが悪かったのか、娘は昼寝もせずに超ハイテンションで開演をむかえてしまった。眠る前にかならず雄叫びをあげる彼女だから、もう一部のピアノ三重奏はあきらめて、ロビーへ退散か…？と思ったら、聞けば、最後列に『立って抱っこ揺らし席』があり誰でも自由に使えると言う。泣いたらいつでも退場できて、入場も楽章間のみ可能…という至れり尽くせりぶりだ。感涙…(T_T)ありがとう。しょっぱなから『立って抱っこ揺らし席』に一番乗り。素晴らしい音楽にあわせて踊り揺らしてやると、大喜びで彼女もスウイング、手拍子。最後列で人知れず、まるで「うちだけアンドレ・リュウ？」のノリだった。久しぶりの生の音色はやはり心が洗われ、滋味豊富な食べ物のように身体の内部にしみわたる。やがて彼女は眠さに負けてぐずり始めた。急いで退出しようとドアを開けてもらったところで、ことんと眠ってしまった…。二部の「田園」の途中まで眠り、音量が最大になったところで起きて「うるさい…」という表情。(^_^;)それからまた「ひとりアンドレ・リュウ」になり、なんとか終演をむかえた。…ふう～。で、「赤ちゃん向けコンサート大成功!!」というハッピーエンドかと言ったら…、実は…はなはだ疑問？？？？なのだ。会場が暗くなったとたん、泣き叫ぶ子、奇声をあげる子、むずがって暴れる子…、それはもう大騒ぎだった。音楽が鳴りだすと、そこはやはり音楽の力は素晴らしく、いっせいにシーンとなって聴きいっている。しかし、それもせいぜい5分程度。あとはぐずりだす子の人数が少しづつ増えて行くだけだ。赤ちゃんに良い音楽は必要だし、赤ちゃんでも大人以上に楽しめると思う。しかしコンサートホールの環境やマナーは、赤ちゃんにとって苦痛でしかない。それでも、主催者はできるかぎりの対策をこうじてくれたので、それを利用すれば、なんとか楽しめるとは思うが…。「騒いでもいいコンサートではなく、騒いだらいつでも自由に退席できるコンサート」だったのだが、退席する人はとても少なかった。むしろ最後列に来る人ほど、ほんの少ししかぐずってない子、これからぐずりそうな子だった。泣き叫んでいても、超音波で奇声をあげてても、着席してる人が多く驚いた。なかには、メールしてるお母さんがいて、目を覆う有り様だった。この大騒ぎの中で演奏する気分はどんなだろう…と同情するし、心底ありがたいし、申し訳ない。案の定「田園」の２楽章にはいる時、指揮者のコフマンさんは会場をにらんでなかなか演奏をはじめなかった。赤ちゃんOKということで覚悟はしてきたろうが、まさかここまで騒々しいとは思わなかったのだろう。「泣いたら退出、なんじゃないのか!？」と約束違反に思っただろう。アンコールもなく、尻切れとんぼに終演した。私はまだ最後の5楽章が終わってないと思ってたのだが、みんなが拍手をして、オーケストラが立ち上がり挨拶をして終演になった。姉も「まだ終わってないんじゃない？」と言い、首をかしげてる人もちらほらいた。楽章間に拍手をしたので、怒って帰ったのか？と思い、係の人にたずねると「ちゃんと第五楽章まで演奏しましたよ」とのこと。私は『田園』のエンディングを記憶してなかったので、そういうのだから間違いないだろうと思うが、それにしても……怒ってたよね？コフマンさん。一回しか出てこなかったし。怒りの原因は赤ちゃんじゃないよ。お母さんのマナーの悪さだよ。主催者も悪くないよ。でも、あれだけ泣き叫ぶってことは…、赤ちゃんにもうれしいことじゃないんだね。野外でやるとか、もっと少人数で弦楽四重奏くらいにするとか…がいいのかもしれない。でも私はやっぱり、久しぶりにオーケストラが聴けてうれしかったし。うちの子も少しは楽しんだと思うし。ありがとう、主催者のトランタン大学。ありがとう、ベートーヴェンオーケストラ・ボン。そしてごめんね。

  July 1, 2005

• 赤ちゃんOKのクラシックコンサート!!

  赤ちゃんOKのクラシックコンサートが開催される!! しかも演奏は『ベートーベンオーケストラ・ボン』と超一流だ。http://music.30ans.com/index.html子ども連れOKはあっても、赤ちゃん連れOKはなかなかない。まだ真っ白に純粋な赤ちゃんにこそ、生の良い音を聞かせたいのに。これはおひざに抱っこで聴くことができるので、まさに求めていたものだ。パンフレットに子どもの写真と名前を入れてくれる無料サービスもある。姉と離れた席のチケットを注文したところ、「それでよろしいのでしょうか？」という丁寧な確認メールを頂いた。ひとりひとりに対応しているのかと、驚き感動した。主催者の思いが伝わり、とてもここちいい気分になった。

  June 10, 2005

• ゴッホ展を子連れで楽しむ.

  『ゴッホ展』を観るため国立国際美術館に行った。平日でもすごい行列が予測されるので、開館時間の10時前に着くように、必死でママチャリこぎまくった。やはり長蛇の列。甘かった…。混雑時はベビーカーの貸し出しもしていない。持ち込みも禁止だ。抱っこでじっくり観るのもしんどいし、我が子は人混みにコーフンして騒ぎだしてきた。彼女にとっても長居したい場所ではないので、ここはスッキリと他の絵はあきらめて、お目当ての『夜のカフェ』さえ観られればいい……と、どんどん先へ進んだ。するとメインであるその一角は、まだガラガラ…。かぶりつきでゆっくりと気が済むまで観ることができた。う～ん、満足…。ここは授乳室やキッズルームがあり、おもちゃはないが、広い部屋にカワイイ絵本がたくさんある。そのチョイスはさすが美術館だけあって、なかなかうならせるセンスのよさだ。レストランに子供用の椅子はない…とのことで、近所の『ビクトリー』でサンドイッチをテイクアウト。ここのサンドイッチは絶品。店はせまく、ランチの時は混み合うので、子連れはテイクアウトがいい。待っている間に美味しいコーヒーを飲ませてくれる。

  June 9, 2005

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